2025年7月6日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『CITY THE ANIMATION』。本作の先行上映会が2025年6月8日(日)に新宿ピカデリーで開催され、小松未可子さん(南雲美鳥役)・豊崎愛生さん(にーくら役)・石川由依さん(泉わこ役)が登壇した。
MCを務める豊崎さんが「元々原作を読んでいた方はどのくらいいますか?」と観客に尋ねると、客席には多くの手が挙がる。そんな観客に向けて小松さんは、「アニメはオムニバス形式になっているので、原作を読んでいない方はもちろん、既に読まれている方も、どのエピソードが入っているのか予想しながら楽しんでほしいです」とアピールした。
自由奔放な南雲美鳥について、小松さんは「欲望に忠実なところ、雑なところなどどうしようもないところを挙げようと思ったらきりがないですが、どこか頼もしい、愛されキャラですね」とコメント。またオーディション時のエピソードとして「『固焼きそば』のシーンで南雲がいい人に『スンマセン!』と謝罪するセリフはオーディションの時のセリフで、早速#1からの収録で『固焼きそば』のシーンがあったので、急に試練がきたな……!という印象でした」と明かした。
南雲やにーくらと同じモクメセイ荘に暮らす泉わこについて、石川さんは「究極のマイペース人で、生活の中にあふれる
“楽しい
”を追求していく子です。度が過ぎて周りから心配されることもありますが(笑)。その
“楽しい
”の中で、周りのノリに乗っかりつつも、自分を忘れない子です」と紹介。
いたって真面目な大学生のにーくらについて、豊崎さんは「簡単に言えば南雲とわこのツッコミ役です。この先も全力で叫んでいます!(笑)」と話し、小松さんが「体力的に一番苦労されていますよね?」と聞くと、「キツイというよりも、楽しいが勝っています!」と、まるで『CITY』の世界にいるようなアフレコ現場だったと語る。さらにアフレコ前に石立太一監督が話したことを挙げて、「原作の根底に流れるインテリジェンスの感じを表現したいと仰られていたので、自分もそこを意識しながら演じました」と付け加えた。
アニメ本編について小松さんは「この作品はオムニバス形式で、多くのキャラクターに焦点を当てていることもあり、アニメとしてどこを終着点にするんだろうと思っていましたが、本当に度肝を抜かれるラストが待っていました」と期待を煽る。豊崎さんは「今まで見たことがないような表現方法を取り入れられているので、初体験になるような回がたくさんあると思います」と続けた。また一部のアフレコ台本も特殊な作りだったようで、3人は芝居の表現方法や完成品としてどう仕上がるのかなど、キャスト間でも様々な予想が飛び交っていたことを明かし、そんなたくさんの新体験が散りばめられた本作を楽しみにしてほしいと伝えた。
続いてはスクリーンに映し出された各話の場面写真とともにストーリーを振り返っていく。豊崎さんは「本作のテーマの一つに
“優しさ
”があり、CITYの人々の温かさや優しさが#1から詰まっていると思います」と前置きした上で、「個人的には鬼カマと轟の湿度の高いやり取りが好きです。部屋が湿気ているのが伝わってくるような雰囲気が良かったです」と話し、会場の笑いを誘った。
第2話ではとあるポーズの南雲が映し出され、客席からどっと笑いが起こる。そして豊崎さんから「あの南雲は(今この場で)やらなきゃでしょ」と言われた小松さんが表情や動きの練習をし始めると、豊崎さんがすかさず「違う違う! ボイスのほうだよ!(笑)」とツッコみ、会場は爆笑の渦に包まれた。その後、小松さんがセリフを生披露すると、その再現性の高さに会場から大きな拍手が。また石川さんが「一人で何役も演じているシーンは一発録りだったんですよね?」と尋ねると、豊崎さんは「セリフが映像の口の動きに合わなかったところだけリベンジしました……!」と、アフレコ時のエピソードを語った。それを機にトークは一発録りの話題に。第3話以降も光岳伸晃役の福山潤さんや、安達太良の父役の子安武人さんも同じような状況になっていたとのことで、ノリと勢いを大切にしながら和気あいあいとした現場であったことが語られた。
今度は第3話での泉わこの妹・りこのエピソードに。りこの回想シーンについて石川さんは「りこの過去が走馬灯のように出てきて、ツッコミどころが多すぎました(笑)。もう一度見る時はぜひ一時停止しながら不思議な泉家を堪能していただけたらと思います」と話す。その他にも安達太良家の話、宝さがしをする南雲、にーくら、わこの話などに触れながら第3話の紹介が進んだ。
第4話以降の展開について豊崎さんは「石立監督も『#5が1つのキーポイント』だと言っていました。まずは#5まで見続けてほしいです!」と熱く話し、石川は「#5は最低でも8周は見ないといけないかもしれないです」と言い、小松さんも「見ていただければ、私たちが言っている意味が分かると思います!」と付け加えた。
エンディングではそれぞれより、「放送前ではありますが、これだけ楽しみにしている方がいらっしゃって嬉しいです。ギャグアニメですが、アニメーション、音楽、声優陣、制作に関わる全員が汗をかいて、全力でやらせていただきました。皆さんの生活が明るくなるような、そんな
“楽しい
”が詰まった作品ですので、ぜひこれからの放送を楽しみにしていてください!」(石川)、「『CITY』の楽しさ、優しさを早く皆さんに知っていただきたかったので、今日これだけの方々が来てくださってうれしいです。ギャグアニメですが、面白さだけでなくほわっとした温かさや優しさが残ると思っております。#4以降も楽しく見ていただけたらうれしいです!」(豊崎)、「『CITY』のキャストトークとして本日はこの3人で話をさせていただきましたが、CITYに住む人たち全員が主人公だと思っています。オムニバス形式だからこその良さがありつつ、ギャグで思い切り笑うこともできますし、温かくもなれて、思い切り青春したなという気持ちを分かち合える作品です。この夏、皆さんもCITYの住人になってください!」(小松)とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。
📺 作品情報
🔘『CITY THE ANIMATION』
🔶放送情報
TOKYO MX 2025年7月6日(日)より毎週日曜24:00〜
ABCテレビ 2025年7月6日(日)より毎週日曜24:40〜
テレビ愛知 2025年7月6日(日)より毎週日曜25:20〜
BS11 2025年7月7日(月)より毎週月曜23:00〜
AT-X 2025年7月7日(月)より 毎週月曜20:00〜(リピート放送 毎週水曜8:00〜/毎週金曜14:00〜)
プライムビデオ 2025年7月7日(月)より毎週月曜0:30〜見放題独占配信
※放送日時は変更になる場合がございます
🔶イントロダクション
この街、ただの街にあらず。笑いあり(プププッ) ラブあり(キュンキュン♡) ホロリあり(ホロリホロリ
💧) 住人たちが織りなす予測不能な平凡ライフ! ワクワクが連鎖する CITYへようこそ。
🔶スタッフ
原作:あらゐけいいち『CITY』(講談社「モーニング」所載)
監督:石立太一
キャラクターデザイン・総作画監督:徳山珠美
美術監督:山崎詩央里
色彩設計:宮田佳奈
撮影監督:植田弘貴
3D監督:加瀬達規
音響監督:鶴岡陽太
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:CITY THE ANIMATION 製作委員会
🔶キャスト
南雲美鳥:小松未可子
にーくら:豊崎愛生
泉わこ:石川由依
真壁鶴菱:川原慶久
真壁立涌:入野自由
真壁まつり:七瀬彩夏
雨飾えり:田所あずさ
泉りこ:和久井優
安達太良博士/安達太良の父:子安武人
安達太良の母:浅野まゆみ
安達太良達太:KENN
安達太良良太:猪股慧士
安達太良かもめ:林鼓子
安達太良うみ:福嶋晴菜
安達太良そら:天麻ゆうき
鬼カマボコ:宮崎遊
轟:鈴木崚汰
オババ:山本和臣
いい人:水内清光
タナベ菫桜子美:後藤邑子
穂高:土門仁
光岳伸晃:福山潤
帯那林道:金子誠
黒金大和:坂篤志
ナレーション:大塚芳忠
©あらゐけいいち・講談社/ CITY THE ANIMATION 製作委員会