2025年1月11日(土)より日本テレビほかにて放送開始となるTVアニメ『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』。本作の先行上映会が2024年12月17日(火)に新宿ピカデリーで開催され、峯田大夢さん・伊南羽桜さん・川井田夏海さん・稗田寧々さん・世界さん(EXILE/FANTASTICS)・田村真佑さん(乃木坂46)らキャスト陣と零さん(オープニングテーマ担当)・田中有紀さん(エンディングテーマ担当)ら主題歌アーティストが出演した。
まず第1話・第2話の上映が行われ、続けてゲスト陣が登壇。上映されたばかりの第1話・第2話についてトークが行われた。峯田さんが「すごくなかったですか?どうですか?」と会場に問いかけると拍手の嵐が。「絵も音楽も効果音も、オープニングもエンディングも……感無量です」と興奮気味で語った。伊南さんは「第1話から『エパリダ』の良さが詰まっているなって。ユークの強さや、元教え子3人娘の仲の良さも」とコメント。彼女にとって初レギュラー作品ということもあり感無量の様子。川井田さんはオープニング映像に登場しながらも、第1話・第2話には登場しなかったケモミミキャラに着目。「楽しみが増えましたね!」と今後の見どころをアピールした。
また「お気に入りの登場人物」について田村さんは、「レインちゃんが大好き。口数は多くないけれど、表情がめちゃくちゃ可愛い。特に、ユークと話すときの赤らめた顔。レインちゃんは魔法道具(アーティファクト)が大好きなんですけど、私が演じるキャラメット君もアーティファクトなので、私のことも好きみたいに感じていて(笑)」と話し、レイン役・稗田さんは感激。「両思いです!まゆたんラブ!」とのろけた。
世界さんは、同じサンダーパイクのメンバーであるジェミーを挙げる。オープニングテーマを歌う零さんもこれに賛同。世界さんはその理由として「パーティメンバーなんですけど、ツンデレというか、アレ?という感じが今後いろいろ見えてきて、それが良かったりする」と回答。零さんも「確かにジェミーは、原作でも注目されるキャラになっています。世界さんがおっしゃった通り、アレ?というところに期待してほしい」と続け、彼女の今後に含みを持たせていた。ちなみに峯田さんも「僕もなんですよね」とふたりに賛同し、クローバーの女性キャスト陣からはブーイングが。峯田さんは取り繕うように「(ユークじゃなくて)峯田はそうらしい」と釈明し、会場は笑いに包まれた。
エンディングテーマを歌う田中さんは、助け舟を出すかのようにユークを推す。「最初はサンダーパイクから厳しく言われるシーンがあるのですが、そこで腐ることなく一歩踏み出して、境遇を変えていくのが強い」とその魅力を解説。「赤魔道士という役職に対する向き合い方がストイックで、見習うところが多い」と続けると、自分のことのように嬉しそうな峯田さん。周囲から「ユークだから。勘違いしないで」と窘められつつ、「ユークは本当に優しい。クローバーと出会ったことで違った種類の優しさに変わっていくところが魅力」と、演者側からも彼の良さをアピールしていた。
ここからは主題歌の制作秘話について。オープニングテーマ「Enter」では歌唱と共に作詞を手掛けた零さん。詞に込めた思いを問われると、「作品へのリスペクトを込めたかった。ユークだったらどう思うか、クローバーだったらどう思うかを考えて。一方で、ただ明るいだけではなく、いろんな困難に遭うところなども詞に落とし込んでいった」。また、冒頭の英詞部分にもユークの優しさ、まっすぐさが込められていること、2番以降の歌詞には、零としての思いも乗せながら、「ユークの強固になっていく決意や、高まっていく熱量」が反映されたことが明かされ、登壇者もその内容の深さに感心していた。
エンディングテーマ「Treasure Chest」を歌う田中さんは、「ユークやクローバーの仲間たちだけでなく、そこから繋がっていく周囲のキャラクターたちも応援したくなる気持ち」を楽曲に込めて歌ったそう。冒険の楽しさ、ワクワクする気持ちを感じさせるため、「同じリズムでも抑揚を変えたり」しているとのことなので、フルバージョンも聴いてほしいと呼びかけていた。
続いてはアフレコ裏話。川井田さんはアドリブと充実のケータリングを挙げ、アドリブのシーンで印象的だったと語るのは第2話のクローバーのみんなで乾杯をするシーン。「台本には書かれていないセリフがあります。内容は、みんなで話し合って」決めたとのこと。一方、ケータリングに関しては、「パンがあったりプリンがあったり、コーヒーがあったり」と、収録のたびに美味しいものが用意されていたという。中でもコーヒーは、世界さんが差し入れたもの。差し入れをする理由について世界さんは「ほかの大陸からこの現場に入っているので。仲良くなるきっかけとしてのコーヒー」と説明していた。稗田さんも「ポットでドリンクの差し入れは初めて」と感謝を伝えると、「革命児ってことで良いですか(笑)?」とケータリング界に新風を吹かせた自覚が芽生えたようだった。ところが、ひとりで収録に臨むことが多かった田村さんは、コーヒーのケータリングに巡り会えなかったそうで「そんなのあったんだー」と少し不満げな様子。
峯田さんは田村さんが演じたキャメラット君のアドリブシーンについて挙げ、田村さんは「第1話の目を開けるときのセリフも台本にはなかったけれど、『言ってみようか』とディレクションがあって」と、台本にないセリフだったことを教えてくれた。続いて伊南さんから明かされた裏話は「おなかがなった」。「マリナが大食いを恥ずかしがるシーンでお腹がなってしまって。私もそれが恥ずかしかった」と振り返った。
稗田さんは「ドキッとするアプローチ?」を視聴のポイントとしてピックアップ。レインとユークの関係性が変化していくところを挙げて「ユークとふたりきりで喋ったとき、いつもは見せないレインの大胆さが見えてくるので今後注目してもらいたい。普段とのギャップがすごい」と、その演技も含めて注目してほしいと話してくれた。
約1時間にわたって行われたトークショーもついにエンディング。最後は登壇者メッセージが送られた。「一足先にアニメを鑑賞できたこと、そして演者のみなさんと会話をできたことをとても嬉しく思います。(この日解禁された)ノンクレジットエンディング映像も何度も聴いて、何度も観て楽しんでもらえればと思います」(田中)、「先日の新情報発表会見のときから引き続き楽しい時間をありがとうございました。作品の大ファンとして僕も楽しみながら、みなさんと一緒に応援していけたらと思いますので、これからもみなさん、よろしくお願いいたします」(零)、「トークを見ていただければわかると思いますが、とても仲の良い現場です。こういう盛り上げの場に呼ばれるのは嬉しいですが、次はサンダーパイクのメンバーと一緒に登場して、クローバーとの4対4の対決があれば良いなと思います(笑)。放送もチーム『エパリダ』のみんなで、リアルタイムで盛り上げていきたいです」(世界)、「第1話・第2話を観ていただいて、ドキドキやワクワクなどいろんな感情を感じていただけたかなと思います。ハラハラも含めて、来年の放送でさらにいろんな感情に出会っていただければと思います」(田村)、「第3話以降も、いろんな出来事が起きますし、新しいキャラクターもどんどんクローバーと絡んでいくので期待していてください。アニメ以外でも、ラジオや配信などで盛り上げていきますので、みなさんも一緒にパーティの仲間になって、楽しんでもらえればと思います」(稗田)、「ケータリングの話をしたことしか覚えてないですが(笑)、今回はチーム力がすごく良くて、それが声にも乗っていると思います。普段の生活では良いことも悪いこともあると思いますが、この作品を観て、みんなで一緒に乗り越えていきましょう」(川井田)、「『エパリダ』は素敵なキャスト、アーティスト、そしてたくさんのスタッフのみなさんと全力で思いを込めて作っている作品です。土曜日の深夜は、
“エパリダの日
”として待っていただけると幸いです。楽しんで盛り上げて行きましょう!」(伊南)、「改めて、こういった場に立つと運が良かったなと思います。みなさんと出会えたことも、運が良かったなとしみじみ感じられたイベントでした。そういう仲間の大切さや学ぶ楽しさを教えてくれる作品です。これから信じられないくらい盛り上げていければと思いますし、みなさんもパーティの仲間ですので、一緒に盛り上げていきましょう。放送開始をお待ちください!」(峯田)。
📺 作品情報
🔘『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』
🔶放送情報
日本テレビ 2025年1月11日(土)より毎週土曜24:55〜
ほか日本テレビ系全国30局・BS日テレにて2025年1月11日(土)より順次放送開始
🔶ストーリー
「抜けさせてもらう!」──赤魔道士のユークはそう啖呵を切って、5年間在籍したAランクのパーティ「サンダーパイク」を離脱した。彼は、他のメンバーから過小評価、否、バカにされていたことに耐えきれず、ついにその地位を捨てたのだ。パーティを探していたユークはマリナ、シルク、レインという元教え子3人と再会し、彼女たちのパーティに加入した。「先生」と慕ってくれる彼女たちに励まされ、ユークはその規格外の魔法力とスキルを存分に発揮し、マリナたちの能力を見事に引き出すことで次々にクエストを達成。そして、配信用魔法道具(アーティファクト)「キャメラット君」による
“冒険配信
”を通じて、パーティ「クローバー」は世間に名を馳せていく。そんな「クローバー」の夢は最難関迷宮【無色の闇】の踏破。それを叶えるため、様々な迷宮(ダンジョン)に挑戦するが、徐々に世界を揺るがす混沌へと巻き込まれていく──
🔶スタッフ
原作:右薙光介『Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す。』(講談社「Kラノベブックス」刊)
キャラクター原案:すーぱーぞんび
監督:小野勝巳
シリーズ構成/脚本:筆安一幸
キャラクターデザイン:山崎正和
モンスターデザイン:菊池晃、原田吉朗
コンセプトデザイン:三沢伸
総作画監督:山崎正和、高橋晃、原由美子、一居一平
アクション作監:菊池晃
美術監督:吉田ひとみ
色彩設計:ながさか暁
撮影監督:千葉洋之
編集:武宮むつみ
音楽:坂部剛
オープニングテーマ:零「Enter」
エンディングテーマ:田中有紀「Treasure Chest」
音楽制作:ランティス
音響監督:阿部秀平
音響効果:小山恭正
アニメーション制作:BN Pictures
🔶キャスト
ユーク:峯田大夢
マリナ:伊南羽桜
シルク:川井田夏海
レイン:稗田寧々
サイモン:中島ヨシキ
ジェミー:M・A・O
バリー:世界(EXILE/FANTASTICS)
カミラ:南條愛乃
ベンウッド:小山剛志
ママル:金元寿子
サーガ:日野聡
キャメラット君:田村真佑(乃木坂46)
©右薙光介・すーぱーぞんび・講談社/クローバープロジェクト