「アカペラ」×「女子高生」×「コンプレックス」をテーマにしたキャラクター×若手女性声優の音楽プロジェクト『うたごえはミルフィーユ』。彼女たちの4回目となるナンバリングイベント「うたミルイベント Vol.4 〜Noble Note〜」が、2024年12月22日(日)にイイノホールで開催された。
1曲目は2024年9月にリリースされた4thシングル「MY WAY」のカップリング曲「アイドル-アカペラアレンジver.-」。
“完璧で究極
”なアイドルのポーズをバッチリと決め、続けて東京事変の「透明人間」を披露。
アカペラパートが終わると原作・山中拓也氏書き下ろしの朗読劇が始まる。昼の部は「副部長の憂鬱」と題した、アカペラ部副部長のレイレイ(近衛玲音)に焦点が当てたエピソード。大方のことは何でもよく、何でもできる文武両道な彼女に対して、クマちゃん(熊井弥子)が趣味を探してあげようと行動し──という物語が展開された。夜の部は「Anesthesia(麻酔)」というタイトルで、アルバイト情報誌を眺めるレイレイから話が進行していく。ウルルが軽い気持ちで言った、レイレイがアイリの付き人みたいといった言葉から端を発し──という内容で、今後のストーリーのキーともなりうる重要なポイントが織り交ぜられた朗読劇となった。
ここからは企画コーナーとして「キャラクターで朗読!早押し歌詞当てクイズ!」を実施。これまでオリジナル・カバー含めて11曲リリースされている彼女たちの楽曲の歌詞を、箱に入っている紙に書かれたキャラクターになりきって読み上げ、解答者はどの曲のものなのかを当てるルール。「電車の車掌」「力士」「ホスト」といったキャラクターが並んだが、夏吉さんは2回連続で「松岡美里」「須藤叶希」とほかのキャストの名前を引き当て、共演者のモノマネをしながら歌詞を読み上げて笑いを誘う。なおゲームの行方は、歌詞をよく覚えているリードボーカル・綾瀬さんが有利に進行していくかと思いきや、ベース担当の相川さんが追い上げ、見事優勝を勝ち取った。
続いては2025年1月22日(水)にリリースされる5thシングルの最速試聴会。収録予定曲である「STARLIGHT」を昼の部で、「プラチナ-アカペラアレンジver.-」を夜の部でワンコーラスずつ試聴。さらに終演後挨拶に参加できる抽選会も行われ、当選者の番号が読み上げられるたびに喜びの声が上がった。
そしてアカペラで「POPPIN' TIME」「世界は恋に落ちている-アカペラアレンジver.-」を続けて披露し、ここで本企画TVアニメが2025年7月より放送開始となることを発表。PV第1弾も公開された。動くキャラクターたちを目の当たりにして涙を浮かべるキャストも。
イベントは早くもエンディングも時間に。それぞれより一言ずつ挨拶があり、最後に綾瀬さんが「もうすぐ今年も終わってしまいますが、うたミルにとってすごく濃い1年で、これからも真摯に向き合っていきたいと思える1年でした。来年はアニメも放送されますし、2025年って丁度良いじゃないですか。私たちも初心を忘れずに頑張りますので、ついてきてください!」とアピール。新曲「MY WAY」を軽やかに歌い、2024年の活動を締めくくった。
📺 作品情報
🔘『うたごえはミルフィーユ』
🔶放送情報
2025年7月より放送開始予定
🔶ストーリー
高校1年生、小牧嬉歌(こまきうた)。苦手なもの、たくさん。好きなもの、歌うこと。人並みの青春を目指して、高校デビューで軽音部への入部を試みるも臆病な性格が災いし大失敗。失意の中、ウタが出会ったのは人間の声だけで作られる音楽【アカペラ】だった。歌声を重ね合わせることでしか繋がれない少女たちの不格好な青春がそこにはあった。──輝かなくても、青春だ。
🔶スタッフ
原作:ポニーキャニオン×山中拓也
原作キャラクターデザイン:チェリ子
総監督:佐藤卓哉
シリーズディレクター:中嶋清人
シリーズ構成・脚本:山中拓也
キャラクターデザイン:菊永千里、海保仁美
美術監督:荒井和浩
色彩設計:藤井瞳
撮影監督:韓國主
編集:後藤正浩(REAL-T)
音響監督:明田川仁
音楽:成田旬
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:寿門堂
🔶キャスト
小牧嬉歌:綾瀬未来
繭森結:夏吉ゆうこ
古城愛莉:須藤叶希
近衛玲音:松岡美里
宮崎閏:花井美春
熊井弥子:相川遥花
藤代聖:小泉萌香
ゾーイ・デルニ:亜咲花
仙石喜歌:東山奈央
環木鈴蘭:青山吉能
南佳凛:KIYOZO(HBB Player) ※HBB=ヒューマンビートボックス
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