5月22日（火）に開業を迎えた世界一の高さを誇る自立式電波塔「東京スカイツリー」。そのドキュメンタリー映画である劇場版『東京スカイツリー 世界一のひみつ』が7月28日（土）より公開中となっている。本日8月5日（日）には角川シネマ新宿にてヒット御礼舞台挨拶が行われ、本作のキャストである神谷浩史さん（クルックー役）、日笠陽子さん（ジョンピー役）が収録の裏話などを披露してくれた。

　2011年3月、東京スカイツリーが完成時の高さとなる634メートルに到達したとき、タワーの尖端に1羽のハトが止まっていたことに着想を得て作られた本作、鳥の目線で見た工事の一部始終と開業後の様子を、2羽のハトの語りでドキュメンタリータッチに描いている。

　夏らしい涼やかな浴衣姿で登場した神谷さん・日笠さんだが、その腕にはリアルなハトの模型が（笑）。“ハトのキャラクターを演じること”と“ナレーション”、その両方の要素を持つ一風変わった収録だったそうで、先に収録を行った神谷さんは、野上純一監督らスタッフと演出方法について話し合いながら収録をしたとのこと。

　そしてその後に収録をした日笠さんは、演じ方や話し方については神谷さんというお手本があったものの、2人の掛け合いの台詞がちょうど映像に合うように調整するのは自分の役目で、それぞれに苦労があったようだ。また、普段からドキュメンタリー作品を手掛けているという野上監督にとっても、ドキュメンタリーでありながら、キャラクターによる演出もあるという本作は特殊なものだったとのことで、2羽のハトによる掛け合いにはこだわりが詰まっているそうなので、その点にも注目してほしい。

　さらにこの他にも、神谷さん演じるクルックーが持っている“早口言葉のコンクールで優勝する”という夢にちなんだ早口言葉対決なども行われ、最後は、この映画で東京スカイツリーがどのように作られたのかを知ってもらって、実際に東京スカイツリーに登ってみてくださいと挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。

■劇場情報
2012年7月28日（土）より角川シネマ新宿、ワーナーマイカルシネマズ他にて夏休み全国ロードショー中

■作品概要
鳥の視点で見てみよう。誰も見たことのない東京スカイツリーを――。2011年3月、世界一の自立式電波塔「東京スカイツリー」が地上634メートルの高さに達したとき、アンテナ上部に一羽のハトが止まっていた。そのハトは、ほかの木とは違う枝（鉄骨）がグングン天空に向かい伸びる不思議な木の成長を見守り続けていた…。約3年8ケ月の工事記録をもとに、空撮なども駆使し壮大なスケールで撮影された映像を、ジョンピーとクルックーの2羽の守り鳩がわかりやすく解説。みんなが待ち望んだ「東京スカイツリー」の二つの展望台からの絶景や、日本人の細やかな技術にかけたヒューマンドラマなどがたっぷりと描かれています。

■声の出演
クルックー：神谷浩史
ジョンピー：日笠陽子

■スタッフ
監督：野上純一
脚本：小林弘利
音楽：永山学
配給：角川映画フィルムインク
主題歌：「つながる未来」土岐麻子


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公式サイト

(C)2012 劇場版「東京スカイツリー 世界一のひみつ」製作委員会
※「東京スカイツリー」は東武鉄道（株）、東武タワースカイツリー（株）の登録商標です。