2025年4月12日(土)よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『mono』。本作の先行上映会「monoをみる会」が本日2025年4月5日(土)に新宿バルト9で開催され、三川華月さん(雨宮さつき役)・古賀葵さん(霧山アン役)・遠野ひかるさん(敷島桜子役)・上田麗奈さん(秋山春乃役)・河瀬茉希さん(駒田華子役)が登壇した。
三川さんの「第1話は楽しめましたでしょうか?」という問いかけに、客席からは大きな拍手が。キャスト陣にも第1話の感想を求めると、「みんなが動いてる〜!」と感動した様子の三川さん。原作コミックとアニメ、どちらの良さも詰まっていて、出演する身ではあるものの「すごくいい、素敵な作品だ!」という風に感じたと率直に語った。これに共感した古賀さんは、アニメのこだわりが見えたシーンとして冒頭での印象的な自然風景や、アンの細かな動きを丁寧に描いたシーンをピックアップ。遠野さんも写真や映像で観た景色と、実際に行って見た景色が違うのに加え、アニメになることでまた違う面白さが見えたと話した。
アニメならではの良さを挙げたのは上田さんと河瀬さん。上田さんはさつきたちが初めて360度カメラを使うシーンの演出が印象的だったのだとか。実在するものや場所が出てくるという本作ならではの魅力に触れながら、アニメを観ることで「私も使ってみたい、行ってみたい!」とより強く思ったとコメント。さらにキャラクターたちの掛け合いにも注目。第1話時点で仲が良くコミカルでとても可愛いムードが漂っているけれど、全話録り終わったキャスト目線からすれば、今後ますますその感じが増していくはず……?と匂わせ、「みんなに早く観てほしいな〜!」と満面の笑みを見せた。
河瀬さんからは原作でも流れていたのでは?と思えるほど、作品にピッタリな劇伴にも、作り手の愛を感じたとの声が。会場に流れるBGMについても「スキップしたくなるような」と表現しつつ、「自分は何年してないんだろう……?(笑) そんな私でさえ、飛び跳ねたくなるようなポップさがいいなと」と、音楽面の魅力に触れた。
出演が決まった当時を振り返った一同。実は本作は5人揃っての場で合格がサプライズ発表された。三川さんはオーディション中、なかなかさつきのキャラクターが掴めず苦戦していたと明かしたが、全話録り終えた今は「さっちゃん役がピッタリだよと言ってもらえたり、自分でも見つけた共通点があって」と、さつきへの理解が深まっているよう。
合格発表という嬉しい瞬間をみんなと味わえたのが幸せだったと話すのは古賀さん。役柄について「アンちゃんはさっちゃんが本当に大好きで、さっちゃんを中心に人生が回っているくらい、思い立ったらすぐ行動の子。ただ意外と周りが見えているところも」と鋭く人物像を捉えつつ、「私もひねり揚げが食べたくなりました!(笑)」とアンを彷彿とさせる発言も。
遠野さんは桜子にはさつきとまた違った掴みどころのなさがあると言い、演じる上では難しさも面白さもある役柄を、「オーディションのときから、この子の幅をどこまで作るか、考え向き合っていました。なので決まったときは、『任せていただけるんだ! 行けるところまで絶対魅力を引き出すぞ!』というワクワク感と、気が引き締まる想いでした」と振り返りった。
合格できたことが驚きだったと話すのは上田さんと河瀬さん。上田さんは「春乃役が決まったのが信じられないくらい、動揺してしまって」と語るほど、オーディション時に出されたさまざまなディレクションを時間内でまとめきれず、手応えがなかったと告白。ただ、春乃のことをもっと読み解かなければとは思いながらも、合格発表時にみんなと掛け合ったことで「この5人なら、私頑張れるかも!」と思えたとコメント。そして「ラブ♡」と指ハートでアピール。さらに古賀さんから続いていた「ひねり揚げが食べたくなりました」発言も添えられ、これには河瀬さんが「(指ハートじゃなくて)ひねり揚げのポーズだった?」とツッコミ。指ハートを出し合う4人について「アフレコ中もずっとこんな感じです(笑)」と裏話を明かしてくれた。
河瀬さんもオーディションでは華子を今より少し低めのトーンで作っていたそう。しかし「もっと高くてもいいね」といったディレクションを受け、自分で大丈夫だろうか……と不安があったことを吐露。その後の最終オーディションでは、素のトーンでの自己紹介を求められ、今日のように5番目に話す順番を活かして、4人の質疑応答を参考に勢いよく模範解答を述べてみせたという舞台裏を明かす。「その感じが華子さんっぽかったのかも?」とオーディション秘話を聞かせてくれた。
2025年3月29日(土)に山梨で行われた先行上映会にも登壇した5人。初めて5人揃って作品舞台である山梨へ行けたことに、三川さんは「ワクワクで嬉しい気持ちでしたね」と笑顔。サプライズゲストにはエンディングテーマを担当するhalcaさん、さらに県央ネットやまなし代表、甲府市長も駆け付け、山梨愛溢れるイベントを全員楽しんだ。上田さんと河瀬さんは初めて山梨に訪れたそうで、「みんなでもっと観て回りたかった〜!」と次の機会が待ち望む声が上がっていた。
イベントは早くもエンディングに。河瀬さんは「オーディションから考えると長い時間が経っていることもあり、遂に第1話がスタートするのが嬉しいです。キャストはもちろん、スタッフのみなさまも愛を注いでいる作品なので、それが観てくださる方にも届けば幸いです」、上田さんは「旅先の魅力もたくさん伝わる作品だと思います。春乃さんは普段だら〜んとしていて怠け者ですが、漫画への情熱を持っていて、少し天然で抜けている部分ではみんなを巻き込んでいく人なのかな?と思いました。春乃さんがみんなと出会い、どんどん仲良くなり、思い出を作っていく様子を楽しんでいただきながら、みなさんにも『現地に行ってみたいな』と思っていただけたら嬉しいです」、遠野さんは収録は既にすべて終え、やり切った気持ちと共に寂しさがあったとところへアニメ放送が始まることに「ここからまた
“楽しい!
”が始まるんだ!週末の何気ない、ちょっとときめいてワクワクへと連れて行ってくれるアニメとして、楽しんでいただけたら嬉しいです!」、古賀さんは「
“mono
”って何だろう?という疑問や、何もないように見えて実はすごく幸せだったんだなと感じる日常の幸せが、たくさん詰まっている作品です。ひとりでお出かけをするのももちろん楽しいし思い出になるけれど、誰かとどこかに行って景色を見たり何かするのも、すごく楽しいと思うので。ぜひ週末はお外にお出かけしてみていただけたら」、三川さんは「とにかく一言。面白い作品なので、これからもずっと『mono』を観てください!」と力一杯のメッセージ。「片手にはひねり揚げを持ちながら! みんなで最後まで楽しく観ましょう!」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
📺 作品情報
🔘『mono』
🔶放送情報
TOKYO MX 2025年4月12日(土)より毎週土曜24:00〜
とちぎテレビ 2025年4月12日(土)より毎週土曜24:00〜
群馬テレビ 2025年4月12日(土)より毎週土曜24:00〜
BS11 2025年4月12日(土)より毎週土曜24:00〜
MBS 2025年4月12日(土)より毎週土曜26:08〜(第1話のみ25:20〜)
AT-X 2025年4月15日(火)より毎週火曜23:00〜
山梨放送 2025年4月24日(木)より毎週木曜25:29〜
ABEMA/dアニメストア 2025年4月12日(土)より毎週土曜24:00〜地上波同時配信
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合もございます。予めご了承下さい
🔶プロローグ
今週末、何して過ごす? 高校の写真部員・雨宮さつきは大好きな部長の卒業により意気消沈していたが、親友でもう1人の部員の霧山アンからの激励により、再び部活動を頑張る決心をする。しかし、さつきが意気込んでオークションで購入した360°カメラが届かない。アンが出品者を調べると学校のすぐ傍に住んでいるらしい……。さつきとアンが出品者の住所を訪れるとそこには駄菓子屋が。2人はそこで漫画家の秋山春乃と出会い、「マンガのモデルになって欲しい」という依頼を受ける。元映画研究部の敷島桜子を加え写真部と合併した「シネフォト研究部」は、春乃の取材に協力することになるが……?
🔶スタッフ
原作:あfろ(芳文社『まんがタイムきららキャラット』)
監督:愛敬亮太
キャラクターデザイン:宮原拓也
シリーズ構成:米内山陽子
アニメーション制作:ソワネ
製作:アニプレックス
🔶キャスト
雨宮さつき:三川華月
霧山アン:古賀葵
敷島桜子:遠野ひかる
秋山春乃:上田麗奈
駒田華子:河瀬茉希
©あfろ/芳文社・アニプレックス・ソワネ