2011年夏から待望のTVシリーズ第2期がスタートする『バカとテストと召喚獣』。それに先駆けて発売されるOVA『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』の発売記念イベント「バカ祭 in MAKUHARI」が、1月23日(日)、シネプレックス幕張にて開催され、吉井明久役・下野紘さん、姫路瑞希役・原田ひとみさん、島田美波役・水橋かおりさん、坂本雄二役・鈴木達央さん、木下秀吉役・加藤英美里さん、土屋康太役・宮田幸季さん、霧島翔子役・磯村知美さんらメインキャストが勢揃いした。
まずは2月23日(水)に発売されるOVA上巻、3月23日(水)に発売されるOVA下巻を先行上映。その後、キャストの皆さんが登壇し、トークショーが行われた。
――OVAをご覧になられて、いかがでしたか?
下野 相変わらずな感じのバカテスの面々で安心しました。アキちゃん(女装した明久)のカツラがシーン毎に変わっていたり、瑞希が作ったゴマ団子から立ち上るオーラがやたら頑張って描かれていたりと、なんでこんなところに力入れてるんだ?というところに力入れすぎです(笑)
原田 とにかくぬるぬる動いているなという印象です。私としては、瑞希ちゃんのドレス姿を見られたことがすごく嬉しかったです。TVシリーズと較べてもいろいろなところがパワーアップしていて、流行りのネタが仕込まれていたり、チャイナドレスの柄といった細かいところまでこだわって描かれていたりと、あちこちに小ネタが散りばめられていて、楽しみながら観させていただきました。
水橋 ムッツリーニ(土屋康太)がなんだか可愛くなっていませんか? TVシリーズでは秀吉が男の子の中で一番可愛かったのに、OVAのムッツリーニは一体どうしたの!? 何かに目覚めちゃったんじゃないかな(笑)。逆に、秀吉はTVシリーズより格好良くなっていませんか? 秀吉に対して「男だな」っていう印象を、今回初めて持ちました。それから、鉄人(西村宗一)が老けましたね。苦労してるんだなって思いました(笑)
鈴木 そんな鉄人を苦労させているFクラスの代表を雄二はしているのですが、今回はえらく忙しかったです。収録のとき、下野さんと目が合って、お互いため息をついたこと思い出しました。
下野 ついたね(笑)。収録を終えて、他のみんなは「この後どうする?」とかわいわいやってたんですけど、僕らは二人は「はぁ〜」ってぐったりしてました。
鈴木 アフレコブースの中は暑いし、空気は薄いしで、そんな中でずっと叫んでいると、やってるうちにどんどんふわふわしてきて、自分でも何を言っているのか分からなくなってくるわけですよ。
下野 テンションだけはどんどん上がっていくんだけどね。でも意識はどんどん薄れていく(笑)
鈴木 とあるシーンで訳が分からなくなってしまい、台詞も忘れてしまって、勢い任せに明久に向かって「おい!」と言ってしまったんですが、当然録り直しかと思っていたら、それがまさかOKに……(笑)。それから、個人的には翔子と絡むことができて楽しかったです。
磯村 雄二と翔子の絡みが、バカテスの魅力の3分の1くらいを占めてますからね!(笑)
加藤 私が気になったシーンは『北○の拳』のパロディーシーンで、他のキャラクターはそれ風のタッチになっているのに、秀吉だけいつも通り可愛いままで、それがすごく気になっちゃいました。それから、翔子が自分が着ているメイド服を脱いで雄二に渡そうとして、そうじゃないと言われ、ガッカリしているシーン。翔子の表情が可愛くて、ニヤニヤしちゃいました。
下野 秀吉が雄二の声マネをするシーンがあって、そこは本番ではタツが喋っているんですけど、まず加藤さんがその台詞を読んで、それをタツが真似て喋っているんですよね。
磯村 英美里ちゃんが「愛してるよ翔子!」と絶叫してくれて、すごく嬉しかったです(笑)
宮田 僕は家で2回観て、今日も楽屋で1回観たんですが、完成された映像を観て、ここはこんな風になるんだと感動しました。パロディーがふんだんに盛り込まれていたり、CGが無駄に頑張っていたりと、いろいろなところが凝っていて、いい意味でバカなところに感心しました。観るたびに新しい発見があるので、皆さんにも繰り返し何度も観ていただきたいです。例えば、Fクラスの教室が映るシーン、いろいろなところにネタが仕込まれていて、芸が細かいです。
磯村 本当に小ネタがたくさんです。今日も楽屋でみんなで観たのですが、そうすることで、自分一人で観ていたときには気づかなかったネタを発見できたりしたので、皆さんもたくさんの方と一緒に観ていただければ、新しい発見があると思います。
――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
下野 OVAでこんなに力が入っているなら、TVシリーズ第2期もきっとすごいことになるんだろうと思っています。まだ具体的なことは分からないのですが、小ネタが増えるんじゃないかと思いますので、皆さん観るときは油断せずに隅々まで目を凝らしていただきたいです。OVAでは明久と雄二が汗を掻きましたけれども、第2期では全員が毎回サウナに入ったのかと思うくらい、汗を掻いて頑張りたいと思っていますので、期待していてください。
原田 TVシリーズ第1期、OVA、そしてTVシリーズ第2期と、期待が高まる一方ですが、私としては瑞希ちゃんの恋愛が進展してくれたら嬉しいなと思っています。だって瑞希ちゃんはヒロインなんですよ?
下野 そうだったの!?
鈴木 ヒロインは秀吉だろ?
原田 ちょっと!(笑) ……瑞希ちゃん頑張ります! 無駄にアドリブとか入れちゃうんだから!!
水橋 第1期で大変だった明久と雄二は、きっと第2期でも大変なんじゃないかな。でも大変さの質が二人で入れ替わるんじゃ……と思っています。
下野 入れ替わっても結局大変じゃないですか! 水橋さんもそうやって油断していると、痛い目に遭いますよ?
水橋 きっと美波は大丈夫。第2期ではキャラクターの関係性にも変化が出てくるんじゃないかと思っていますので、皆さん期待して待っていてください。
鈴木 OVAでは、TVシリーズ第1期よりも格段に台詞の量も、アフレコで掻く汗の量も増えたことにびっくりしました。TVシリーズ第2期では、美波の処刑シーンがものすごく長くなるんじゃないかと予想しています。
下野 それじゃ、オレが大変じゃないの!?
水橋 やられてるだけでいいんだから楽でしょ? 「あ〜」って言ってればいいんだから(笑)
下野 適当に「あ〜」って言ってるだけだと思うなよ!!
鈴木 テスト、本番と、やられているリアクションを全部変えてくるからね。第2期も楽しみにしています。そんな明久と雄二に較べて、秀吉とムッツリーニが楽してると思うんだよね。
下野 そうだよ! その割りにはすごい人気だし! それが許せない!
加藤 (笑)。TVシリーズ第1期も楽しかったですが、OVAでは時事ネタやパロディーなどの小ネタも増えて、第2期ではどんなネタを仕込んでくるのか、今から楽しみです。ちゃんとネタについていけるよう、しっかり勉強しておきたいと思います。楽しい『バカテス』を作れるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!
宮田 第2期がどんな話になるのか楽しみですが、個人的にはムッツリーニと工藤愛子の恋模様とかが描かれるといいなと思っています。放送はまだちょっと先ですが、それまでOVAを何度も観て、待っていてください。
磯村 OVAでは下野さんがアキちゃんとして、ものすごく高い声を出したりされていましたが、第2期でも下野さんはきっと声帯に負担をかける演技を要求されることと思いますので、そんな下野さんのためにアメを用意しつつ、第2期を待ちたいと思います(笑)
――ありがとうございました。
🏴 Blu-ray&DVD情報
■OVA『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』上巻
2011年2月23日(水)発売(本編約25分+映像特典)
【Blu-ray】ZMXZ-5991/6,300円(税込)/BD片面1層/16:9 High-Definition/リニアPCM(ステレオ)
【DVD】ZMBZ-5993/5,250円(税込)/DVD片面1層/16:9 スクイーズ/リニアPCM(ステレオ) ※オーディオコメンタリーのみドルビーデジタル(ステレオ)
■OVA『バカとテストと召喚獣 〜祭〜』下巻
2011年3月23日(水)発売(本編約25分+映像特典)
【Blu-ray】ZMXZ-5992/6,300円(税込)/BD片面1層/16:9 High-Definition/リニアPCM(ステレオ)
【DVD】ZMBZ-5994/5,250円(税込)/DVD片面1層/16:9 スクイーズ/リニアPCM(ステレオ) ※オーディオコメンタリーのみドルビーデジタル(ステレオ)
☆初回生産特典(Blu-ray&DVD各巻共通)
1.大島美和氏描き下ろしデジパック仕様
2.BAKAですNOTE〜祭〜(特製ブックレット)
☆共通特典(Blu-ray&DVD各巻共通)
1.映像特典1 選択によって展開が変わる「LIPS映像※」(本編内分岐映像収録)
※LIPS(Life Inspire Paradise Sentakushi):
“その命を活力に変えて、目指せ楽園への選択肢
”(ムッツリ語録より)の略。本編再生時に選択肢があらわれ、選んだ項目によって映像が変化します。
2.映像特典2 「補習授業で、君、死にたもうことなかれ」(その他アニメ映像)
・上巻収録 ノンクレジットオープニング/プロモーション映像
・下巻収録 ノンクレジットエンディング/BD・DVD告知CM
3.音声特典「卓袱台談議リターンズ」(オーディオコメンタリー)
・上下巻共通 出演:下野 紘(吉井明久役)/原田ひとみ(姫路瑞希役)/平田真菜(島田葉月役)
4.スーパーピクチャーレーベル
発売元:ティー・オーエンタテインメント
販売元:メディアファクトリー
※商品仕様は予告なく変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【関連リンク】
公式サイト
(C)2011 Kenji Inoue/PUBLISHED BY ENTERBRAIN, INC./バカとテストと召喚獣2製作委員会