本日12月3日(日)についに劇場公開を迎えた映画『けいおん!』。新宿ピカデリーでは豊崎愛生さん(平沢唯役)、日笠陽子さん(秋山澪役)、佐藤聡美さん(田井中律役)、寿美菜子さん、(琴吹紬役)、竹達彩奈さん(中野梓役)ら放課後ティータイムのメンバーと山田尚子監督による初日舞台挨拶が行われた。
――公開初日を迎えた、今の率直な気持ちをお聞かせください。
豊崎 皆さん本日は劇場に足を運んでくださってありがとうございます。とうとうこの日が、唯ちゃんたちの新しい表情や物語をお届けできる日が来ました。本当に嬉しくて幸せな気持ちでいっぱいで、感無量です。映画を見終わった後には、皆さんも同じ気持ちになっていただけると思いますので、どうかいっぱい楽しんでいってください。
日笠 TVシリーズ第1期から『けいおん!』に関わらせていただいて、ここまで駆け抜けてきたなという気持ちです。こうして大きなスクリーンで『けいおん!』が上映されるということが本当に嬉しくて、それも劇場に見に来てくださっている皆さんのお陰だと思っています。
佐藤 率直な気持ちは「嬉しい!ありがとう!」、これに尽きます。昨日の夜はみんなわくわくして眠れなかったんじゃないかしら? 私も同じ気持ちでした。みんなで同じ気持ちを共有することができる作品に巡り会えるなんてことはなかなかないことなので、今もずっとわくわくしています。この後の上映を最後まで楽しんでください。
寿 こうして無事に公開初日が迎えられるのも、映画『けいおん!』を受け止めてくださる皆さんがいるお陰だと思っています。嬉しい気持ちと感謝の気持ちがいっぱい溢れています。皆さん、ありがとうございました。
竹達 映画化決定という話を聞いた日から、今日という日をずっと待ち望んでいたので、こうして皆さんに見ていただけるのがすごく嬉しいです。いつも通りの元気な放課後ティータイムの姿を見て、ほっこりした気持ちになっていただけたら嬉しいです。
山田 無事のこの日を迎えることができ、本当にほっとしています。今から見ていただくということで、ちょっとドキドキしています。
――あらためてそれぞれのキャラクターへの想いをお聞かせください。
豊崎 唯ちゃんは可愛くて可愛くて、本当に自分の子供のような、ともすれば孫のような(笑)、本当に可愛くて仕方ない、かけがえのない存在です。よく取材で似ている点を聞かれるのですが、似ているというより、こんな子になりたいな、こんな風に笑ったり、素直にみんなと音楽を楽しんでキラキラした毎日を過ごしている女の子に近づきたいなと思いながら、ずっとこのキャラクターに向き合ってきました。唯が笑うと放課後ティータイムのみんなに連鎖して笑顔になって、唯が歌うとそれをみんなが口ずさんでくれる、それが唯の一番の魅力だと思うので、皆さんもこの映画を見て、一緒に笑ったり泣いたり悩んだりしていただけたら嬉しいです。
日笠 澪は我が子のようで、私の分身のような存在です。TVシリーズ第1期、第2期、そして映画と、澪は一歩ずつ成長してきましたが、私も澪を一緒に歩んできて、一緒に成長させてもらったと思っています。澪は音楽が大好き。私も『けいおん!』に出逢って、澪に出逢って、もっともっと音楽が好きになりました。ベースにも挑戦させてもらって、澪からもらったものは本当に大きいなと思います。これからもずっと澪と一緒に歩んでいきたいと思います。
佐藤 田井中律という女の子は私の中で本当に大きな存在で、価値観や考え方、私の中のいろんなものをがらっと変えて、それを「よし!」と言ってくれる女の子です。律との出逢いは、私の人生のターニングポイントになりました。律から受けた影響は本当に大きくて、それが全部自分の財産になっていると感じています。そういうキャラクターに出逢えることが奇跡なのですが、放課後ティータイムのみんなやさわちゃん、和など、律以外のキャラクターから学ぶこともたくさんあって、どのキャラクターも大好きです。みんなに逢えて本当に良かったです。この先も変わらず律と一緒に歩いていけたらと思います。
寿 むぎとの出逢いは約3年前。一番最初のアフレコをする前に、みんなと顔合わせをしたときに山田監督が、「むぎのいろんな表情を描きたいと思っています」と仰ってくださり、私も自分にできることをやろう、むぎに寄り添ってここまで歩いてきました。最初は敬語で喋っていたむぎも、お話が進むにつれてギャグを披露したりと、いろんな表情を見せてくれるようになりました。この映画でもむぎのいろんな表情を楽しんでいただけたら嬉しいです。
竹達 私にとってあずにゃんは、本当にかけがえのない存在になりました。梓は私がTVアニメで初めて演じさせていただいたキャラクターであり、新人として分からないことだらけの中でもアフレコをして、梓と一緒にこれまで成長してきました。梓が笑えば私も嬉しいし、梓が泣けば私も悲しい、いつの間にか一心同体のような、かけがえのないパートナーという関係になりました。これからもあずにゃんと一緒に歩んでいきたいと思います。そして『けいおん!』がこれからも皆さんに愛され続けるような作品になればいいなと思っています。
――放課後ティータイムの5人は監督にとってどんな存在ですか?
山田 私にとっては憧れの存在です。最初はお友達と思って接していたのですが、格好良くて、眩しくて、でもおバカで、どんどん憧れの気持ちが強くなっていきました。
――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。
竹達 今から公開ということで、私もドキドキしています。皆さんに楽しんでいただけたらいいなという気持ちでいっぱいです。これからもずっと『けいおん!』を楽しんでください。
寿 久しぶりの放課後ティータイム、映画ではいろんな表情が見られますので、ぜひ暖かい気持ちになってもらって、その気持ちを明日から頑張るための原動力にしてもらえたら嬉しいです。
佐藤 約1年前に映画化を発表してから、今日という日をみんなずっとわくわくしながら待っていたかと思いますが、その貯まりに貯まったわくわく貯金をスクリーンに、そして放課後ティータイムにぶつけてもらえたら、きっとキラキラしたなにかが、皆さんの胸に返ってくるんじゃないかと思います。見た後はきっと、スキップして帰りたくなっちゃうんじゃないでしょうか? そういう気持ちにさせてくれること間違いなしの映画『けいおん!』、皆さん楽しんでください。
日笠 私たちもすごくすごく公開を待ち望んでいました。この舞台挨拶ではいつも通りの私たちを見ていただきましたが、映画の中の放課後ティータイムのみんなもいつも通りの姿で皆さんを待っています。澪はエンディングテーマも歌っていますので、どうか最後まで見てください。よろしくお願いします。
豊崎 ついに公開初日、皆さんにやっと見ていただける日が来ました。いろんな想いがこみ上げてきてなかなか上手く言葉にできないです。私たちはこうして今日皆さんに直接お礼を言わせていただいているんですが、『けいおん!』に関わるスタッフはもっとたくさんいて、そのみんなで駆け抜けてきた3年間、そしてみんなで一生懸命心をこめて作ってきた映画です。この映画を見ていただけたら、きっと皆さんはそれぞれの想いを重ねて、そして皆さんの『けいおん!』になっていくんだと思います。今日はゆっくりと上映を楽しんでいってください。
山田 3年間『けいおん!』とお付き合いしてきて、本当に本当に大切な作品になりました。スタッフのみんな、原作者のかきふらいさん、みんなが自慢できるような作品にしたいとこの映画に取り組んできました。『けいおん!』が好きであることを、皆さんに誇りにしていただきたいと思います。どうかリラックスして、この後の上映をお楽しみください。
――ありがとうございました。
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