2023年10月〜12月に放送されたTVアニメ『ひきこまり吸血姫の悶々』。本作のスペシャルイベント「コマリン親衛隊総会」が、2024年4月7日(日)に有楽町朝日ホールで開催された。出演は楠木ともりさん(テラコマリ・ガンデスブラッド役)、鈴代紗弓さん(ヴィルヘイズ役)、石見舞菜香さん(サクナ・メモワール役)、ファイルーズあいさん(ネリア・カニンガム役)、島袋美由利さん(アマツ・カルラ役)、日笠陽子さん(カレン・エルヴェシアス役)ら6名。
原作・小林湖底氏書き下ろしによる影ナレで公演はスタート。最後はヴィルヘイズが「コマリンコール」の音頭を取り、会場全体で大合唱が起こったとことでキャスト陣が登壇した。最初のコーナーは作品を振り返る「親衛隊総会2023年度総括〜コマリン閣下の歩み〜」。第1話〜第4話「烈核解放編」、第5話〜第8話「七紅天闘争編」、第9話〜第12話「六国大戦編」のダイジェスト映像とともに、物語やキャラクターへの思いが語られた。楠木さんは「(第2話の)ラップシーンは何度かリテイクがあり、畠中(祐/メラコンシー役)さんや小林(裕介/ヨハン・ヘルダース役)さんにアドバイスをいただいたりしました」とのことで、鈴代さんは「淡々としつつも立てる言葉は立てたほうがいいというディレクションをいただいた」とコメント。夜の部では日笠さんが「コマリの顔をアップで描くときの力の入り具合に、スタッフさんの愛を感じる」と語り、石見さんは「涙目になるコマリのシーンが好き」と話し、共感を呼んでいた。
キャストにまつわるクイズも出題。昼の部では「GA FES 2023の『ひきこまり吸血姫のキュンキュングランプリ』で日笠陽子が実践した、思わずキュンとなる女の子の仕草は何?」(正解は「リップクリームを小指で塗る仕草」)、夜の部では「AnimeJapan 2023の『悶々?キュンキュン?告白対決』でファイルーズあいに告白をした島袋美由利は最後どうなった?」(正解は「休憩に連れて行かれそうになった」)といった問題が出され、恥ずかしい思い出や懐かしい思い出の話について花を咲かせた。
続いてはバラエティコーナー。昼の部は「運命の言葉でコマリンを口・説・い・て♪」として、各キャストが「運命のワード」を選び、それに沿ったアドリブで楠木さんを口説いていく。一番手の島袋さん「セレブ」をテーマにお芝居をし、また石見さんと日笠さん、ファイルーズさんと鈴代さんは、2人で楠木さんを奪い合う形に。楠木さんのハートを射止めたのはファイルーズさん。ムードづくりが素晴らしく、楠木さんは「女の子の顔になっていた」とツッコミを入れられるほど悶絶。
夜の部は「ペア協力ジェスチャーゲーム♡〜2人はどんな関係?〜」。2人組になりジェスチャーで関係性を表現するという企画で、楠木さん&鈴代さんチームは「まだ付き合っていない2人」、ファイルーズさん&石見さんは「メイドの先輩と後輩」、島袋さんと日笠さんは「姉妹」というお題に。唯一、正しい関係性を伝えられたファイルーズさんと石見さんのペアが見事優勝した。
ここからはお待ちかねの朗読劇。原作・小林湖底氏書き下ろしの脚本で、昼の部はキャラクター原案・りいちゅ氏描き下ろしイベントビジュアルと連動した物語が展開された。夜の部はコマリン親衛隊総会を舞台にしたストーリー。それぞれの個性が爆発したテンションの高い掛け合いに、客席からは大きな笑い声が起こっていた。
ライブコーナーでは楠木さんがエンディングテーマ「眠れない feat.楠木ともり」を披露し、最後は再び会場全体で「コマリンコール」を轟かせ、イベントは幕を下ろした。
©小林湖底・SBクリエイティブ/ひきこまり製作委員会