2025年1月9日(木)よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『想星のアクエリオン Myth of Emotions』。本作の先行上映会が2024年12月7日(土)、立川シネマシティ シネマ・ツーで開催され、花守ゆみりさん(オオトリ サッコ役)、小市眞琴さん(ツキシロ リミヤ役)、豊崎愛生さん(ハタノ トシ役)、小原好美さん(イチキ サヨ役)、糸曽賢志監督らが登壇した。
まずはキャスト陣が登壇。シリーズ第1作『創聖のアクエリオン』放送時、小学生だったという花守さんは「アニメが時間的に見られない年齢でしたが、歌(シリーズ第1期のオープニングテーマ「創聖のアクエリオン」)はみんな知っていました」と、物語だけではなく楽曲も神聖化されていたことを明かす。また、オーディションには本作の名セリフである「GOアクエリオン!」もあったようで、豊崎さんは「めっちゃ気持ちよかった!」と喜びを語っていた。
ここで糸曽監督も加わり、アフレコが1年前に終わっていたことを明かし、ようやく公開にこぎつけたことに感謝を述べた。スタッフ陣については以前からファンだったという村井さだゆき氏にメールで直接シリーズ構成をお願いしたことや、キャラクターデザインの工藤昌史氏と村井氏に、このキャラクターデザインでいきたいと話したところ驚かれたことなどが語られた。
続いて最新PVを公開。江の島で撮影されたモーションアクターの演技に合わせてアフレコをしたそうで、猿田一彦役・湧津ユウミさんはそのモーションアクターとして参加していたところ、声があまりにハマっていたため糸曽監督が声優としてもオファーしたという経緯が明かされた。
オープニングテーマはAKINO from bless4と福山芳樹さんのスペシャルユニットによる「創聖のアクエリオン Myth of Emotions Ver.」。エンディングテーマはAKINO from bless4による「告白」で、いずれも菅野よう子氏が楽曲を手掛け、「告白」では菅野氏と糸曽監督が共同で作詞を担当している。
続いてはキャラクター紹介。本作は「欠けた心」が重要なキーワードとなり、クラスのはぐれ者だというサッコは「恐怖」が欠落。「恐怖は悲しみや怒りにくっついている感情だと思っていたので、どこまで切り離すべきか、逆に単体で存在する悲しみや怒りというものをどうやって作ろうかと考えながら演じました」と花守さん。収録では1話ごとにスタッフとの話し合いの場が設けられ、キャラクターの感情についてすり合わせたといい、「サッコは自分一人でつくったのではなく、この座組のおかげでできた」と語った。
器用で人当たりがいいリミヤは、「共感」が欠落。「自分の感情はあるけれど、人がどんな感情を持っているかはわからない。まわりを見て泣いたほうがいいと思ったら、そうするんです。彼の言葉は自分の言葉なのか、まわりがそう言うからその言葉を発しているのか、その演じ分けを大切にしました」と小市さん。キャスト陣の間では一番人気だといい、サッコとリミヤ、どちらがモテるかという話題で盛り上がった。
真面目そうな見た目をしているトシは「好奇心」が欠落。「ひと言で言うと、コンプレックスの塊。何事にも興味を持てない、好きになれない。それを短所だと自分で気づいているのがポイントです」と豊崎さん。それでも他人とコミュニケーションを取りたいという思いはあるようで、表に出てくるセリフと無関心な内面の違いが注目ポイント。
ほんわかした雰囲気のサヨは「自己愛」が欠落。「どう向き合ったらいいかと考えたときに、あまり考えなくていいかと思ったんです。自分ではなくみんなのために何かしたいという気持ちは誰にでもある成分。その共感性から近づいていこうと思ったときに、彼女は思いやりがある子なんだと思うようになりました」と小原さん。第1話で衝撃の登場を果たしたサヨは、この先も「欠落しているからこそ迎える展開」があるとのこと。
また、和氣あず未さん演じる学園の人気者・モモヒメは、モテモテでありながら「恋愛感情」が欠落。糸曽監督によれば、友達と仲良くしたり動物をかわいがったりする気持ちは残っているとのこと。キャスト陣は愛をテーマにした作品で恋愛感情が欠落しているキャラクターがいることに注目していた。
ここからは「『合体』すれば世界が変わる…想いをつなげ!合体いつどこゲーム!」を実施。それぞれがお題に沿って「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」を書いていき、文章を作るというもの。「『想星のアクエリオン』第1話の印象的なシーン」というお題では、花守さんから順番に「1万年と2千年前」「私立江ノ島学園で」「会場の皆さんが」「合体した」と回答。客席から大きな拍手が送られ「合体」したという判断に。抽選で観客にキャストの寄せ書きが送られた。さらに「江の島ご当地クイズ」が行われ、エンディングに本作が「いかに新しく、緻密で、面白いか」を熱弁し、TV放送に向けて期待を煽った。
📺 作品情報
🔘『想星のアクエリオン Myth of Emotions』
🔶放送情報
TOKYO MX 2025年1月9日(木)より毎週木曜24:30〜
テレビ愛知 2025年1月9日(木)より毎週木曜26:05〜
tvk 2025年1月10日(金)より毎週金曜24:00〜
BS朝日 2025年1月10日(金)より毎週金曜23:30〜
AT-X 2025年1月10日(金)より毎週金曜20:30〜(リピート放送:毎週火曜8:30〜/毎週木曜14:30〜)
U-NEXT/ABEMA/アニメ放題 2025年1月9日(木)より毎週木曜24:30〜地上波放送同時・先行配信
※放送日時は変更となる場合がございます
🔶イントロダクション
「思い出して、翅(はね)があったころのことを」 1万2千年前の想いに応え、繋がったのは欠けたこころ。太陽と月と火星が出会うとき、新たな合体の調べが流れる──!湘南の海に浮かぶ小島、江の島。美しくのどかなその浜辺に、〈私立江ノ島学園〉はある。学園には、全国から優秀な子どもが集められ、最新の機器を使った英才教育が施されていた。特殊強化クラスの生徒〈エレメント〉に選ばれたサッコ、リミヤ、トシは、感情の力で動く戦闘機〈ベクターマシン〉の操縦を命じられ、謎の侵略兵器〈神話獣〉との戦いを余儀なくされる。戦いのさなか、不可思議なヴィジョンに導かれ、サッコは叫ぶ──。「想星合体! GO、アクエリオン!」繰り返される輪廻の果てに、現れた機械天翅アクエリオン。宿命を背負った少年少女は、得体のしれない団体〈宇宙たまごの会〉や大人たちの思惑が交錯する中、この宇宙の真実と向き合っていくことになる……。これは、おのれの感情と宇宙の存亡を賭けて紡がれる、壮大な愛の神話。
🔶スタッフ
原作:河森正治・サテライト
監督:糸曽賢志
シリーズ構成:村井さだゆき
スーパーバイザー/アクエリオンデザイン:河森正治
キャラクターデザイン:工藤昌史
美術監督:根本勇気
色彩設計:鈴木依里
3DCGディレクター:後藤浩幸
撮影監督:山根裕二郎
音楽:大間々昂、兼松衆
オープニングテーマ:AKINO from bless4・福山芳樹「創聖のアクエリオン Myth of Emotions Ver.」
エンディングテーマ:AKINO from bless4「告白」
音楽制作:フライングドッグ
音響監督:阿部信行
音響制作:ダックスプロダクション
アニメーション制作:サテライト
製作:Project AQUARION MOE
🔶キャスト
オオトリ サッコ:花守ゆみり
アマハ モモヒメ:和氣あず未
ツキシロ リミヤ:小市眞琴
ハタノ トシ:豊崎愛生
イチキ サヨ:小原好美
イチキ ハナ:???
サン:七海ひろき
宗方響子:安野希世乃
猿田一彦:湧津ユウミ
© 2023 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION MOE