今年でソロアーティストデビュー5周年を迎える逢田梨香子さんのステージイベントが、「AnimeJapan2024」DMM pictures/DMM TVブースステージで開催された。5周年を迎えての気持ちを聞かれた逢田さんは、「アッという間でした。そのなかでも色々なこともありまして、(作品の)タイアップ曲も歌わせていただいたり、ライブを開催させていただいたり。盛りだくさんな5年だったと思います」と振り返る。なかでもデビュー曲「ORDINARY LOVE」のデモテープをもらったときが印象深く、「これが逢田梨香子の一曲目なんだと感動した」「曲を聞いたとき、清楚だったのが嬉しかった」と懐かしんだ。
続いてこれまでの軌跡として、まずは2019年6月にリリースした1st EP「Principal」について語っていく。「1枚目の作品だったので分からないことだらけで。どういう風に私が見られているのか、どういうジャンルが合っているのか、すべてが手探り。スタッフさん含めてみんなと一緒に模索しながら作った初々しい一枚だったと思います」とコメント。
初のアニメタイアップとなったTVアニメ『川柳少女』エンディングテーマ「ORDINARY LOVE」については、「桜の似合いそうな、爽やかで繊細な女性らしい楽曲」と印象を話し、「いちばん長く歌ってきて、笑顔も涙も詰まっている。思い出がいっぱいある」と続けた。その思い出のひとつが「Animelo Summer Live」。大舞台に一人で立つということに本番までは震えていたが、観客のみなさんがあたたかく、終わった後には達成感があったと振り返った。
2019年10月リリースの1stシングル「for...」は、TVアニメ『戦×恋(ヴァルラヴ)』オープニングテーマ。作品に合わせて格好いい女性像を描いた楽曲で、逢田さん自身がロックやカッコいい曲が好きということで、歌えるのが嬉しかったと話す。
2021年2月リリースの2nd EP「フィクション」に収録された「Dream hopper」は、リコ役として声優としても参加したTVアニメ『装甲娘戦機』オープニングテーマ。サビ前で急にリズムが変わるなど、色々なところにワープしていくような楽曲で、「これも挑戦だった」と語る。シュールでポップな仕上がりのMVは、実は雨の中で踊っていたという裏話も。実際の映像ではそう感じ取れないが、「寒かった……」と当時を思い出していた。
直近のアニメタイアップ曲としては、2023年9月リリースのミニアルバム「Act 2」に収録された「ハナウタとまわり道」が、TVアニメ『スキップとローファー』のエンディングテーマに採用されている。歌詞が主人公・岩倉美津未を連想してしまうほど作品に寄り添った優しい楽曲だと話し、またMVは
“MVのなかでMV撮影をしている
”という面白いコンセプトで制作されている。これは監督のアイデアで、「たまには身を委ねてアイデアをいただけたら、面白いものができるのでは」と思い、お任せで作ってもらったと明かした。
続いてはライブ活動について。2020年に行った1stライブツアーはまだコロナ禍ということで、「思うようにいかないことがたくさんあった」と口にする。声出し解禁のライブを開催できたのも最近のことで、「改めてみなさんのありがたみを感じることが多くなりました」としみじみ。そんな逢田さんは「あまりライブで決めごとを作りたくない」という想いがあるそうで、その理由は初めて来る方が雰囲気に馴染めないということをなくしたいから。「みなさんとの信頼関係があるから、そういうスタイルでできる。私が嫌がることをしない(笑)。ありがとうございます」と笑顔で感謝の気持ちを伝えた。
毎年恒例のバースデーイベントが、今年はバースデーライブとトークショーの二部構成になることも発表。開催日は誕生日当日2024年8月8日(木)で、場所はZepp DiverCity(TOKYO)となる。最後に「5周年ということで、他にもみなさんに素敵なお知らせをできるように頑張っています。みなさんが驚くようなことも作っているので、楽しみに待っていただけたらと思います!」とメッセージを送り、イベントは終了した。