4月12日(火)より日本テレビ系(一部放送地域を除く)にて放送開始となる、「島耕作シリーズ」「臨死!! 江古田ちゃん」「ほんとにあった!霊媒先生」「ハトのおよめさん」「プ〜ねこ」(以上、全て講談社刊)などを一挙アニメ化した怒涛のアニメバラエティ『ユルアニ?』。そのキャストが発表となった。
■『週刊シマコー』
監督&島耕作役:FROGMAN
■『元気!! 江古田ちゃん』
監督:べんぴねこ
江古田ちゃん役:平岩 紙
ぉ姉ちゃん役:星河 舞
友人M役:愛河里花子
マーくん役:岡本信彦
猛禽役:ささきのぞみ
信者くん役:べんぴねこ
ナレーション:長嶝高士
■『ほんとにあった!霊媒先生』
監督:谷 東
木林呪理、黒ねこ役:水原 薫
吉居あきこ役:松来未祐
新田エリ役:加藤英美里
美幌素子役:葉山いくみ
若宮ひな子役:渕上 舞
赤城チナツ役:ささきのぞみ
斉藤役:高橋伸也
鰐淵役:小野友樹
――演じているキャラクターの紹介をお願いします。
水原 私が演じている木林先生は霊媒師なんですが、私も本家がお寺ということもあって、ちょっと彼女を演じることに運命的なものも感じています。ただ、私と木林先生は宗派が違うらしくて家で練習しているとき、念仏を聞いていたらしいおじいちゃんに『あれ? 宗派違くね?』とか不審がられちゃったりも(笑)。そんな木林先生なんですが、基本的にやる気がないわけでもあるわけでもないという微妙なラインが大切ということで、まださじ加減を調整中だったりしますが、回を重ねるごとに霊媒先生が私にちゃんと憑依できるように頑張っていきたいと思います。
松来 吉居あきこは、無茶苦茶な感じの教室の中で、唯一といっていいぐらいまともな方の生徒だったりします。いつも霊媒先生だったりに振り回されっぱなしなんですが、私自身としては振り回されておかしくなるときは、思い切っておかしくなったりしてしようと考えていまして(笑)、そんな風に演じながらもこの作品を楽しませてもらっています。
加藤 私の演じる新田エリちゃんは、とても気弱な女の子……だったんですが、霊媒先生のせいで織田信長が憑依してしまいまいまして、気弱なセリフは結局ほぼ1行分ぐらいしかありませんでした(笑)。その後は、新田エリ=信長というか、もはや信長な勢いで新田エリちゃんを演じさせてもらっています(笑)。個人的にも、信長っぷりをどこまで演じられるか探りつつ、思いっきり出せるところは出していけたらいいかなと思っています。
――水原さんと松来さんは兼ね役もやられていますが?
水原 私は黒ねこというこの作品のマスコット的な存在のネコも演じさせてもらっています。イメージは私の最寄り駅にいつもいて、挨拶をする仲になっている太目の三毛猫です。私が今まで出したことのないような声でオーディションを受けさせてもらったんですけど、それが功を奏したのか受かってしまいまして、『アレで通っちゃったのか……どうしよう』って思いつつも楽しく演じさせてもらっています(笑)
松来 オカルトな霊媒先生と相反する『科学ですべてを証明できるわ』的なお堅い長良先生も、兼ね役として演じさせてもらっています。その長良先生なんですがポリシーが違うだけでノリは霊媒先生とかわらない激しさをもっているのがすごい面白いなと思いました(笑)。あきこの方が本役かと思いきや、アフレコを終えてみたら長良先生の方が良くしゃべってたので、どっちがメインなのかと思ったりもしているんですが(笑)、長良先生とあきこが会話しているシーンはどっちも憑依しながら頑張りました。ここは大変だったので、みなさんぜひチェックして欲しいと思います。
――監督としては原作コミックの面白さをどうアニメに活かしていきたいと考えていますか?
谷 原作は少年誌なんですが、うちの会社・DLEは「秘密結社 鷹の爪」など、これまで比較的シュールな年齢層高めのギャグものを作ることが多かったので、最初はどう演出しようか悩みました。原作を読ませていただいて思ったのは、どのキャラクターも一人残らずすごく可愛いなと。みんな、どこかフェティッシュで、禿げた校長先生まですごく可愛いんですね。そのあたりに気付いてから、だんだん演出方針が固まってきました。可愛い霊媒先生の世界観を大切にしつつ、楽しい彼らの毎日をおもしろおかしく描きたいと思っています。これまでやってきたような飛び道具的なエピソードもどこかで入れたり、映像ならではのドライブ感が出せたらいいなとも思いますが、基本的には可愛くフェティッシュで楽しい霊媒先生の世界を大切に映像にしたいと思っています。
――実際に収録してみての感想として、自分のキャラクターを演じて面白かったところや難しかったところなどありましたらお聞かせください。
水原 やっぱり呪文というか術のところですよね。一応お経のCDとかを聴いて参考にしたんですけど、そこは皆さんに実際の放送で確認して欲しいと思います(笑)。あと、私はプレスコでの収録は初体験だったんですが、いざマイク前に立って皆さんと一緒に演じてみるとすごく楽しくて、自分一人で練習してきたのとはだいぶ違う演技となったのにはビックリしました。特に長良先生との絡みのシーンとかは、自然に『もうちょっと、いっちゃって良いかも』という気持ちで演じられたんですね。このキャスティングだからこそ、原作の雰囲気そのままに『霊媒先生』を演じられているんだなっていう、そんな手応えを感じています。