「劇場版『進撃の巨人』完結編THE LAST ATTACK」が2024年11月8日(金)にロードショーを迎え、本日2024年11月9日(土)には新宿バルト9にて梶裕貴さん(エレン・イェーガー役)、石川由依さん(ミカサ・アッカーマン役)、林祐一郎監督登壇の記念舞台挨拶が行われた。
現在の心境を聞かれた梶さんは開口一番「うらやましいです!」とコメント。梶さんはまだスクリーンで完成作品を観ることができていないそうで、同作の映像を浴びたばかりの来場者に対して羨望をにじませる。対して、石川さんは舞台挨拶の前日にバルト9で映像を観ることができたそう。満足感からか言葉の端々に興奮が溢れ出す。
梶さんと同じくまだスクリーンで観ることができていないと明かしたのが林監督。制作時に劇場に匹敵するような環境で映像のチェックはできているものの、お客さんの反応を見ることができていないため劇場に近いうちに足を運びたいと語っていた。
後編収録の日は梶さんのお子さんが風邪を引いていたそうで心身ともに大変だったと明かす。ただ、それが満身創痍のエレンとリンクして収録にも好影響が。石川さんはアルミン役・井上麻里奈さんと梶さんと3人で収録できたことへの嬉しさ露わにしつつ、ミカサの行ないで(物語が)終わってしまうということでアフレコ中に涙が止まらなくなったと、感慨深げに振り返っていた。
本作の見どころのひとつは初映像化となるコミック巻末の嘘予告『進撃のスクールカースト』パート。梶さんはこの新規映像によって作品が完成したという感覚を抱いたそうで、林監督のこだわりが詰まった兵長(リヴァイ)のアクションのすごさを指摘。林監督自身も「レイアウトを見たら動かさないと思って」と感じたとのこと。なお、『進撃のスクールカースト』は細やかな背景などにもさまざまなネタがちりばめられているということで、最低10回は観てほしいと梶さんは来場者に向けてアピールしていた。
本日は林監督の誕生日ということで、ここで劇場版のビジュアルが印刷されたバースデーケーキが登場。「念願叶ったその日が誕生日というのは運命を感じる」と感慨深く語る林監督の姿が印象的。
エンディングでは石川さんは昨日バルト9で映像を観たときのことに触れつつ、「みんな(お客さん)が大好きで集まっている感覚が貴重で、それだけでも胸が熱くなった」と吐露。この日の来場者に向けても「10年以上引きずってください!」と語りかける。梶さんもエレンというキャラクターに関われたことへの幸福感を改めて言葉にし、「10年以上と言わずに死ぬまで、いや死んでも引きずってほしい」と作品が末永く語り継がれてほしいと願っていた。最後は心臓をささげるポーズを決め、舞台挨拶は終了となった。
🎦 作品情報
🔘 劇場版「進撃の巨人」完結編THE LAST ATTACK
🔶劇場公開
2024年11月8日(金)全国ロードショー
🔶スタッフ
原作:諫山創(別冊少年マガジン/講談社)
監督:林祐一郎
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:岸友洋
総作画監督:新沼大祐、秋田学
演出チーフ:宍戸淳
エフェクト作画監督:酒井智史、古俣太一
色彩設計:大西慈
美術監督:根本邦明
画面設計:淡輪雄介
3DCG監督:奥納基、池田昴
撮影監督:浅川茂輝
編集:吉武将人
音響監督:三間雅文
音楽:KOHTA YAMAMOTO/澤野弘之
主題歌:Linked Horizon「二千年...若しくは...二万年後の君へ…」
音響効果:山谷尚人(サウンドボックス)
音響制作:テクノサウンド
アニメーションプロデューサー:川越恒
制作:MAPPA
配給:ポニーキャニオン
🔶キャスト
エレン・イェーガー:梶裕貴
ミカサ・アッカーマン:石川由依
アルミン・アルレルト:井上麻里奈
コニー・スプリンガー:下野紘
ヒストリア・レイス:三上枝織
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章
アニ・レオンハート:嶋村侑
ライナー・ブラウン:細谷佳正
ハンジ・ゾエ:朴璐美
リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史
ジーク・イェーガー:子安武人
ファルコ・グライス:花江夏樹
ガビ・ブラウン:佐倉綾音
ピーク・フィンガー:沼倉愛美
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会