2024年7月〜9月に放送されたTVアニメ『負けヒロインが多すぎる!』。本作の舞台である愛知県豊橋市で2024年10月19日(土)・20日(日)に開催された「ええじゃないか豊橋まつり」の企画として、豊橋市公会堂で本作スペシャルトークステージが行われた。
豊橋市長・浅井由崇氏による挨拶のあと、オープニングテーマ「つよがるガール feat.もっさ(ネクライトーキー)」に乗せて梅田修一朗さん(温水和彦役)・遠野ひかるさん(八奈見杏菜役)・若山詩音さん(焼塩檸檬役)・寺澤百花さん(小鞠知花役)らメインキャストが登壇。遠野さんが「みなさん、こんにちはー!浮気ですか?」と客席にマイクを向ける、観客は戸惑いつつも「浮気だよっ!!」とレスポンス。
梅田さんはBlu-ray&DVD第1巻発売記念「買ってくじ引け!マケイン秋の大感謝祭」の特賞アイテムである「COUNTRY」Tシャツを着用。遠野さんと寺澤さんはリボンが4つ付いた服装でアピールするも梅田さんはまるで気づかず、遠野さんから「そういうとこだよ!」と突っ込みが入る。
トークコーナーではアニメの内容を振り返り。大きな話題となった「浮気だよ!」のシーン(第5話)については、アフレコ時にはこんなにピックアップされるとは思っていなかったらしく、特に話題には上がらなかったとのこと。遠野さんも「私としてはやってやった!という感じも特になく、これが当たり前の現場だった」と語った。若山さんは各ヒロインの恋に決着が付いたシーンが印象的だったと話し、梅田さんに小鞠のたどたどしい話し方について聞かれた寺澤さんは「あまり練習しすぎず、私も普段たどたどしくなったりするほうなので、そのリアルさを活かしていました」と答えた。
またYouTubeで公開されている第1話アフレコNGシーンについて遠野さんが説明。草介役・逢坂良太さんと掛け合いをしているときに同じブース内に座っている甘夏古奈美役・上坂すみれさんが視界に入っていたそうで、「私は結構堪えていたんですけど、横で(笑いをこらえて)震えながら沈んでいく上坂さんが見えて、もうダメだと思ってセリフが言えなくなってしまったのを、早めに察した上坂さんが『ごめんなさい、ごめんなさい』と謝罪していたんです」と解説。上坂さんがなぜ真っ先に謝っていたのか、その真相が明らかに。
第10話の月之木先輩の車内で流れていたBLドラマCDのアフレコは、逢坂さん(勇樹[攻め]役)と島ア信長(隼斗[受け]役)の2人だけで収録され、台本もほかのキャスト陣は見ていなかったそうで、どこかでフル尺で聞きたいと盛り上がっていた。
アフレコ裏話のあとには「大人のデートプラン選手権 in 豊橋」を実施。それぞれが考えてきた予算1万円のデートプランで誰がいちばん良いプランなのかを争う企画で、若山さんはランチ後すぐに精文館書店で漫画を大人買い(4,000円分)するというプランを提案。しかし重い荷物を持ったままデートするのかと指摘が。遠野さんは第6話で登場した「双瀬の川渡り」で3時間過ごし、ラスト30分で本屋とまちなか図書館へ行き、最後に残った4,000円くらいの残り全部をヤマサで使い切るという時間配分がグダグダのプランで、梅田さんが突っ込みを入れまくり。
「豊橋市に在住の同棲3年目のカップル」という設定で大人のデートを考えた寺澤さん。アニメに出てきた場所を抑えつつ、ピクニックや映画に行くプランを提案で、キャスト陣も絶賛。梅田さんはドライブデートで、公式サイトにある「マケイン水道探索」に掲載されている水道水を巡る無料のプランを提案し、女性陣からは不評の嵐が。観客の拍手によって最も優れたプランは寺澤さんに決定し、賞品として「のんほいパーク年間パスポート」が贈られた。
インフォメーションコーナーを終えると早くもエンディングの時間に。「豊橋という大事な土地で、皆さんのお顔を見ながらワイワイできて楽しかったです。収録から放送を終えて、時間が経つごとに、僕としても特別な作品になっています。原作は続いているので、楽しんでいただきたいですし、放送後も皆さんに愛される作品になったらいいなと思っています」(梅田)、「皆様の前で初めてお話ししたのが先行上映会でしたけど、今日はさらにたくさんの方に来ていただけて、私たちとしても、とても嬉しいです。これは私の願いなんですけど、2期があればいいなぁと思っていますし、その夢が叶ったらいいなと思っています」(寺澤)、「4人で登壇する初めてのイベントでしたけど、配信や映像収録もないので、生々しい私たちの会話をお届けしてしまったなと思っています(笑)。いつもこんな感じの楽しい雰囲気で収録していて、同じ方向に向かって頑張っていたので、こうやってたくさんの方々に作品が届いていて、嬉しいなと思いました」(若山)、「アニメ放送開始から、作品に対する温かい言葉をいただいていましたが、こうして実際にマケインのお話を楽しそうに聞いてくださるのを見ると、アニメを楽しんでくれていたんだなと実感できて、とても幸せな気持ちでいっぱいです! アニメが始まる前に、豊橋に懐かしい気持ちが湧くような、青春を感じていただけるような作品になればいいなとお話していたんですけど、豊橋の方が、こんなに温かく迎え入れてくださるのをありがたく思っています。マケインと一緒に、豊橋も愛に包まれていけばいいなと思っていますので、皆さん美味しくちくわを食べましょう!(笑)」(遠野)とそれぞれからメッセージが送られ、イベントは終了した。
©雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会