2024年10月4日(金)よりMBS/TBS/BS-TBS
“アニメイズム
”枠にて放送開始となるオリジナルTVアニメ『魔法使いになれなかった女の子の話』。本作第1話の先行上映会イベントが文化放送 メディアプラスホールで開催され、菱川花菜さん(クルミ=ミライ役)・山田美鈴さん(ユズ=エーデル役)・林幸矢さん(アスカ=クルマル役)・松根マサト監督が登壇した。
菱川さんが客席に「(本編は)いいかがでしたか?」と問いかると大きな拍手が。松根監督は「人生で緊張する場面っていっぱいあるじゃないですか?それこそ受験とかいろいろあると思うんですが、上映中のお客さまを目の当たりにするのってものすごくプレッシャーで、帰りたくなるくらいどきどきするんですけど、見ていただけるのがまず嬉しいです」と喜びを滲ませた。
映像の美しさに話題が及ぶと、菱川さんに「背景の美術とか水彩っぽい色使いがすごく素敵で。絶対美鈴ちゃん好きだろうなって場面もあって!」と振られた山田さんは、「ペンがステッキになるところですよね。女児向けアニメ大好きなことを花菜ちゃんには把握されているので(笑)」とはじめて完成版をみた感想を語り、観客は大きく頷き返した。
演じるキャラクター・クルミ=ミライについて聞かれた菱川さんは、「天真爛漫で、自分のやりたいことに精一杯努力ができる子。すごく喜んだあとに『ダメだ…』てなって、そこからまたすぐ『今日のご飯どうしようか!?』となるみたいな(笑)移り変わりの激しさが主人公ぽい子です」と印象を述べつつ、「これからどんどんクルミちゃんのいろんな部分も見れると思うので、楽しみにしていただけたら」と訴えた。
クールな令嬢ユズ=エーデルを演じた山田さんは、「見ての通り高貴な女の子。1話だと冷たさが印象に残るんですけど、3話くらいから……デレが出ます!」と明かす。「自他ともに対して厳しいからこそツンツンしてる子で。オリジナルアニメなので、ユズが本当に魔法使いになれるのかどうかにもどきどきしながら、自分なりのユズを探していきました。温かい目で見て、愛してもらえたら」と思いを語った。
キョウ=クルマル(CV.小林千晃)と双子の弟役アスカを演じた林さんは「1話ではファッショニスタであることしかわからないんですけど、全体を通して一番印象が変わるのはアスカだと思います。僕の中の一番狂気的な部分を最大限に増幅させて演じました」と明かし、「これでやっと、(アフレコ現場でも盛り上がった)双子ではアスカくん派かキョウくん派か論争ができます(笑)」と菱川さん。
続いて魔法学園の登場キャラクターが多い本作にちなみ、推しキャラクターについての話題に。山田さんが「ユズちゃんとして、レモーネちゃんとミカーナちゃんが愛しくて。レモーネ役の後藤沙緒里ちゃんからは、明日イベントだよね、というLINEもきました」と続けると、「後藤さーん!見てるー!?」と菱川さんとともに元気にカメラに向かって呼びかける。菱川さんと松根監督の共通の推しは、第3話から本格的に登場するマジ研の部長(CV.杜野まこ)・副部長(CV.橘龍丸)。菱川さんは「変なキャラなんですよ!いつもコンビでいるんですけど、会話がかみ合ってなくて。あの雰囲気は口では説明できないので、早く見ていただきたいです」、松根監督は「2人とも収録のときには、自由に演じたあとで『……あってるのかな?』とチラッとこっちを見て(笑)。息ぴったりで、たのしいお芝居をしてくださいました」。林さんは「演じてらっしゃる土岐(隼一)さん含め、ドク・パパロッティが推しです。一緒に収録に入ったときは、後ろで笑いを堪えるのに必死でした」と、アフレコ時のエピソードも飛び出した。
アスカを演じた苦労について問われると、林さんは「自分と違いすぎるキャラクターなので、自分の中のアスカの造形をしっかり作った上で『アスカだったらこのくらい楽しんでるよな』っ考えながら演じました。共通点がないぶん、考えるのがすごく楽しかったです」。山田さんは「ユズは基盤はクールなところがありつつ、仲良くなった時にどこまで素を出せるんだろう?という塩梅が難しかった」、菱川さんは「クルミってほんとにいろんな面を見せてくれるので、音響監督の岩浪(美和)さんにはは『もっとおじさんぽく』とか『濁点をつけてください』というディレクションがあって……(笑)。1話の号泣するシーンも、『もっと汚く』と言われました。主人公だからかわいいんだけど、それに引っ張られないようにしないといけないのが難しかったですね。この先ももっと『ヴヴェッ』という音も出てくるので、音量を最大にして見てください」と、それぞれの役作りが語られた。
声優養成所の同期でもある菱川さんと山田さん。「最初はそれを知っていてキャスティングいただいたのかな?と思ったのですが……」と山田さんに問われ、「まったく知りませんでした。本当に偶然です」と松根監督。菱川さんも「運命ってあるんだね!」と喜んだ。
最後に観客に向けて、松根監督が「あっという間のひとときでした。今後ともまほなれ、ぜひ放送を楽しみに
お待ちいただければと思います」、林さんが「まほなれのコメディなシーンがすごく好きで。台本をもらうたびに、文字だけでも笑っちゃうくらいおもしろいんです。それをさらに現場で役者さんたちがどれだけおもしろくしてくれるんだろう!?と、自分も楽しみながら演じました。アスカも第1話ではわからないですが、おもしろいキャラクターになっていますのでぜひご期待ください」、山田さんが「途中段階のものは見てたんですけど、今日皆さんと同時に見たことで一緒にたのしむことができました。これからお話が進んでいくと、クルミとユズのいろいろな苦悩も出てくるのですが、『まほなれラジオ』もありますし、一緒に学校生活を楽しんでいただきたいです」、菱川さんが「本日は雨日和でしたが、ありがとうございました。1話最高でしたよね!個人的なことなのですが、わたしはコロナ禍で学校生活をあまり楽しめなかった世代なので、『まほなれ』のアフレコ現場がわたしの青春でした。どんどん盛り上がっていく『まほなれ』を楽しんでいただけたら嬉しいです。皆さん本日は本当にありがとうございました!」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
📺 作品情報
🔘『魔法使いになれなかった女の子の話』
🔶放送情報
2024年10月4日(金)よりMBS/TBS/BS-TBS
“アニメイズム
”枠にて毎週金曜25:53〜
🔶イントロダクション
原案公募企画「Project ANIMA」から生まれたオリジナルTVアニメーション「魔法使いさん、わたし、約束守れませんでした……」魔法使いに憧れる天然少女クルミ=ミライと、代々魔法使いを輩出する名家の令嬢ユズ=エーデル。レットラン魔法学校<国家魔法師養成専門学科(通称・マ組)>への進学は魔法使いになるための必須条件。なのに、まさかの受験失敗………と思っていたら?一見、子どものような国家魔法師ミナミ=スズキが担任として現れ、学園生活は急転!訳ありげなクラスメイトに、怪しそうな同好会……この学校に隠された秘密って何?魔法使いさん、わたし<普通科一組>で、魔法使いになれる、の、カナ……?夢に破れた正反対なふたりの少女の青春*魔法学園ファンタジー!
🔶スタッフ
原案:赤坂優月「魔法使いになれなかった女の子の話。」
総監督:渡部高志
監督:松根マサト
シリーズ構成・脚本:金杉弘子
キャラクター原案:星野リリィ
キャラクターデザイン:松浦麻衣
音楽:下村陽子
編曲:松尾早人、原口大、𠮷川美矩
オープニングテーマ:PUFFY とついでに TOOBOE「コラージュ」(Sony Music Labels)
エンディングテーマ:halca「瞬間最大風速」(SACRA MUSIC)
音響監督:岩浪美和
美術監督:泉健太郎
色彩設計:舩橋美香
撮影監督:八木祐理奈
編集:須藤瞳
アニメーション制作:J.C.STAFF
🔶キャスト
クルミ=ミライ:菱川花菜
ユズ=エーデル:山田美鈴
ミナミ=スズキ:堀江由衣
マキ=クミール:真野あゆみ
アスカ=クルマル:林幸矢
レモーネ=ジューシー:後藤沙緒里
ミカーナ=フルーティー:貫井柚佳
サリィ=アンドル:鈴代紗弓
ドク=パパロッティ:土岐隼一
テツ=レイルウェイ:戸谷菊之介
マイク=ショウ:坂田将吾
キョウ=クルマル:小林千晃
ノーザン・ハリス:緑川光
マジ研部長:杜野まこ
マジ研副部長:橘龍丸
カイ=ミライ:小松未可子
©「まほなれ」製作委員会