TVアニメ『機動天使エンジェリックレイヤー』が初Blu-ray化。DVD-BOXとともに2010年3月26日(金)発売を予定していたが、2010年9月24日(金)に発売日が延期されることが発表された。発売を楽しみにしていたファンにとっては残念なお知らせだが、代わりにうれしいニュースも飛び込んできたぞ。榎本温子がOPテーマ『Be My Angel』をセルフカバー。9年の時を経て新たに生まれ変わった『Be My Angel』が、『機動天使エンジェリックレイヤー』公式サイトで配信されることが決定した。
――久しぶりに『Be My Angel』歌ってみていかがでしたか?
榎本 2001年にレコーディングをして、これまでイベントなどでは歌ってはきたんですが、改めてレコーディングというのは今回が初めてでした。突然持ち上がった話だったので、うれしいと思う反面、どういう風に作ろうか考えまして、企画段階から私も携わらせていただきました。イベントなどでは9年前のオケでずっと歌ってきましたが、この曲をこれからも歌っていきたいので、この先10年歌える音作りをしてほしいということを、まず最初にお願いしました。『Be My Angel』はこの9年の間にすごいモンスター曲になりまして、私の楽曲の中でも一番の盛り上がりを見せる、観客の皆さんがとても喜んでくれる曲なので、そのイメージを壊さず、もっといいものを目指していくために、相応の心構えが必要でした。これまでずっと歌ってきた曲ですから、改めて練習する必要はなかったんですが、私は同じ曲を再度レコーディングした経験がほぼなかったもので、歌いながらこれでいいのかしらと思う部分もありながら、レコーディング自体はスムーズに終えることができました。今回はハモリも自分で歌い、それが自分的にとても新鮮でした。
――自分でハモリを歌ってみて何か発見はありましたか?
榎本 今回私が歌ったハモリは、きっと以前には無かったものだと思うんです。ですのでこれは一体どうなるんだろうと思いながら出来上がりを聴いてみたら、曲の印象が全然違っていて。ハモリの入れ方でこんなに楽曲って変わるんだなと驚きました。自分でハモリを入れるのは好きですし、他の楽曲でもやっているので、『Be My Angel』でそれができてうれしかったです。
――9年振りに『Be My Angel』をレコーディングしてみて、当時と変わったところ、逆に変わっていないところはなんですか?
榎本 『Be My Angel』は自分名義で出した初めてのCDで、当時は緊張もしていましたし、どういう風に歌おうかと模索しながらのレコーディングで、とにかく時間がかかった覚えがあります。今回はこの9年間歌って培ってきたものをそのまま詰め込んでいこうと思い、いつも通りに歌いました。この曲は観客の皆さんのコール&レスポンスがすごいので、その様子を思い出しながら、レコーディングしました。逆に9年前と変わらないものは、楽曲の美しさですね。いま聴いてもすごく良い曲で、元気のある曲なんだけど、メロディーが綺麗。哀愁があるけど、歌詞は明るくて、みんなに勇気を与えるような内容という、この楽曲が持つ力は変わらないんだなと感じました。
――『機動天使エンジェリックレイヤー』にはどんな想い出がありますか?
榎本 『機動天使エンジェリックレイヤー』はみさきの成長物語ということで、自分でみさきの心情を考えながら、ここの台詞は今のみさきの心情と合っているんでしょうかと、スタッフの方と相談させていただいたりした、初めての作品でした。それまでは台本にあることを演じるだけで精一杯でしたので。でも『機動天使エンジェリックレイヤー』はすごく丁寧に進めていただいたので、作品全体を感じながらアフレコをすることができました。それから共演者の方が素晴らしい方ばかりで非常に勉強になりましたし、CLAMP先生のファンでしたので、CLAMP先生の作品で主役をやらせていただけたことを、今でも光栄に思っています。