8月7日(土)・8日(日)の2日間、東京・文京シビックホールにて開催された夏の恒例イベント「TBSアニメフェスタ2010」。現在好評放送中の『アマガミSS』のステージには、絢辻詞役・名塚佳織さん、桜井梨穂子役・新谷良子さん、棚町薫役・佐藤利奈さん、中多紗江役・今野宏美さん、七咲逢役・ゆかなさんが出演した。
――現在は「棚町薫編」を放送中ですが、収録はどんな雰囲気の中で行われていますか?
佐藤 「棚町薫編」の前に「森島はるか編」があったんですが、主人公の橘純一くんが変態紳士で、はるかさんが小悪魔キャラ。そんな二人の恥ずかしいやり取りを見ていて、「次は自分がこれをやるのか……」と思ったら、アフレコに行きたくないと思っちゃって(笑)。とにかく『アマガミ』はすごいです! でも収録が進んでいくうちにヒロインによって展開は違うと分かって、少し落ち着いて「棚町薫編」を収録することができました。棚町薫編には「森島はるか編」で一番衝撃的だった、「
“誘拐犯と人質
”というシチュエーションでの食事」みたいなプレイはなかったです(笑)
今野 私は第1話、第2話に出演し、その時から「『アマガミ』すごい!」と思っていました。私は第2話の後、次は第5話のアフレコだったんですが、「前回すごかったんだよ!」と、みんなざわざわしてました。中多紗江編は原作ゲームをプレイした人なら分かると思いますが、他のヒロインとは違う演出がもあるんです。台本を見たとき、思わず「人見知りだから?」と思いました。
ゆかな 今は「七咲逢編」を収録しているところなんですが、原作ゲームのどのエピソードがアニメになるのかは、事前には分からないんです。でも先ほど監督から次回のお話を聞かされて……。
今野 そうしたら、ゆかなさんが物陰に隠れちゃったんです。
ゆかな 楽屋にはたくさん人がいたんで、恥ずかしくなっちゃって……。
新谷 今からそんなことじゃ、収録どうするんですか!
佐藤 来ないんじゃないかな(笑)。でもゆかなさんは悪くない。『アマガミ』がそれだけすごいんですよ。
ゆかな 利奈ちゃん、今はすごい余裕の表情しているけど、「棚町薫編」のときは顔真っ赤にしてたじゃない。
新谷 「桜井梨穂子編」がどうなるかはまだ全く聞かされていないんですが、ゆかなさんの話を聞いて、さらに怖くなりました……。橘さんとは幼なじみという関係なので、梨穂子に対しては恋愛感情とかあまりなく、素っ気なく接してくるところからエピソードが始まると思うんです。他のヒロインに対しては橘さんも最初からドキドキしてたのに、「桜井梨穂子編」では梨穂子ばっかり恥ずかしい思いをするんじゃないかって思っています。
佐藤 それは新しいね。これまでは純一役の前野さんが一番恥ずかしい思いをしてたのに。
名塚 絢辻詞は原作ゲームで恥ずかしい台詞がいっぱいあったので、アニメでも恥ずかしいことになるんじゃないかなと思います(笑)。詞は
“天下無敵の仮面優等生
”なので、徐々に橘くんには裏の顔を見せていくかと思うんですが、その裏の顔のときにはかなり酷いこと言ったりするので、大丈夫なのかなと思っています。原作ゲームの収録中にも一度スタッフに、「この子、メインヒロインで大丈夫なんですか?」って聞いてしまいました(笑)。「絢辻詞編」の収録が楽しみでもあり、怖くもあります。
ここでヒロインの皆さんを不安に陥れた「森島はるか編」のダイジェストを上映。改めて告白シーンやキスシーンだけを抽出すると、かなり衝撃的な映像に。「詞にも、
“誘拐犯と人質
”みたいなシーンがありそう……」(名塚)と、これから収録をする人は戦々恐々といった様子なのに対し、既に収録を終えた佐藤さんなどは、「自分の番が終わるとすごく楽です。早めに終わらせておいたほうがいいですよ?」と、すっかり傍観者モード(笑)
さらに『アマガミSS』を深く知るべく、「森島はるか編」で純一がはるかの膝の裏にキスをしたシーンを取り上げ、自分ならどこにキスをするかを純一になりきって答えるコーナーや、azusaさんによるOPテーマ「i Love」のミニライブなどが行われ、大盛況のうちにステージは幕を下ろした。
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