2025年2月5日(水)よりAT-X・TOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season[反撃編]。その第1話先行上映と[襲撃編]全8話の振り返り上映が、2025年2月1日(土)にシネマート新宿にてオールナイトで実施された。上映前には小林裕介さん(ナツキ・スバル役)、高橋李依さん(エミリア役)、新井里美さん(ベアトリス役)、安済知佳さん(シリウス役)が登壇。トークショーが行われた。
キャスト陣が登壇すると一人ずつ挨拶。安済さんが「私だけなんですよね、反撃されるのは」と、自分だけ敵サイドのメンバーであることをネタに。2024年10月に[襲撃編]の放送が始まってからの反響について小林さんは、「すごく素敵なコメントをいただく機会が多くて。海外でもダイレクトに感想をいただいたりして。2nd seasonが我慢を強いられることが多かったのに比べて、3rd seasonはわかりやすい演出で進んでいったので、「そうそう!こういうのが見たかったんです!」という言葉が多かった気がします」とコメント。高橋さんは「それとラジオ(『Re:ゼロから始める異世界ラジオ生活』)をやっていて、3rd seasonから『リゼロ』に入ってくれた人が増えたなとすごく感じていますし、この3rd seasonの盛り上がりを見て、興味を持ってくださった方も増えているようです」と話した後、会場に「3rd seasonから観始めた方?」と尋ねるとたくさんの手が挙がり、「いるいる!」と喜ぶキャスト陣。「今回は新宿駅を広告ジャックしたり、渋谷駅でも大々的に告知してくれて、プロモーションにも力を入れてくださったから入ってくださる方も多かったんじゃないかな。入ってきやすい3rd seasonだったもんね」と新井さん。一方、3rd seasonからの参加となった安済さんは「まず私『リゼロ』出るんですね?と(笑)。ドキドキしたし、嬉しかったです。『リゼロ』ファンの方も喜んでくださったのが受け入れてくださった感があったし、シリウス・ロマネコンティ役を演じるということで楽しみにしてくださって。シリウスの最初の登場シーンを観て、「これが『リゼロ』だよ!」と言っていただけたのもすごく嬉しかったです」。
安済さんが初めてアフレコに臨んだ時について質問されると、「本当に温かく迎えてくださって、それがめちゃめちゃ嬉しくて。楽しかった記憶しかありません」。「シリウスがしゃべり始める前まで温かい話だったこともあるかも」という小林さんに続けて新井さんも、「幸せだったね」としみじみ。また「ゆっけ氏(小林さん)が座長として温かく迎えてくれたのも印象的でした」と安済さんが語ると、「すごく安心感があると思って。いつもアフレコスタジオはコの字で座るんですけど、ゆっけ氏は私とみっこ(新井)さんの間に座ってくれて。私も最初のタイミングで悩んでいた時に、ゆっけ氏から見た目線での話をしてくれて。違う見方があると気付かせてくれました」と高橋さん。その話を聞いていた小林さんは「途中から入ってくれた人が疎外感を感じられたら嫌だなという気持ちは確かにありました。(リリアナ役の)山根(綺)さんは特にほぼ初めてレギュラーを一緒にやるからどうやって歩み寄ろうかなと思ったし。でもちかぺ(安済さん)は交流もあったからグイッと引っ張り込んで(笑)」。
安済さんからは裏話もたくさん。「スタジオにワンちゃんがいるんですけど、「わ〜、かわいいね〜」と言っていたら「シリウスの声でかわいがるのはやめて!」と言われたこと。二つ目は「あの人(ぺテルギウス・ロマネコンティ)への愛を示さなければと思って、ハート柄の靴下を履いていったんです。「今日は愛の日だから〜♪」とウキウキしていたら、ゆっけ氏から「もしかしてあの人への愛なの?引くんだけど」と言われて。「何で引くんだよ!」って」と話した瞬間、「やってた、やってた!」とぴょんぴょん跳ねながら爆笑する高橋さんと新井さん。更に新井さんから「ハート柄のセーターを着てなかった?ちょいちょいハートの何か着てきたよね」というタレコミ。そこに「誰よりも勤勉な方でしたね」とすかさずペテルギウスのセリフを入れてくる小林さん。
1st seasonからずっと出演している小林さん、高橋さん、新井さんへ、「この3rd seasonになって意識して演じ方を変えたり、何かディレクションを受けましたか?」という質問が。小林さんは「3rd seasonから監督が変わったこともあって、(制作陣が)「いつも通りで全然大丈夫です」と言ってくださって。僕も別段何かを変えたわけではありませんが、3rd seasonはスバルのカッコいい見せ場が多くて。でもカッコよくやってしまうとちょっと違うなと思ったので、決意や覚悟みたいなものを持った時、例えばアナスタシアさんに騎士とはを説く時もただカッコよく言って、調子にのっている風に聴こえるのは嫌だなと思って。「その見栄の切り方はスバルっぽいね」と思ってもらえるようにセリフ回しは考えました」。高橋さんは「2nd seasonで『試練』に挑んでいる時はずっと深刻なトーンで過ごしてきましたが、3rd seasonになったら「深刻過ぎる」とディレクションいただきました。一生懸命さの解釈が違って、求められたのは地に足をどっしり付けているけど一生懸命で。私が考えていた成長では理解できなくて」と苦心したことを話すと「よく演じた。よくやったよ!」と新井さんがねぎらう声。少しホッとした表情に。「だから一人だけ温度感が違うトーンでしゃべっているけど、『エミリアにとっての一生懸命だね』と視聴者の皆さん全員がわかるような、いいスパイスになればいいなと」。新井さんはうなずきながら「エミリアは他にはいないヒロインじゃない?順調に成長するわけじゃないし、エミリアの道で成長していくから。そこを理解してよくやった」と労った。
新井さんは「2nd seasonまでのベアトリスはずっと内にこもっていましたが、最後にスバルが外の世界に連れ出してくれて。3rd seasonはそこからのスタートなので、スバルが隣にいるだけでこんなにこの子が幸せに生きられるんだな。こんなにかわいらしい表情をするし。それを[襲撃編]の1話で感じさせてもらったし、演じさせてもらってますますベアトリスが好きになりました」。
続いては[襲撃編]の思い入れ深い話数やシーンに関する質問へ。新井さんが素早く挙手して「スバルの演説……」と言うと、一歩踏み出した小林さんでしたが、「の前のガーフ(ガーフィール)」と聞いてがっかり。「ガーフがスバルの顔を見た瞬間、(スバルを)ぎゅっと抱きしめて」と言って、両腕で抱きしめるポーズをしながら「あのシーンをよく見てほしい。あの抱き付き方はミミと一緒!」。それを聞いていた安済さんは「いつも近くにいたから移ったのかな。すごくいいですね。観返そう」。小林さんは「演説の話はラジオなどで話したので……僕はやっぱり『死に戻り』ですね。『リゼロ』の収録が始まると強い気持ちを持たないとメンタルがやられると思って挑んできましたが、1回1回の死に方が全然軽くなくて。台本の地の文を早口でしゃべるシーンは……([襲撃編]2話)」と言いかけると、安済さんが「あのシーン、好き!」。その様子を見た小林さんは「シリウスさんは気持ち良さそうにしゃべっていて(笑)。今回ルスベルに一番、親近感が湧いて。だいたい苦しがるのはスバルだったけど、同じように痛みをルスベルくんが感じてくれたので、キャスト同士で『俺たちにしかわからない苦労がある』と意気投合したのを覚えています(笑)。苦しがるシーンは『リゼロ』ならではだし、こだわったので観てほしいです」。高橋さんは「頑張ったところは、自分の身代わりに氷像を入れていたベッドに潜り込もうとして「冷たいっ!あっ、冷たくない!」というシーン。たぶん20テイクくらいやったんじゃないかな。いろいろやった結果の至極の1テイクです。エミリアのセリフ使いも(原作の長月)達平先生にセリフをかわいくしたいから書き方にこだわっているとラジオでコメントをいただいたことがあり、エミリアのめちゃめちゃかわいいポイントが『冷たくない』に入っているだろうから、普段の話し口調よりも更にかわいらしいく、リアクションもとてもかわいくしたいと思いました。そこが難しくも見どころでもあります」。
安済さんは「1話は初参加ということもあり、ドキマギしてましたし、台本の内容もエグくて。サブタイトルの意味もシリウスが表さないといけなかったので、プレッシャーもあり、ドキドキしながらやりました。あと2話でエミリアと戦うシーンがあって、Aパートは楽しい感じですが、Bパートではまさに憤怒するんですよ。Aパートを録った後に、「この後、Bパート録るの?体力、大丈夫かな?」と。心の体力も声も大丈夫か、心配で。無我夢中で怒っていた気がします」。聞いていた高橋さんは「すごくスイッチが入る瞬間があって。スバルが『死に戻り』したりして、いろいろなことを試していくルートだったけど、あそこまでキレられたらこのルートはちょっと新しい学びがあったかもしれないとすごくいい選択肢を選んだ気分になりました(笑)。それくらい引き込まれました」。新井さんも「全然心配していたように感じなかったよ」。それらの言葉を聞いて嬉しそうな安済さんは「仕上げも出来上がった映像を観たらすごくいい感じにしてくださって。「私、大罪司教やってる〜」と気分が上がっちゃいました(笑)」。その後も高橋さんから「こんなに話しやすいお姉さんなのに大罪司教なんだよなとたまに不思議に思います」と聞いて、「他の大罪司教も話しやすいでしょ?」と安済さん。また放送終了後に配信されている『Re:ゼロから始める休憩時間(ブレイクタイム)』に大罪司教たちが出演する回があって、それがエグいという話題へ。「各々が言いたいことしか言わないから。しかも全員別録りで。楽しみにしていてください」と安済さん。その『Re:ゼロから始める休憩時間』は超大事なことやアニメの補足もしていますが、「ベアトリスがなぜスバルの手をつなぐのか、その理由がわかりました」(高橋)。ぜひ本編と合わせてチェックしてほしいとオススメ。
オープニングとエンディングの映像にも触れて、「EDのあそこ、ヤバくない?ラインハルトとか横一列にみんな、並んで」(高橋)、「今までスバルが歩んできた道があったからこその勢ぞろいした感じがすごく好きで。あの瞬間もそれぞれのキャラ感が出ていて。ベアトリスはずっとスバルを見ているし、ラインハルトも引き上げつつも前を見ている騎士らしさもあって。細かいところにこだわりを感じて、OPから読み取れること、EDから読み取れることがあるので、本編の一部として見逃さないでほしいです」(小林)と二人が触れた後、新井さんから「裕ちゃん、EDのたびに泣いているって言ってたよね」と振られて、小林さんは「泣きました。何かじわじわ来ちゃうんですよね。でもそれはスバルを演じていたからこその特権だと思っています」。
この日に先行上映される[反撃編]の初回にあたる9話の見どころについては「1話分じゃないくらい入ってませんか?」と問いかける高橋さんに賛同する3人。「入っている!何て言うんだろう?幕の内弁当みたいな(笑)」(安済)、「30分以上のボリューム感があったよね」(新井)、「体感5分とかよく言うけど、その逆で」(高橋)と見た後の満足感の高さに言及。また小林さんは「あと個人的には冒頭が違う意味で刺激的だった」、安済さんは「[襲撃編]の最後にこんな話あったかな?と。この導入は挑戦的ですよね!」と期待を煽った。
「(エミリア陣営と王選候補連合は)入念に下調べして、4人の大罪司教の元に手分けをして向かうけど、裏をかかれたりして、思い通りにはさせてくれなくて。大罪司教や魔女教側の巧妙な動きも見られます」(小林)、「それぞれ分散して大罪司教に向かったのはいいけど、相性は果たしていいのかという問題もあって。『本当に倒せるの?』って」(高橋)、「でも反撃が始まった感がありますよね。視聴者側は気持ちいいけど、大罪司教を演じている身としては『う〜ん……』って(笑)」(安済)、「頑張ります!」(小林)。
最後にそれぞれより[反撃編]の見どころが語られ、トークショーは終了した。「私たちもやっと[反撃編]を観られるんだ!という喜びもあります。実は数話観させていただきましたが、今言えることはラインハルトさんがマジでカッコいい!ヤバい!最初の9話で反撃が始まったなというワクワクを感じると思いますので、楽しんでいただいて、SNSなどで感動を共有してください」(安済)、「ベア子は起きるのか?見せ場はあるのか?気になりますね。あと私はプリシラさんとリリアナのコンビがすごく気になっていて。どんな戦いをするのか注目してください」(新井)、「これから4時半までのコースになっております(笑)。この一晩を楽しんでいただければ。そして2月5日から始まる[反撃編]のオンエアを一緒に楽しんでいきましょう」(高橋)、「今日は[襲撃編]の8話+[反撃編]の1話をご覧いただきますが、[襲撃編]の第1話は90分スペシャルで、29分30秒の回もあります(笑)。おそらく12話分のボリュームがあると思ってこの上映に臨んでください。そしていよいよ[反撃編]が始まりますが、今のところ大罪司教を倒す手がかりは見つかっていません。ほぼ無策の中で、大罪司教たちと立ち向かっていくのか、結末がどうなるのか。皆さん、これが『リゼロ』であることを忘れてはいけません。心して[反撃編]に備えていただければ」(小林)。
📺 作品情報
🔘『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season[反撃編]
🔶放送情報
AT-X 2025年2月5日(水)より毎週水曜22:30〜(リピート放送:毎週金曜10:30〜/毎週火曜16:30〜)
TOKYO MX 2025年2月5日(水)より毎週水曜23:30〜
KBS京都 2025年2月5日(水)より毎週水曜24:30〜
サンテレビ 2025年2月5日(水)より毎週水曜25:00〜
BS11 2025年2月5日(水)より毎週水曜25:00〜
テレビ北海道 2025年2月5日(水)より毎週水曜26:15〜
テレビ愛知 2025年2月5日(水)より毎週水曜26:05〜
ABEMA 2025年2月5日(水)より毎週水曜23:00〜
dアニメストア 2025年2月5日(水)より毎週水曜23:00〜
※放送・配信日時は予告なく変更になる場合がございます
🔶スタッフ
原作:長月達平(MF文庫J「Re:ゼロから始める異世界生活」/KADOKAWA刊)
キャラクター原案:大塚真一郎
監督:篠原正寛
シナリオ監修:長月達平
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン・総作画監督:佐川遥
モンスターデザイン:千葉啓太郎
プロップデザイン:岩畑剛一、鈴木典孝
美術設定:青木薫(美峰)
美術監督:木下了香(美峰)
色彩設計:坂本いづみ
撮影監督:宮城己織(T2studio)
3Dディレクター:居嶋健太郎(FelixFilm)
編集:須藤瞳(REAL-T)
音楽:末廣健一郎
音楽制作:KADOKAWA
音響監督:明田川仁
音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)
音響制作:マジックカプセル
アニメーション制作:WHITE FOX
製作:Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会
🔶キャスト
ナツキ・スバル:小林裕介
エミリア:高橋李依
ベアトリス:新井里美
ガーフィール・ティンゼル:岡本信彦
オットー・スーウェン:天ア滉平
フェルト:赤ア千夏
ラインハルト・ヴァン・アストレア:中村悠一
クルシュ・カルステン:井口裕香
フェリス:堀江由衣
ヴィルヘルム・ヴァン・アストレア:堀内賢雄
アナスタシア・ホーシン:植田佳奈
ユリウス・ユークリウス:江口拓也
プリシラ・バーリエル:田村ゆかり
アル:関智一
リリアナ・マスカレード:山根綺
ヨシュア・ユークリウス:石毛翔弥
キリタカ・ミューズ:西山宏太朗
ハインケル・アストレア:津田健次郎
シリウス・ロマネコンティ:安済知佳
レグルス・コルニアス:石田彰
ライ・バテンカイトス:河西健吾
カペラ・エメラダ・ルグニカ:悠木碧
📀 Blu-ray&DVD情報
🔘『Re:ゼロから始める異世界生活』3rd season 第2巻
🔶発売日|2025年2月26日(水)
🔶品番/価格|【Blu-ray】ZMXZ-17972/9,900円(税込) 【DVD】ZMBZ-17982/8,800円(税込)
🔶収録話|第52話〜第55話
🔶発売元|ショウゲート
🔶販売元|株式会社KADOKAWA
🔶初回生産特典
▪キャラクター原案・大塚真一郎描き下ろしスペシャルアウターケース
▪キャラクターデザイン・佐川遥描き下ろしジャケット
▪スペシャルリーフレット
▪イベントチケット優先販売申込券(昼の部)
🔶毎回特典
▪ぷちキャラミニアニメ「Re:ゼロから始める休憩時間」
▪オーディオコメンタリー
▪原作・長月達平書き下ろしナレーション付きWEB予告
▪ノンクレジットOP
▪ノンクレジットED
※商品仕様・価格などは予告なく変更になる場合がございます。
🎉 イベント情報
🔘 TVアニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」3rd seasonスペシャルイベント〜プリステラの宴〜
🔶開催日|2025年5月24日(土) 昼夜2公演開催
🔶出演|小林裕介(ナツキ・スバル役)、高橋李依(エミリア役)、新井里美(ベアトリス役)、岡本信彦(ガーフィール・ティンゼル役)、天ア滉平(オットー・スーウェン役/昼の部のみ)、植田佳奈(アナスタシア・ホーシン役)、江口拓也(ユリウス・ユークリウス役)、藤井ゆきよ(ミミ・パールバトン役)、山根綺(リリアナ・マスカレード役)、鈴木このみ(OPアーティスト)、MYTH&ROID(EDアーティスト)
※参加方法など詳細は
こちらをご確認ください
©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活3製作委員会