9月24日(金)にBlu-ray BOXの発売を予定しているTVアニメ『機動天使エンジェリックレイヤー』。これを記念して、7月24日(土)、秋葉原・CLUB GOODMANにて、鈴原みさき役・榎本温子さんを迎えての「初Blu-ray化記念!『機動天使エンジェリックレイヤー』トーク&ライブ」が開催された。司会を務めたのは井ノ上奈々さん。CLAMP先生のファンであり、いち視聴者として『機動天使エンジェリックレイヤー』のTV放送を観ていたという縁で、今回司会を任されることとなった。
イベントはまず、トークコーナーからスタート。
――Blu-ray BOXになると聞いて、どのように思いましたか?
榎本 Blu-ray!そんな時代なのか!とびっくりしました(笑)。TV放送当時はDVDが出始めた頃で、VHSとDVDのパッケージを頂いたんですが、その後、DVD-BOXになったときにもそれを頂き、そして今回はBlu-ray BOXを頂き、これで4セット目になります(笑)。でもBlu-rayで『エンジェリックレイヤー』が観られるなんて、素晴らしいですね。Blu-rayになると聞いて、DVDで全話あらためて観直したんですが、『エンジェリックレイヤー』を観るのは、TV放送当時にオンエアを観て以来のことでした。こうして10年ぶりに観てみると、あらためて客観的にすごく良い作品だなと思えました。
――榎本さん演じる鈴原みさきは和歌山出身なんですよね。
榎本 そうなんです。オーディションでは関西弁が話せる人もそうじゃない人もいたんですけど、和歌山弁は大阪や神戸の言葉とは少し違うらしいんですね。方言は気にしなくていいと言われたので、「これはみさきち弁だ」という気持ちで喋っていました。でもキャンペーンで関西に行く機会があり、関西のファンの皆さんに「怪しい関西弁ですいません」と謝ったら、「そんなことないよ!」と言ってもらえたので、ほっと胸をなで下ろしました(笑)
――アフレコでなにか想い出に残っていることはありますか?
榎本 すごく豪華なキャストで緊張していたんですが、とにかく台詞がたくさんで必死だったので、アフレコをしているときは周りを見ている余裕なかったですね。でも第1話の収録で、エンジェリックレイヤーで闘う天使(人形)を見て、キャストのみんなで「コレにも声を当てるのかな? そうだったら大変だよね」と話したことは覚えています。
――みさき、ヒカル以外でお気に入りのキャラクターはいますか?
榎本 先日DVDを観直してみて、珠代ちゃんがすごく好きだなって思いました。いつも、みさきのことを一所懸命応援してくれて、しかも片想いしている幼なじみ(小林虎太郎)がみさきを好きになったときにも変わらず応援してくれるなんて、なんていい子なんだろうと。物語が進むと珠代ちゃんは虎太郎といい雰囲気に、みさきは王二郎さん(CV.保志総一朗)といい雰囲気になるんですが、保志さんとは以前にラジオを一緒にやっていたりしたので、ちょっと気恥ずかしかったです。
――特に印象に残っているシーン、好きなシーンはどこですか?
榎本 お母さん(CV.井上喜久子)と再会したシーンですね。全26話のお話で、第25話にしてようやく会うことができ、喜久子お姉ちゃんと二人してわんわん泣きながらアフレコしたことを覚えています。
そんなトークコーナーのあとには、ファンの皆さんが選んだ『機動天使エンジェリックレイヤー』名場面、小林虎太郎役・福山潤さんからのビデオレター、さらにサプライズで、2001年当時の「Be My Angel」PVを上映し、榎本さんは「えええっ!?」とビックリ。このPVはこれまでどのメディアにも収録されていなかったが、Blu-ray BOXに映像特典として収録されることが決まった。
その主題歌「Be My Angel」だが、Blu-ray BOXをリリースするにあたり、当時のスタッフが再結集して、新たに生まれ変わることに。「この先10年歌っていきたいので、タイトルに
“2010
”とは入れないでほしい」とお願いし、「Be My Angel〜memorial wing〜」という素敵なタイトルになったこの曲。そのフルバージョンを、ライブで初披露した。
最後は「『エンジェリックレイヤー』のイベントをするのは久しぶりですが、こうしてまたファンの皆さんと会えて嬉しいです。TV放送から10年が経ち、この作品を観たことがないという方もいらっしゃると思いますが、せっかくBlu-ray BOXになるので、この機会にたくさんの人に観てもらいたいです」と挨拶し、イベントは幕を下ろした。