本日7月7日(木)よりMBSほかにて順次放送がスタートするTVアニメ『輪るピングドラム』。7月3日(日)にはアニメイト横浜店にて、第1話先行上映会が開催された。世界最速で第1話を上映した後、幾原邦彦監督と陽毬役・荒川美穂さんが登場。Twitterでの番組公式アカウントのつぶやきでもおなじみのキングレコード・池田氏がMC役に、アフレコ現場の様子や、作品にこめた想いなどが語られた。
――高倉兄弟を演じる木村昴さん、木村良平さんの、アフレコ現場での様子はいかがですか?
荒川 実は、お兄ちゃん(高倉冠葉)役の昴さんのほうが、(高倉晶馬役の)良平さんよりもお歳が若いんですよね(笑)。全体的にとても温かい感じでアフレコしてまして、兄弟の仲もわりと良いです。
幾原 昴くん、ハンサムだよね。僕はなんか目の前にいるだけで、『おお、なんかイイ男が来たな!』って感じがするもんね。男性から見ても、こりゃイイ男だよなって(笑)。良平くんは、ムードメーカーだよね。スタジオの。
荒川 和ませてくださいますね。
――2話以降重要な役回りとなる荻野目苹果が、すでに1話でもチラッと出てきましたね。
幾原 彼女はね、2話以降はもう1人のヒロインとして大活躍します。声優さんは三宅麻理恵さんていって、荒川さんと同じように新人で、オーディションで選ばれた方なんです。彼女も非常に頑張っていますんで、ぜひぜひ期待してください。
――さらに、多蕗桂樹役に石田彰さん、時籠ゆり役に能登麻美子さん、夏芽真砂子役に堀江由衣さんが登場されます。みなさん、普段あまり演じられないタイプの役柄ですよね。
幾原 みんなね、いろんな決め台詞があって、『えっ!?』っていうことを言ってくれるんで、たぶんクセになると思いますよ。キャストの方々の間でも結構流行ってるらしいですからね。
荒川 はい、流行ってます!
幾原 能登さんの台詞が、結構クるんですよ。まさこの台詞はねぇ……凄い、とだけ言っておきます(笑)
――それでは最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
荒川 すごく細かいところまで、監督はじめ、スタッフの方々がこだわって作っている作品で、何回も繰り返し見ていただくと、そのたびに新たな発見があるんじゃないかと思います。すみずみ見ていただいて、先の展開を推測しながら答え合わせをする楽しみもありますし、個人的には動物……って言っていいのかな? 彼らの動きが好きなので、その辺もぜひ見ていただいて。結構シリアスなシーンでも、ペンギンたちの動きで笑ってしまったりとかっていう場所もあるので(笑)、そういう部分にも注目してもらえたらなと思っています。
幾原 10年ぶりくらいのテレビ作品なんですね。そういう意味では、僕もちょっと緊張してますね。緊張と共に、ああなんか久しぶりに自分も楽しめるなという風に思えてます。現場をね、楽しんで今やっています。であると同時に、若い人の感性にずいぶん助けられてるなぁという気がしています。そういうことも含めて、いろんなものを取り戻せるような作品にしたいなと思ってますね。単純に自分が取り戻すってことだけじゃなくってね、これまで僕たちがなかなか持てなかったものとか、あるいはいつの間にか落としてしまったものとか、そういうものを取り戻せるような作品としてお届けできればなと思っています。
――ありがとうございました。
🏴 作品情報
■放送情報
MBS 7月7日より毎週木曜26:10〜
TBS 7月8日より毎週金曜26:25〜
テレビ愛知 7月12日より毎週火曜25:30〜
AT-X 7月15日より毎週金曜23:00〜
BS11 7月15日より毎週金曜23:30〜
■スタッフ
監督:幾原邦彦
キャラクター原案:星野リリィ
キャラクターデザイン:西位輝実
コンセプトデザイン:中村章子、柴田勝紀
美術:秋山健太郎 中村千恵子
音楽:橋本由香利
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
オープニングテーマ:「ノルニル」(歌:やくしまるえつこメトロオーケストラ)
エンディングテーマ:「DEAR FUTURE」(歌:COALTAR OF THE DEEPERS)
■キャスト
高倉冠葉:木村昴
高倉晶馬:木村良平
高倉陽毬:荒川美穂
荻野目苹果:三宅麻理恵
【関連リンク】
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