2025年7月7日(月)よりTOKYO MX・BS日テレにて放送開始となるTVアニメ『美男高校地球防衛部ハイカラ!』。本作第1話「浪漫革命 ハイカラだぜ!」の、あらすじ・先行場面カットが公開された。高野大河さん、長岡龍歩さん、観世智顕さん、小池貴大さん、草野太一さんらハイカラ浪漫団キャストのインタビュー(前編)も公開されている。
📜 第壱話「浪漫革命 ハイカラだぜ!」
かつて大いなる危機より地球を守り抜いたヒーローがいた……。そして今、再びの危機に眉難高校『地球防衛部』より新たなヒーロー爆誕! ……え? かつてのヒーローって誰だって? そりゃ『あいつら』ですよ『あいつら』。……え? なんで名前をぼかすのかって? そこはマルチなバースな設定なんでゴニョゴニョ……(うやむや) とにかく新たな防衛部──雲仙新九郎、酸ヶ湯愛琉志、卯花惣輔、長万部潮、阿蘇空太をよろしく!
ハイカラ浪漫団キャストインタビュー(前編)
──本作の台本を読んでの印象を聞かせてください。
高野 第1話がナレーションで始まり、雲仙の「新しい朝が来た!」というセリフで物語の幕を開けるのですが、僕たちにとっても新しい夜明けを感じるワクワクするセリフとなっていました。
小池 第1話の収録に入る時点で、大まかなキャラクターや時代背景などの設定と、第1話の台本しかいただいていませんでした。2話以降の物語がどんなものになるのか、最終的にどんな着地で落ち着くのか全くわからないまま進んでいたので、毎回の収録が本当に新鮮でしたね。また、1話進むごとにキャラクターの深い部分に触れたり、だんだん関係性も明らかになっていき、皆さんがアニメを見る感覚と同じように、僕たちもアフレコできていたように思います。
観世 収録が始まる前にみんなで「次はこんな話なんだ〜」と感想を語りあったりね。
小池 怪人の名前から、
“どういう怪人か当てるゲーム
”をやったりしていました(笑)。
長岡 これまでのシリーズとは違い、大正時代が舞台というのは本作ならでは。大正時代だからこその面白さが盛り込まれているのはもちろん、『防衛部』らしい
“ご時世ネタ
”“時事ネタ
”も含まれていて(笑)。その部分も刺激となって面白さに繋がっていると思います。
草野 しかも、ちょっと考えさせられるネタでもあるんだよね(笑)。
長岡 そうなんです。『防衛部』だからこそそれをコメディに落とし込めるという。ちゃんと、怒られないギリギリを攻められるのも『防衛部』にしかない魅力だと思いました。
高野 舞台は変わっても、しっかりシリーズの
“らしさ
”を受け継いでいるのが良いですよね。
小池 受け継ぐというと、安元洋貴さんも前作に続いて登場されますしね。ちゃんと歴代シリーズ通りに緑色の動物を担当しているのもお約束でした。
草野 しっかり引き継ぐものは引き継ぎつつ、キャラクターの個性は過去シリーズに全然負けていません。むしろ、もっとぶっ飛んでいるんじゃないかと思うくらい。まさにタイトル通りの
“ハイカラ
”なキャラクターばかり。また、過去シリーズにない演出も組み込まれているので、そこは是非とも楽しみにしていただきたいですね。
高野 本当に何でもありの物語になっているので、軽い気持ちで見ていただければ(笑)。
観世 その
“何でもあり
”な部分がクセになるんじゃないかと思います。軽い気持ちで見たとしても、見続けることによって沼にズブズブとハマっていくような(笑)。僕たちが台本を読んだ時も「この先どうなるんだ!?」「続きが気になる!」となったので、視聴者の皆さんもきっとそうなると思います。
──それぞれが演じるキャラクターの印象、魅力に感じた部分は?
長岡 僕が演じる酸ヶ湯愛琉志は見た目通りにちょっとチャラくて、そして美しい、スーパーナルシストです。一人称が「俺ちゃん」で、属性が盛りだくさん過ぎますよね(笑)。ただ、ナルシストキャラというと自分のことばかりフォーカスしてると思われるかもしれませんが、意外にもそうではありません。気配りもできるし、ぶっ壊れるところはぶっ壊れるし、彼の美徳が瓦解する様を楽しんでほしいですね(笑)。3年生として、後輩を引っ張る先輩らしさも魅力的なので、そこにも注目です。
小池 長万部潮は、無個性な子……という設定なのですが、腹ペコになると豹変してしまうという(笑)。そのギャップが彼の一番の見どころになると思います。ワイルドな演技もすごく楽しかったです!
草野 あくまで「自称無個性」だからね(笑)。第1話で空太の足を大根と間違えて食べようとするシーンがあり、そういう意味で、最初に強いインパクトを持つキャラクターは潮な気がします。さらに小池くん自身も、ちょっと潮っぽいヤバさを持った人で。こういったインタビューでも、とんでもない返答を投げてきたりするんですよね(笑)。
小池 美味しく料理してね(笑)。
草野 まさにこういう感じの(笑)。
長岡 怖い怖い(笑)!
高野 雲仙新九郎は、とにかくハイカラなものが大好き。セリフの半分は「ハイカラ」と言っているんじゃないかというくらい(笑)。明るくて、人を巻き込む求心力があり、ある種のカリスマ性を持つキャラクターだと思います。作中で「本当に自分はこのままでいいのか?」と迷う瞬間もあるのですが、しっかり自分の答えを導き出せる、自分の思った道へ真っすぐ突っ走ることができる部分が魅力だと感じますね。行動力もあって、僕自身があまり動けないタイプなので、そこにはリスペクトさせられます。
草野 阿蘇空太くんは、もうとにかく可愛い! 本人も自分のことを誰よりもかわいいと思っていて、性格はクソガキ系、さらに忍者の家系出身という、個性の塊です。他にも尖った個性を持つキャラクターが多いので、それに翻弄される様子も描かれ、意外とツッコミキャラでもあるんですよね。愛琉志もツッコミなのですが、それとはまた違う温度感のツッコミ役を担っているというか。台本上、話を次に進める役割を任されることが多いので、演じる上で「ツッコミにバリエーションをつける」ことを特に意識しました。5人の中だと弟ポジションに見えると思うのですが、今後の展開で意外な一面も見えてきます。彼もギャップを持ったキャラクターですので、新たな魅力が増えることを楽しみにしてください。
観世 卯花惣輔は、みんなのお母さん……と第1話を見た視聴者の方も思うと思うのですが、そうでもない(笑)。まとめ役かと思いきや、自分のやりたいことをやっているだけで、好きだから家事を担っているけれど、嫌なことはやらないと思います。愚直すぎるがあまり、行き過ぎて暴走する展開が今後登場するので、彼の表情が崩れる瞬間は見どころになると思います。
──本作のタイトルにかけて、一番ハイカラだと思う人は誰ですか?
小池 申告制にしよ! 自分が一番ハイカラだと思う人は手を上げることにしよう(笑)。
▪自分をハイカラだと思っている人:高野さん、長岡さん、小池さん、
▪自分をハイカラだと思っていない人:草野さん、観世さん
観世 そっちか〜! 全員手を上げないオチにするのかと思った(笑)。
長岡 逆に全員が手を上げて「みんなナルシスト?」みたいな流れなのかと思った(笑)。
小池 自分で手を上げちゃいましたけど、本当にハイカラだと思っているのは高野大河です。普段つけているアクセサリーの量が尋常じゃない(笑)。
草野 確かに(笑)。
高野 僕も自分で手を上げちゃいましたが、実際はみんながハイカラですよ。僕目線だと、みんな一番星だよ!
📺 作品情報
🔘『美男高校地球防衛部ハイカラ!』
🔶放送情報
TOKYO MX 2025年7月7日(月)より毎週月曜23:00〜
BS日テレ 2025年7月7日(月)より毎週月曜23:30〜
🔶イントロダクション
時は大正───浪漫の香り満ち、人々の心、いまだ情け知る。眉難高校に通う、雲仙、酸ヶ湯、卯花、長万部、阿蘇は
“何にもしない部
”・地球防衛部の部室でダラダラ過ごしながら、学生寮・黒玉寮で共に生活をするごく普通(?)の男子学生。ある日5人が黒玉寮で朝風呂していると、湯船の中になにやらヌルっと動くものが。やっとの事で捕まえると、それはしゃべるマヌルネコ・ヌルだった!遠い遠い未来から重大な使命を帯び、地球に滅亡の危機が迫っていることを伝えに来たというヌル。守りたい…この地球をと言いながらも、自分は危機を知らせにきただけで地球のために戦うかどうかは自由意志で……5人で決めてほしいという。これって責任逃れじゃない…?怪しむ防衛部たち。「どっちでもいいなら俺はやるぜ!そっちの方がハイカラだからな!」と張り切る雲仙。自由な心で自ら戦うと決めた5人をヌルは猫科学でハイカラ浪漫団に変身させるのだった。その一方…暗躍する謎の3人組・蛮華羅新鋭隊(ばんからしんえいたい)。地球征服を企む輩だった。
🔶スタッフ
原作:馬谷くらり
監督:高松信司
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン・総作画監督:村上彩香
プロップデザイン:土本佳奈
美術監督:丸山由紀子
色彩設計:桂木今里
撮影監督:越山麻彦
編集:小野寺桂子
音楽:yamazo
オープニングテーマ:ハイカラ浪漫団(高野大河、長岡龍歩、観世智顕、小池貴大、草野太一)「ハイカラ de GO!!」
エンディングテーマ:蛮華羅新鋭隊(前野智昭、阿座上洋平、山下大輝)「残光 in your eyes」
音楽プロデューサー:川原陽子
音楽制作:ポニーキャニオン
音響監督:高松信司
アニメーション制作:スタジオディーン
🔶キャスト
雲仙新九郎:高野大河
酸ヶ湯愛琉志:長岡龍歩
卯花惣輔:観世智顕
長万部潮:小池貴大
阿蘇空太:草野太一
百目鬼珠闘麗斗:前野智昭
乳頭左門:阿座上洋平
猫魔祐:山下大輝
キャン:安元洋貴
御殿場寮長:杉田智和
ヌル:西村知道
©馬谷くらり/黒玉寮