2024年6月7日(金)にロードショーを迎えた『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』。2024年6月9日(日)
“ロックの日
”に新宿バルト9で
“ロック舞台挨拶
”が実施され、青山吉能さん(後藤ひとり役)・鈴代紗弓さん(伊地知虹夏役)・水野朔さん(山田リョウ役)・長谷川育美さん(喜多郁代役)らメインキャストが登壇した。
前編の見どころについて聞かれると鈴代さんは、「全てが見どころなんですが、私が一番グッときたのは、最初の始まり方です。予想していた始まり方とは全然違っていて、まさに『劇場』総集編という作りになっていました。見どころだらけなので、ぜひ瞬きをせずに見てもらいたいです!自分自身、何回も聞いたセリフや何回も見たシーンでも初めて見たかのような気持ちになり、胸の中にスッと入ってくる感覚でした。初回の鑑賞をぜひ噛み締めて観てもらいたいと思います!」と、劇場総集編ならではの魅力をアピール。
オープニングテーマ「月並みに輝け」、エンディングテーマ「今、僕、アンダーグラウンドから」でボーカルを務めた長谷川さんは、「オープニングの『月並みに輝け』が配信されるにあたって制作陣のコメントがXに投稿されていて、その中に作詞を担当された樋口愛さんの
“自分のことを天才だって思ってたこと、ありますか?そして天才じゃなかったんだって思ったこと、ありますか?でもその瞬間に、夢が現実に変わる気がするんです。
”というコメントがあったんですが、私自身、挫折を経験した時から自分に自信が持てない感覚があったんですが、そのコメントを見た時に、あそこがスタート地点で今頑張って歩んでいっているんだと思えたら、凄く救われた気がしました。なので、この楽曲は聴いた人の背中を押してくれるようなものになっていると思います」と楽曲へ熱い想いを語ると、水野さんも「
“変われなくても 代わりはいないから
”という歌詞が凄く好き」と思い入れのある歌詞について言及。長谷川さんは「歌詞も曲も良いので、いっぱい聴いて欲しいです!エンディングの『今、僕、アンダーグラウンドから』もすべてを観てから聴くと、より一層グッとくる最高のエンディングになっています」と熱弁した。
その長谷川さんは2024年6月7日(金)に公開されたTHE FIRST TAKEで「ギターと孤独と蒼い惑星(ほし)」を歌唱。その映像を観て青山さんは「泣いた、、本当に良かった、、」と振り返りながら、「私の知っている育美さんでありながら、ちゃんと結束バンドのボーカル・喜多郁代役の長谷川育美でもあって、凄く痺れたし、『結束バンドLIVE-恒星-』など色々なものを経たリアルな結束バンドの活動と、アニメやマンガの結束バンドの活動が交差する瞬間を見届けられて、生きてて良かったと思いました…!」と感動を伝えた。そんな絶賛の言葉を受けて長谷川さんは、「結束バンドの喜多郁代としてあの場に立たせて頂いていたので、声が出なくなるかもと思うぐらい緊張感があったんですが、ひとりちゃんの歌詞をしっかり伝えたいと思って叫ぶように歌わせてもらいました。」と、その時の想いを振り返っていた。
TV放送から今日に至るまでの本作の反響について水野さんは、「私がめちゃくちゃ大好きなアーティストであるキタニタツヤさんがInstagramに載せてくださっていて、まさか推しに推される世界線があるなんて」と喜びMAXな様子。さらに青山さんは「最近はAdoさんがSNSにあげてくださっていて、神が
“神
”と言ってくれていて、これはどういうことだ」と驚きとともにその喜びを語った。
ミニアルバム「結束バンド」の発売やZeppツアー、ROCK IN JAPANへの出演と、結束バンドとしての音楽活動についても心境を問われると、青山さんは「結束バンドの活躍ぶりに私達も頑張ってついていかないといけないと思っていますが、私達が下北沢のSTARRYからやってきた結束バンドというのは変わらないので、その気持ちを込めて、これからも『ぼっち・ざ・ろっく!』の音楽をみなさんに届けていければと思っています」と今後の活躍への意気込みを語った。
本作をここまでともに作り上げてきた斎藤監督をはじめとしたスタッフ陣について、キャストを代表して青山さんは、「アニメーションを作るにあたって、声優がやれることはほんの少ししかなくて、その他は全部クリエイティブのみなさんのおかげだと思っています。エンドロールにはたくさんの名前が並んでいますが、みなさんそれぞれが熱い想いを持ちながら制作してくれているからこそ、ここまで辿り着くことができましたし、私達声優陣も信じられないくらいの熱量をお芝居にぶつけさせていただいています。全員の燃えるハートでやらせていただいたものが、みなさんに熱いものとして届いているんだなと思っています」と感謝の言葉を口にし、「全員に感謝したい!全員で製作陣にありがとうと言おう!!」と観客に語りかけると、会場からは大きな拍手が起った。
最後に本作をこれから鑑賞する観客へ向けて、長谷川さんは「この作品を見るために劇場まで足を運んでくれることが凄く特別なことに思えて、本当にありがたいと思っています。こうして、『ぼっち・ざ・ろっく!』を好きな人が集まって観るのは凄く楽しいことだと思いますし、嬉しく感じています。TVアニメを見ていない人にも劇場総集編を観てもらって、ここから沢山の人に『ぼっち・ざ・ろっく!』の魅力が伝わったらいいなと思います!」、水野さんは「何回もアニメを見ているのに、劇場だとさらに違う感動がありますし、大きな音響で浴びる『ぼっち・ざ・ろっく!』は本当に良いものなので、後編まで沢山見てもらえたら嬉しいです」、鈴代さんは「劇場総集編をやること自体、(もともとは)決まっていなかったことなので、こうして舞台に立てているのは奇跡だと思いますし、応援して下さっている皆様のおかげだと思います。自分の熱い気持ちは本編に詰め込みましたので、楽しんでもらいたいです!」、青山さんは「私個人としても人生を変えてくれた作品でもあるので、みなさんにとってもこれからの長い人生の中で忘れられない思い出になって欲しいです。走馬灯で『ぼっち・ざ・ろっく!』と出てくるくらい大きな作品になってくれたら嬉しいなと思いますし、みなさんの人生の中でかけがえのない作品になってほしいです」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
🎦 作品情報
🔘『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!』
▶劇場公開
前編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:』2024年6月7日(金)ロードショー
後編『劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく! Re:Re:』2024年8月9日(金)ロードショー
▶あらすじ
「ぼっちちゃん」こと後藤ひとりは、ギターを愛する孤独な少女。家で一人寂しく弾くだけの毎日だったが、ひょんなことから伊地知虹夏が率いる「結束バンド」に加入することに。人前での演奏に不慣れな後藤は、立派なバンドマンになれるのか──
▶スタッフ
原作:はまじあき(芳文社「まんがタイムきららMAX」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成・脚本:吉田恵里香
キャラクターデザイン・総作画監督:けろりら
副監督:山本ゆうすけ
ライブディレクター:川上雄介
ライブアニメーター:伊藤優希
プロップデザイン:永木歩実
2Dワークス:梅木葵
色彩設計:横田明日香
美術監督:守安靖尚
美術設定:taracod
撮影監督:金森つばさ
CGディレクター:宮地克明
ライブCGディレクター:内田博明
編集:平木大輔
音楽:菊谷知樹
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:八十正太
制作:CloverWorks
▶キャスト
後藤ひとり:青山吉能
伊地知虹夏:鈴代紗弓
山田リョウ:水野朔
喜多郁代:長谷川育美
🎹 ツアー情報
🔘『ぼっち・ざ・ろっく!』結束バンド ZEPP TOUR 2024“We will”
▶出演|青山吉能、鈴代紗弓、水野朔、長谷川育美
※出演者は予告なく変更になる場合がございますので、予めご了承ください
▶スケジュール
▪2024年9月8日(日) 16:30開場/17:30開演 Zepp Osaka Bayside
▪2024年10月19日(土) 17:00開場/18:00開演 Zepp Sapporo
▪2024年11月3日(日) 16:30開場/17:30開演 Zepp Haneda(TOKYO)
▪2024年11月24日(日) 16:30開場/17:30開演 Zepp Nagoya
▪2024年12月22日(日) 16:30開場/17:30開演 Zepp Fukuoka
▶チケット|
ローソンチケットにて2024年6月7日(金) 18:00〜2024年6月23日(日) 23:59に先行抽選受付
©はまじあき/芳文社・アニプレックス