📛 大坪由佳 松来未祐 阿澄佳奈 喜多村英梨 羽多野渉
2012年4月よりテレビ東京・AT-Xほかにて放送がスタートするTVアニメ『這いよれ!ニャル子さん』。原作は人気ライトノベル。これまでドラマCDやFLASHアニメなどのメディアで展開されてきた人気作が、ついにTVアニメになる。その第1話収録を終えた阿澄佳奈さん(ニャル子役)、喜多村英梨さん(八坂真尋役)、松来未祐さん(クー子役)、羽多野渉さん(余市健彦役)、大坪由佳さん(暮井珠緒役)が、作品の見どころなどを語ってくれた。
――それぞれが演じられるキャラクターについて、ご紹介お願いします。
大坪 暮井珠緒ちゃんは真尋くんたちのクラスメイトであり、噂好きで、別名
“歩くスピーカー
”と呼ばれています。でもそれだけじゃなくて、友達想いで、お節介で、元気で明るくて優しい子です。
喜多村 八坂真尋はこの作品の主人公なのですが、ヒーローというよりもヒロイン的なポジションになります(笑)。真尋に這い寄ってくるニャル子に、引きつつもつっこみを入れるキャラクターで、「やれやれ」と思いながらも、それでもちゃんとニャル子に付き合ってあげている優しい男の子です。
阿澄 ニャル子は一言で言うと邪神……。詳しく言おうとすると簡単には言い表せない……とにかくとんでもない邪神です!(笑) 真尋さんが大好きすぎて真尋さんの家に居候することになるのですが、自分の欲望のためにはなんでもやるぞという、ちょっとゲスなところを持った珍しいヒロインです(笑)
松来 ニャル子が真尋のことを大好きなように、クー子はニャル子のことが大好きなんです。ニャル子と同じように、いろんな手段でニャル子を自分のものにしようと頑張っています。よく真尋さんがニャル子にフォークでグサっとするんですけど、クー子はニャル子にグサっとやられてます。ヒエラルキー的に一番下の立場ですね(笑)。このTVシリーズでクー子の下層っぷりがどれだけ描かれるのかを楽しみにしています(笑)
羽多野 余市健彦は真尋のクラスメイトで、第1話の感じだと、とても優しいいい人という印象。でもあまりにいい人すぎて、「なにか裏があるんじゃ?」と周りに言われました(笑)。僕は多分きっと底抜けにいい奴なんだろうと思っています(笑)
――TVアニメの収録はいかがでしたか?
大坪 動いている『ニャル子さん』さんに声を当ててみて、動きがすごく可愛らしいアニメだなと思いました。いかにも『ニャル子さん』といった、
“にゃんにゃん
”という感じで癒されます(笑)。
私も「珠緒さん可愛いな〜」と思いながら声を当てていました。
喜多村 私は『ニャル子さん』にはドラマCDの頃から関わらせていただいていますが、これまでは絵がないメディアで演じることが多かったので、真尋さんってこんな表情をするんだとか、いろいろ新たな発見もあって、自分の中での真尋像がより深まりました。
阿澄 私もドラマCDからニャル子さんを演じさせていただいていて、この作品とも長い付き合いになってきました。それぞれにいろんな表現方法や面白さがありますが、ついに念願のTVアニメということで、ぬるぬる動くニャル子さんを見て感慨深かったです。すごく嬉しくて、ハイテンションに頑張らせていただきました。
松来 第1話ではクー子の出番はちょっとだけだったので、これからが楽しみです。私もドラマCDから関わらせていただいていますが、ニャル子さんたちのドタバタが絵で表現されることですごく勢いがついて、観ているだけで楽しいです。この先の収録も楽しみにしています。
羽多野 僕はTVアニメからの参加になるのですが、僕は普段、年齢高めの役をやることが多いので、高校生を演じるのは緊張しました。これからもぜひ学校のシーンを描いてほしいです(笑)
――アフレコの雰囲気や、面白いエピソードなどがあれば教えてください。
大坪 大先輩たちに囲まれての収録だったのですっごく緊張してしまったんですが、阿澄さんの早口など、1シーン1シーンが勉強になりました。それから面白いエピソード……松来さんがバレンタインチョコを持ってきてくれたんです、それがすっごく美味しかったです。
松来 それが面白エピソード???
大坪 いえ、美味しい!美味しいエピソードです!(笑)
松来 やっぱり私、最下層なんだ……(笑)
喜多村 これまではドラマCDなどだったので、絵がついて動く真尋さんをしっかり演じられるかなという心配もあったのですが、いざアフレコ現場に入ってみると、いつものよく知ったメンバーがいたお陰で、リラックスして演じることができました。特に相方である阿澄さんにはもうおんぶに抱っこで――。
阿澄 まあ!(喜)
喜多村 花持たせてやってるんだぞ!
阿澄 !? 寂しい……。
喜多村 ――と、こんな感じで、アフレコのときでもこちらが無茶ぶりをしてもちゃんとリアクションを返してくれて、まるで夫婦漫才のようです。そんな私たちを見て、周りの人たちがやんわりと笑う、そんなアットホームな雰囲気の現場です(笑)。そして面白いエピソードは、やはり松来さんのお菓子でしょう! 松来さんは今日も面白いです!
阿澄 ある程度覚悟をして今日のアフレコに臨んだんですが、実際やってみるととんでもないセリフ量、テンポの早さ、ハイテンションで、台本のどこをめくってもニャル子ばっかり喋っていて、第1話はしゃべくりまくらせていただきました。次のお仕事に行けるだろうかというくらい、SAN値(※正気度)が下がりました(笑)。とても楽しんでいただける作品になりそうなので、期待していてください。そして面白かったことは、松来さんがバレンタインデーだからとチョコを持ってきてくれたことです! あれは手作りのブラウニーですよね?
松来 もう……ね。まあ、縁起物ですからね。
阿澄 縁起物なの!?
松来 (笑)。この作品はニャル子の勢いが肝だと思うのですが、ドラマCDとは違い時間の制限などがあるアニメではどうなるのかな?という不安もありました。でも実際に収録してみると、絵の勢いと相まって、ますますニャル子が光り輝いていました。とっても楽しかったです。面白かったエピソードは、私がバレンタインチョコを手作りしたことが最高に面白かったです!
羽多野 余市はAパートに出番がなかったので、外のロビーで収録の様子を見ていたんですが、ニャル子と真尋の掛け合いがもはや名人芸の域で、お客さんの気持ちになって大爆笑してました(笑)。本当に松来さんのチョコには爆笑させていただきました。ごちそうさまでした!(笑)