10月3日(月)より、AT-X・テレビ新広島・テレビ神奈川ほかにて順次放送がスタートするTVアニメ『たまゆら〜hitotose〜』。そのメインキャストである竹達彩奈さん(沢渡楓役)、阿澄佳奈さん(塙かおる役)、井口裕香さん(岡崎のりえ役)、儀武ゆう子さん(桜田麻音役)、大原さやかさん(塙さよみ役)、福井裕佳梨さん(ももねこ役)、寿美菜子さん(三次ちひろ役)、緒方恵美さん(楓の母役)、松尾佳子さん(楓の祖母役)、松来未祐さん(「ほぼろ」店主役)、そして佐藤順一監督よりTVアニメのアフレコの様子について、コメントが到着したので紹介しよう。
――まず皆さんにお伺いします。これまで演じてみて、演じられているキャラクターの魅力と演じる上で気をつけていることを教えて下さい。
竹達 沢渡楓役の竹達彩奈です。楓ちゃんの魅力はですね、やっぱり凄くふわふわしていて、なんと言うかとても可愛いらしくて、
“たまゆら
”のような女の子だなと思います。本当にどこにでもいるような普通な女の子なんですけど、私にとって本当に魅力的で、写真に対しての情熱だったり、みんなへの優しさだったり、すごく良い子だなと思います。演じる上で気をつけていることは、素(自分)が出ないように…(笑)
井口 すごい可愛いよ!!!(笑)
竹達 私、基本的に声が大きいので、やかましさがあんまり出ないように(笑)ふんわりした雰囲気を心掛けています。
阿澄 塙かおる役の阿澄佳奈です。かおるは仲良しグループで言うとツッコミタイプのキャラになるので、クールに仲間たちをちょっとだけ引いたところから見ている感じはありますが、意外と恥ずかしがり屋さんだったりもして、そういうギャップも面白い子だなと思います。演じる上で気をつけていることは、ツッコミタイプゆえに割とズバっと!!言ったりもするんですが、それは友達感覚の本当に仲がいいからこその軽いノリということを踏まえつつ、悪口みたいにならないように気を付けつつ…(笑)
儀武 素が出ないように…(笑)
佐藤 みんな油断すると黒いな(笑)
緒方 みんなかわいいよ。大丈夫。
一同 (笑)
阿澄 素が出ないように(笑)その辺りを気をつけつつ演じています。
井口 岡崎のりえ役の井口裕香です。のりえはOVAから引き続き、本当に天真爛漫な女の子なので、そういう元気さとか本当にこの子の魅力だなと。あとは香たんだったりとかちひろちゃんだったりとか可愛いものとか、そういうところに凄くギュンって!!テンションが上がる子なので、テンションが上がったときの楓ちゃんとの差だったりとか、みんなとの温度の上がり方だったりとか、差を大切にしたいなと思っています。見ている人達がクスリと笑ってもらえるような、お芝居が出来たらいいな。元気になってもらえたらいいなと思いながら演じています。
儀武 桜田麻音役をしています儀武ゆう子です。私の演じている桜田麻音ちゃんという役は、凄く恥ずかしがり屋の女の子で、自分の思っていることを思い通りに口にすることができない女の子です。
緒方 中の人とは正反対。
儀武 え?
一同 (笑)
儀武 女の子が四人ぐらいいれば、必ずアニメ的にはいるのではないかというキャラクターですが、そんじゃそこらのアニメとは違うところは、彼女は自分の気持ちを口笛で表現することができるんです。これは佐藤順一監督がアニメ界に送り出した新しいキャラクター設定です。
佐藤 ありがとうございます(笑)
儀武 正直、私は麻音ちゃんとは逆で自分の思っていることを脳みそを通さずに口から出してしまう軽い病気みたいなものを持っているので(笑)OVAのときは出来るだけ芝居を抑えるというか、あんまり出し過ぎないように心掛けていました。今回はそれぞれがメインになるお話があるのですが、麻音がメインになったときに監督にもっと出していいと、言われたのがすごく新鮮でした。抑えるのではなくて出すときは出してもいいんだっていうのが、TVシリーズになっての自分の中で新しい発見だったので、これからも彼女の今までなかったような、色々な部分を出していければいいなと思っています。
寿 三次ちひろ役の寿美菜子です。ちひろは今回のTVシリーズからの初めましてのキャラクターで、初めキャラクターの絵をもらって、そこからそのイメージのまま台本を読んだときに、びっくりしました。自分の感情が動いたときに思わず涙が出てしまう、嬉しくても悲しくても、そこに自分はどう乗せていこうかなって。初め台本を読んだときは凄くチャレンジだなっと思って、ありがたいなと思って台本を読ませてもらいました。そこから1話ちひろちゃんを演じて注意したところは感情が出る分、気持ち的にも強くなりやすかったのですが、そこをできるだけ抑えつつ、ちゃんと
“ふうにょん(楓)
”に対して気持ちは届けるけど、あまりむやみやたらに気持ちを投げないというところは気をつけてやろうと思いました。ただ似ているなと思ったところが…顔が似てるなって思いました(笑)
一同 (笑)
阿澄 本人も認める(笑)
福井 ももねこ様役の福井裕佳梨です。ももねこ様はすごいふわふわしていて、本当に猫なのか…(笑)
佐藤 そこにずっと疑問を感じながら………(笑)
緒方 今日、ちゃんとした猫出てきたしね(笑)
福井 そうなんですよ。本編には凄いしっかりした猫も出てきているのに…(笑)
儀武 しっかりした猫(笑)
福井 ももねこ様の大きさは、二頭身?二頭身でもないですね(笑)
竹達 一頭身しかないんじゃないですか(笑)??
福井 (笑)ももねこ様はフォルムがすごく不思議な面もあり、すごく和めるような不思議な物体のような、
“たまゆら
”のようなところが可愛い魅力だと思います。演じる上で気をつけているところは、なるべくのんびりと、焦るのではなくマイペースな部分と不思議な部分とふんわか優しい気持ちになってくれればいいなと思いながら演じています。声が高いというより低く変わっている感じになっているので、楽しんでくれれば良いな思います。
大原 塙さよみ役の大原さやかです。さよみさんはかおるちゃんのお姉さんなんですけど、天真爛漫というより天衣無縫というか、みんなをいつもガッ!と巻き込んで、ガッと連れ去って、わーいって楽しんじゃう不思議な明るさをもったお姉さんなので、演じているときに気をつけていることは、なるべくセリフに含みを持たせないというか、無責任にどこまでもマイペースに明るい存在にいられたらと思いながら演じています。
緒方 楓ちゃんのお母さん役の緒方恵美です。楓ちゃんのお母さんは、小柄で華奢で熊エプロンが似合う可愛らしい、私ととっても合ってるお母さんです(笑)
一同 (笑)
儀武 あっなるほど、そっちですか(笑)
緒方 いや、大変困りました(笑)。一番最初にOVAでいただいたときは、なぜこの役を私に振っていただけたのかというのが、とても不思議でどうしようかと思っていました。私はかなり図々しいことにこの年になるまで、中学生とか高校生の役しかやってこなくて、フツウのお母さん役は今回初めてなんです。お父さん役は一度やってますが(笑)。なおかつアニメで、ファミリーアニメや萌えアニメのレギュラーを持ったことがほぼなく、常に戦っているような役ばかりやっている、人間としても声優としてもごく限定された偏った人間だったので、どのようにしてこの世界の中にいていいのかを考えたときに、自分が本当に人として外れているんだということを…
一同 え〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(笑)
儀武 なんですか!その着地点!!!(笑)
緒方 (笑)いや、だいぶ人と違う道を歩いてきちゃったんじゃないかっていうことを、「たまゆら」に出会うことで強く認識した(笑)。そういう意味でもすごく貴重な作品に出会わせていただいたと…。別に変な意味じゃないですよ?(笑)。なので、OVAのときは戸惑っていたんですけど、TVシリーズになって佐藤監督がお母さんはああ見えて実はバイク乗りだという共通点を一個だけ作って下さったのでよかったなあと(笑)。自分が役としてその世界の中にいながら、癒される経験をほぼ初めてしているので、「僕はここにいていいの?」(笑)ってちょっととまどいつつも、今は幸せにアフレコをさせていただいております。とどのつまりは幸せということです。
一同 おめでとう(笑)〔拍手〕
松来 ほぼろ店主役の松来未祐です。私は楓ちゃんがよく食べに来てくれる広島風お好み焼き屋さんの店主のお姉さんを演じています。私から見た「たまゆら」の世界観が、学生時代の早いような、でもゆっくり過ぎる女の子たちが将来へ向けて、心がちょっと動いちゃったり、すごくゆっくりしたふんわりした世界の中で、一番側にいる来やすい大人の人のお店みたいな気分でいます。いつでも安心してお好み焼きを食べにきてもらえるお姉さんでいようって店主をやっています。いつもみんながたくさん食べてくれるので、商売が繁盛しております(笑)
緒方 繁盛してるんだ(笑)
松来 してると信じています(笑)私は広島県出身なので、広島弁が私の現地語……。
一同 現地語!?(笑)
松来 第1言語なんですけど(笑)ほぼろの店主も普段から広島弁を喋るので、この舞台が広島県竹原市なので、
“ほぼろ
”に来てもらえれば、見て下さってる方にも広島の匂いを感じていただけるのではと。収録の前までに両親や広島の友達に電話して、しっかり広島弁をちゃんとあの頃の自分を思い返して、いつも収録にのぞんでいます。今日も収録現場のロビーでまわりの方に変な顔されながら、広島弁で喋っていました(笑)
松尾 楓ちゃんと香くんのお祖母さん役の松尾佳子です。楓ちゃんと香ちゃん、それとバイク乗りの娘をもっているおばあちゃんなんですけれども、今の彼女の気持ちのあり方の中では、二人の可愛い孫とお友達を慈しみ、いつも大きな心で受け止めて、お説教臭くなく上手に色々なことをアドバイスができるような、とっても素敵なおばあちゃんだと思います。ケーキ作りの名人で、レシピも惜しみなく教えてあげるように、度量の広い方で、たぶんここまでくるのに、色々なことがあったんだと思います。でもそれを乗り越えて、今の自分を確立してもっている。そういう風に年を取れたらいいな。そういうおばあちゃんだと私は思っているので、それをうまく表現できたらいいなと思っています。で、私の注意するところは、口パクをしないことです(笑)
一同 ええ〜〜〜〜(笑)!!!