📛 津田健次郎 花澤香菜 日笠陽子 柿原徹也 陶山章央 細谷佳正 仲谷明香 浅沼晋太郎
ビジネス書として異例の大ヒットとなる累計200万部を記録し、オリコン2010年年間「本」ランキング1位となったビジネス小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海著/ダイヤモンド社刊)がアニメ化。2011年3月14日(月)よりNHK総合にて全10話が放送される。本作の監督である浜名孝行氏、川島みなみ役・日笠陽子さん、宮田夕紀役・花澤香菜さん、浅野慶一郎役・柿原徹也さん、柏木次郎役・陶山章央さん、加地誠役・津田健次郎さん、二階正義役・浅沼晋太郎さん、北条文乃役・仲谷明香さん、星出純役・細谷佳正さん、桜井祐之助役・中西英樹さん、朽木文明役・赤澤涼太さん、新見大輔役・内匠靖明さんに本作にかける意気込みや、出演が決まったときの感想などをインタビューした。
――浜名監督に伺います。本作にかける意気込みをお聞かせいただけますか。
浜名 非常に話題となっている作品ですので、楽しみであるという気持ちと共に、緊張感もあります。でも優秀なスタッフが集まってくれて、いい感じに作品づくりが進んでいますので、放送を楽しみにしていただければと思います。
――キャストの皆さんへ伺います。ご自身のキャラクターについて、ご紹介をお願いします。
日笠 みなみは天真爛漫な明るい女の子で、夕紀のために野球部を甲子園に連れて行こうと、『マネジメント』という本を読んで頑張っている、一途な女の子です。
花澤 夕紀はみなみちゃんの親友で、お淑やかで、ちょっと病弱なんですが、みなみちゃんの相談にいつも乗ってあげている、頼もしい女の子です。
柿原 浅野くんは野球部のエースです。正義感があって、負けん気が強く、自分の納得いかないことには意地になって反発することもあり、他のチームメイトと較べて、ちょっと子供なところがあるのかなと思います。
津田 野球部の顧問である加地先生は、野球の知識が豊富で、野球に対する愛情もすごくあるのですが、部員とコミュニケーションが上手くいかず、野球部が上手く機能していないことに悩んでいます。
陶山 柏木はみなみの幼なじみで、明るく楽しい性格の、演じやすいキャラクターです。
浅沼 二階くんは経営者になりたくて野球をやり始めたという変わり者で、野球の技術はそれほどないのですが、練習熱心で努力家です。
仲谷 文乃ちゃんは野球部のマネージャーです。普段はおどおどしていて挙動不審な、大人しい女の子なんですが、でも実は内面には熱いものを持っているんじゃないかなと思っています。
細谷 星出くんは、上手く機能していない野球部で本当はやりたくないのに仕方なくキャプテンになっているのですが、もともとは自分の実力を試したくて野球部に入部した、そんな男の子です。
赤澤 朽木くんは足が速く、それを買われてレギュラーに抜擢されたのですが、足以外はからっきしダメなので、自分がレギュラーであることに悩んでいます。それも性格の真面目さゆえなんだろうなと思います。
中西 祐之助くんは野球はそこそこ上手いんですが、チャンスに弱く、にも関わらず、チャンスに出番が回ってきてしまうという、運の悪い男の子です。
内匠 新見くんは控えのピッチャーで、あまり目立つ存在ではないのですが、真面目な性格で、マネジメント次第で成長する選手だと思います。
――浜名監督に伺います。本作の監督をされることが決まったとき、どのように思われましたか?
浜名 萌え系の可愛らしい絵で、これまで自分がやってきた作品とは雰囲気と違うなと思いました。でも中身を読むとすごくいい話で、絵柄とギャップがありますね。僕は子供の頃に少年野球をやっていて、野球アニメをずっとやってみたかったので、この作品に関わることができてすごく楽しいです。
――キャストの皆さんへ伺います。作品に参加することが決まったとき、どのように思われましたか?
日笠 オーディションでは、舞台のお芝居をやる感覚のようなナチュラルな演技をという指示があり、急遽、事前に自分で作り込んできたキャラクターとはまったく違う演技をしたんです。ですので、合格したことにものすごくびっくりしました。200万部を超える大ベストセラー作品に出させてもらえるんだと思うと、すごく嬉しかったです。『もしドラ』は現実にありそうな話ですので、他のキャストと一緒に演技をする中で、ナチュラルにみなみを作り上げていければと思ってます。
花澤 夕紀のような包容力のあるお姉さんポジションの役に挑戦してみたいと思っていたので、夕紀に決まったときは本当に嬉しかったです。私の父が野球が大好きで、小さい頃によく球場に連れて行ってもらい、父と一緒に応援していたので、そのワクワク感が出せたらいいなと思いながら収録しています。
柿原 僕もオーディションではナチュラルさを大事にという指示があったのですが、浅野くんは熱血で、明るくて、喜怒哀楽の激しい、すごく感情豊かな男の子なので、それをナチュラルに演じらる役をいただけて嬉しかったです。誰もが知っている作品なので、携わることになり、すごく光栄です。このアニメを原作にも負けないような魅力的な作品にしていきたいと思います。
津田 話題の作品でしたので、出演できると決まったときはテンションが上がりました。普段アニメを観ない方にも楽しんでいただける作品だと思いますので、そこも楽しみです。原作を読んだときは、加地先生はもっとおどおどした、もさっとした姿を想像していたのですが、絵を見てみると、思った以上に男前でびっくりしました(笑)
陶山 実は第1話の台本を読むまで、自分は二階正義役だと思っていたんです(笑)。オーディションを受けたのが主に二階正義役で、最後にこっちもやってみて、と言われたのが柏木だったんです。その後、合格したと聞いたので、すっかり二階役だと思い込み、「今までやったことのない難しい役だな。二階正義頑張るぞ!」と、原作を読んで台詞を練習したりしていたのに、いざ台本が届いて、キャスト表を確認したら! でも柏木のほうが僕にとってはやりやすい役なので、明るく元気に演じていきたいと思います(笑)
浅沼 高校時代に甲子園に応援に行ったことがあるので、ちょっと懐かしい気持ちになりました。僕の実家は岩手なのですが、そちらでは僕の出演しているアニメがなかなか放送されないんです。でも『もしドラ』は間違いなく放送されるので、そこが嬉しいですね。二階くんを高校生らしく爽やかに演じていきたいと思います。
仲谷 文乃役でオーディションを受けさせていただいた時、雑誌などでお見かけしたことのある声優さんが他にもたくさん受けていらっしゃって、これは受からないだろうと思っていたんです。でも私を選んでいただけて、すごく嬉しかったです。『もしドラ』のオーディオブックで朗読をさせていただいたことがあるのですが、その時に文乃が一番合ってるねと言われたので、アニメでも文乃役を頑張ります。声優としてレギュラーのお仕事をするのはこれが初めてなので、皆さんの演技を見て、技術を学んでいきたいと思います。
細谷 僕はHowTo本が好きで、『もしドラ』も読んだことがあったのですが、アニメではどのようにドラッカーの『マネジメント』を分かりやすく伝えていくのか、僕も視聴者の皆さんと同じ目線で、物語の展開を楽しみにしています。
中西 『もしドラ』という話題作に出演できることになり、すごく光栄です。僕が桜井祐之助役に選ばれたのは、僕自身もチャンスに弱いからだろうと思いますので、きっと祐之助くんの祐之助くんらしさを伝えられると思います(笑)
赤澤 少年キャラを演じることがあまりないもので、朽木くん役に選んでいただき、驚きと嬉しさでいっぱいです。今ここにこうしていられることがまだ信じられないです。
内匠 このような話題作に、そしてこのような豪華キャストが集まる中、僕を選んでいただけて光栄です。誠心誠意頑張りますので、よろしくお願いいたします。