2024年2月2日(金)に全国ロードショーを迎えた中編劇場アニメ『大室家 dear sisters』。本作の公開記念舞台挨拶が2024年2月4日(日)に新宿バルト9で実施され、加藤英美里さん(大室櫻子役)・斎藤千和さん(大室撫子役)・日高里菜さん(大室花子役)が登壇した。
「おはようございます!皆様の拍手が扉の向こう側にも聞こえてきて嬉しい気持ちになりました」(加藤)、「日曜の朝イチからご覧になった皆様、癒されましたでしょうか」(斎藤)、「おはようございます、で間違いない時間帯に新宿に来てくださってありがとうございます!」(日高)と挨拶し、舞台挨拶がスタート。公開を迎えての率直な思いを聞かれた3人は、「やっと公開というのと、あっという間だなっていう両方の気持ちがありますね。皆さんのほっこりした気持ちが伝わってくるような、すごく温かい作品に仕上がっていて嬉しいです」(加藤)、「皆さんの今のこのまったりしたテンションに『そうだよね』と思います」(斎藤)、「こんな日常を大画面で堪能できるなんて。キャラクターたちが可愛く動いて、いろんな表情を見せてくれるって贅沢ですよね」(日高)と回答。
映画を観ての感想としては、「衣擦れの音もわかるのは映画ならでは。櫻子が端っこで何か開けて食べてるのもわかりました」と、音響面での表現に感動したと斎藤さん。「高校生チームのやりとりはドキドキする。食べさせてあげるっていうくだりなんて、『作画、力入ってるな』って(笑)」と、加藤さんも制作現場の気合いを感じ取っていた様子。撫子の仲良しグループの話が出ると、日高さんが「ていうか美穂ちゃんは何なんですか!ふわふわしてるけどドキドキさせてくる〜」と、悠木碧さん演じる八重野美穂に大興奮。「この映画は愛が詰まってるよね。(声優である)私たちとしてはしゃべりを聞いてほしい部分もありつつ、間を取った後の一言とかが効いていたりして、丁寧に作られていると思いました」と斎藤さんがまとめた。
「実は私たち3人も昨日、ここ新宿バルト9に『大室家』を観きたんです!」と、3人で観にきたことを加藤さんが告白し、客席からも驚嘆の声が上がる。同じように新宿バルト9で観ていたというファンの手も上がり、「一緒に観ていたかもしれませんね。私たちは一番後ろの列でニヤニヤしながら観ていました」と斎藤さんが、「3人で観れたのも、皆さんと一緒に観れたのもすごく嬉しかったです」と日高さんが語った。
「『ゆるゆり』から『大室家』まで、ファンの皆さんが連れてきてくれたんですよね。動く『大室家』を見たいなとずっと思っていましたが、とうとうここまで来られたんだと実感できるオープニングでした」と日高さんが話すと、加藤さんも「『大室家』がこうしてアニメ化して、劇場といういい環境で観られて。色んな気持ちが渦巻いちゃって胸がいっぱいでした。三姉妹だけじゃなく他のお友達も元気に動いて、『ゆるゆり』メンバーもサプライズで出てきてくれて。『ゆるゆり』から好きな方は、ごらく部の登場はとても嬉しかったんじゃないでしょうか。私はオープニングが一番感動しましたね。櫻子が向日葵と一緒に帰宅しているシーンなので、毎日あんなふうに帰っているのかなって思えて」と感激に浸った。
お気に入りのシーンについては三者三様の答え。「卵粥を大量に作ってドヤ顔するところなんてすごく櫻子らしいですよね。久々に櫻子を演じて、『櫻子が生きてる!』って思いました。自分が出演した作品を観る時って、自分の我が出ていないか心配になっちゃうんですけど、櫻子がちゃんと大室家の中で生活している様子がすごく伝わってきました。演じた自分を褒めてあげたいと思いましたし(笑)、いろんな表情が見られてさらに櫻子が好きになりました」(斎藤)、「花子の好きなところは、宿題を学校に忘れちゃったみさきち(高崎みさき)から電話が来たときの対応ですね。花子は『ついて行ってあげようか』とかじゃなくて、『私も行っていい?』という言い方をするんです。なんて優しい子なんだろうと、だから同級生に慕われるわけだなと思いました」(日高)とそれぞれのキャラクターの魅力を熱弁。また斎藤さんは「みなさんも気になっている撫子の電話の相手、私も気になっています」と、注目ポイントのひとつである撫子の恋人の存在に触れる。「相手が誰なのかは私も知らないんですけど、(友人の)3人のうち誰が恋人でも成り立つようなお芝居をしているので、みなさんのお気に入りのキャラクターを想定してもいいし、あえて外してこの子かもって考えてもらってもいいし。想像して楽しんでほしいですね」と、撫子を見守るような温かい視線を見せた。「電話のシーンって意外と撫子の表情が映っていなくて、脚の動きなどの仕草で気持ちを表現しているんですよね」と斎藤さんが細かい指摘をすると、「あそこはなんかエッチぃと思いましたよ!」と、撫子の大人っぽさに日高さんが強く反応。
エンディングではそれぞれより、「ずいぶん前に映画の制作決定を聞いて収録が楽しみだなと思っていたら、あっという間にこの日がきて、皆さんと気持ちを共有できて、とても嬉しく思います。日常の中にある愛やほっこりが詰まっている作品なので、何度も楽しんでいただけたら嬉しいです」(日高)、「大室家三姉妹のシーン全部が見どころだと思っています。それぞれの関係性だったり、なんで姉妹の中で櫻子だけこうなっちゃったのかな、って笑ったり(笑)。でもやっぱり櫻子がいるからこういう明るい三姉妹になったんでしょうね。家族だからこその絆が見られるシーンも素敵です。何度観ても素敵な気持ちで帰れると思います」(斎藤)、「大室家のみんなって多くを語らないし、本音をポロリと出すような三姉妹ではないかもしれないですが、本音をそのまま語らなくても伝えたいことは表情や行動でちゃんと相手に伝えているんですよね。43分というとても見やすい上映時間なので、お仕事帰りなど疲れた時に立ち寄って、また何度も癒されてくれたら嬉しいです」(加藤)とメッセージが送られた。
また、入場者特典第1弾として現在配布中のオリジナルオーディオドラマの様子を描いたポストカードが、2024年2月9日(金)より入場者特典第2弾として配布されることも決まった(全3種/ランダム配布)。
※配布期間:2024年2月9日(金)〜2024年2月15日(木)
🎞 作品情報
🔘『大室家 dear sisters』『大室家 dear friends』
▶劇場公開
『大室家 dear sisters』 2024年2月2日(金)全国ロードショー
『大室家 dear friends』 2024年6月21日(金)全国ロードショー
※上映劇場は
こちらをご確認ください
▶イントロダクション
クールな撫子、お調子者の櫻子、しっかり者の花子。大室三姉妹が織り成す、ゆるくておかしな日々。アイスをめぐって真剣に争ったり、友だちと笑い合ったり、誰も知らない秘密の話にドキドキしたり…。いろんなことがあったりなかったりするけれど、大室家は今日も元気です!ゆる〜い毎日を過ごす七森中・ごらく部の女の子たちを描いた『ゆるゆり』。作中の人気キャラクター・大室櫻子とその姉妹たちの、まったりマイペースな日常が劇場中編アニメーションに。1作目『大室家 dear sisters』・2作目『大室家 dear friends』はどちらも2024年公開♪
▶ストーリー
中学1年生の大室櫻子は、学校でも家でも元気いっぱい。三姉妹の中心として姉の撫子、妹の花子に呆れられながらも楽しい毎日を過ごしている。今日は学校で向日葵に宿題を手伝ってもらい意気揚々と帰宅した櫻子。しかし家は静まり返っており誰もいない様子。実は先に帰っていた花子はソファの影で息をひそめている。花子には絶対に櫻子に見つかりたくない理由があったが、あっさり櫻子に見つかってしまい、大笑いされてしまう。花子の顔はマジックペンがついておりヒゲのようになっていたのだ。遠慮なく笑う櫻子にイラッとする花子だったが、さらに怒り顔なのが姉の撫子。食べるのを楽しみに取っておいたアイスがなくなっているという。アイスを食べた犯人として撫子と花子に疑われ、一気に形勢不利になった櫻子。三姉妹は2対1になりがちだ。
▶スタッフ
原作:なもり(コミック百合姫/一迅社刊)
監督・コンテ:龍輪直征
シリーズ構成・脚本:横谷昌宏
キャラクターデザイン:植田和幸
音楽:白戸佑輔
オープニングテーマ:大室櫻子(CV.加藤英美里)、大室撫子(CV.斎藤千和)、大室花子(CV.日高里菜)「My Dear SiSTARS!」
エンディングテーマ:大室花子(CV.日高里菜)、小川こころ(CV.倉知玲鳳)、相馬未来(CV.伊藤彩沙)、高崎みさき(CV.古賀葵)「大げさに愛と呼ぶんだ」
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:パッショーネ×スタジオリングス
製作:「大室家」製作委員会
配給:ショウゲート
▶キャスト
大室櫻子:加藤英美里
大室撫子:斎藤千和
大室花子:日高里菜
小川こころ:倉知玲鳳
相馬未来:伊藤彩沙
高崎みさき:古賀葵
園川めぐみ:上坂すみれ
三輪藍:東山奈央
八重野美穂:悠木碧
古谷向日葵:三森すずこ
©なもり・一迅社/「大室家」製作委員会