2021年に放送されたTVアニメ『やくならマグカップも 二番窯』。本作総集編が2025年10月17日（金）より劇場上映されることを記念して、作品の舞台である岐阜県にあるイオンシネマ土岐にて、田中美海さん（豊川姫乃役）・神谷純監督・荒川稔久氏（シリーズ構成・脚本）・梶原おさむ氏（原作）登壇の特別試写会が2025年10月13日（月・祝）に開催された。

　田中さんは「久しぶりに多治見に来ました！皆さんお久しぶりです！」と明るく挨拶。「『やくもの放課後』のロケの時に多治見には何度も来ました。その時にバスに乗っているとそこかしこからうなぎを焼くにおいが窓から入ってきて…『今日はウナギは食べないんですか！』と毎回聞いてました（笑）。こちらのうなぎは焼き方が違うんですよね？」と多治見市の思い出を嬉しそうに語った。東海エリア出身の神谷監督は「そうなんですよ。パリっと焼くのがこちらの食べ方ですね」、荒川氏も「そうそう。うなぎはおいしいよね」と名産品トークで盛り上がった。

　多治見市在住の梶原氏が「2番窯の『やくもの放課後』に出てきた瑞浪の採土はやったことがないんですよ」とコメントすると、田中さんは「放課後のロケは1日で何ヶ所も回ってるんですよ。次いきまーす！って。なので色々なところにいっているんです」と笑顔。神谷監督は「詰まってたんだ〜」と相槌を打つと、「詰め詰めでした！でもそれが青春だったなーと」と振り返った。

　本作の好きなところを聞かれると田中さんは、「5話の十子先輩が悩んでいるエピソードですね。姫乃が助けてあげたいと思うんだけどうまく言えなくて…土岐のアウトレットに4人で行くんですけど私服がめちゃめちゃかわいくて青春しているシーンがキュンとしましたね」とコメント。神谷監督は「いやー（上映を鑑賞中に）ずっと泣いてました（笑）」と明かし、荒川氏も「おじさん殺しだよね。この作品（笑）」と共感した。

　3期について田中さんは「ぜひやりたい！もう構想はある感じですよね？」と問いかけると、神谷監督は「ど、ど、どどうなんですか？」と困惑気味に真土泥衛門（着ぐるみ）に振りつつも、「期待してよいのでは？」と前向きな回答。客席からは大きな拍手が起こった。最後に田中さんが「もしかしたら三番窯もあるかもしれないと私も期待しています。またお会いしましょう！」と締めくくり、イベントは幕を閉じた。


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