2018年4月〜6月に放送されたTVアニメ『弱虫ペダル GLORY LINE』。本作のスペシャルイベント「TOUR DE YOWAPEDA(ツール・ド・ヨワペダ) 2018」が、2018年9月2日(日)に川口総合文化センター リリアにて開催された。このイベントには山下大輝さん(小野田坂道役)、鳥海浩輔さん(今泉俊輔役)、福島潤さん(鳴子章吉役)、岸尾だいすけさん(手嶋純太役)、松岡禎丞さん(青八木一役)、下野紘さん(鏑木一差役)、代永翼さん(真波山岳役)、阿部敦さん(泉田塔一郎役)、野島健児さん(黒田雪成役)、宮野真守さん(葦木場拓斗役)、小野大輔さん(銅橋正清役)、内田雄馬さん(新開悠人役)、遊佐浩二さん(御堂筋翔役)、福山潤さん(岸神小鞠役)らキャスト陣と、主題歌アーティストのRhythmic Toy World、佐伯ユウスケさんが参加した。
イベントはQ&Aコーナー「GLORY LINE!」からスタート。ステージにいる出演者よりキャストへの質問が書かれたLINEメッセージが届き、その質問に回答していくという企画。福山さんから野島さんへ、野島さんが演じる黒田の「スイッチ」にちなんだ質問が送られたものの、質問そっちのけで福山さんらは大盛り上がり。また宮野さんから下野さんへは、「僕の好きなところというテーマで一曲歌ってください」とリクエスト。すでに恒例となった即興ソングを披露することに。サビでは宮野さんも加わり、お互いを「大好きだ」と歌いあう見事なデュエットで会場を沸かせた。。他にも松岡さんが内田さんとハグをする展開になったりと、想定外のハプニングだらけのコーナーとなった。
続いては、各校のこれまでの物語を振り返る「チームプレゼンテーション!」。チームごとの闘いの軌跡をまとめたダイジェスト映像とともに、チームについての感想を語っていく。総北高校のプレゼンでは、山下さんに改めて第4期シリーズについて尋ね、「4期はいきなり高いテンションで物語がスタートしました。総北チームは、誰かのために走るのが特徴だと改めて感じましたし、6人が揃って完成形なのだと強く思いました」とコメント。また今期は特に鳴子の活躍が特に目立ったと話すと、福島さんが「1年生の時よりも気持ちのこもった『スカシ!』という叫びができたと思います」と続けた。
次に箱根学園チーム。迫力のレースシーンを中心としたダイジェスト映像が上映され、個性的なキャラクターの登場シーンが次々と紹介された。宮野さんからは「個性が強いからこそ、自分もこのメンバーに負けない個性を持ちたいと思いますし、この個性だからこその安心感があるのだと思います」とチームの特徴を解説した上で、「葦木場はチームに恩返しをしたいと頑張っている、箱根学園の中の『弱虫ペダル』だと思います。
“弱虫
”が頑張ることが、この作品のグッとくる特徴だと思います」と作品の魅力をアピールした。
「どうも、(インターハイ2日目の)勝利チームです。」と余裕の挨拶でスタートした京都伏見高校のプレゼンでは、異質な存在感を放つ御堂筋と、筋肉への異常な執着心を燃やす岸神の見どころを凝縮した映像を上映。遊佐さんが「アフレコスタジオの熱量は誰よりも激しかったです。勝負どころだけでなく、すべてが全力でした」と収録時を振り返ると、福山さんも「我々には普通のシーンは一切無いんです。ブースでは誰よりも叫んでいました」と共感のコメント。
続いてのコーナーは朗読劇。今回のイベントビジュアルで描かれている『桃太郎』をテーマにしたオリジナルストーリーで、文化祭で小野田坂道の名前から命名された
“桃太郎
”ならぬ
“小野太郎
”の演劇をすることになった総北チーム。小野太郎(坂道)をはじめ、浦島太郎(手嶋)、金太郎(青八木)など昔話をモチーフにしたキャラクターが登場する中、岸尾さんが
“小野太郎
”ではなく
“小野大輔
”とアドリブを入れると、その後に登場した箱根学園チームと京都伏見チームと共に怒涛のアドリブ合戦に。会場は大きな笑いと歓声に包まれた。
朗読劇を終えると、今度はチーム対抗の格付け企画「弱ペダ GLORY RACE!」を実施。最初の問題では4種類のロードバイクの中から金額の一番高いものを当てることになり、普段から自転車に触れているメンバーが多いためか、高い正解率を記録した。さらに本作シリーズのロゴ当てクイズや、宮下幸季さんが描いた杉元照文のイラストを当てるクイズなどが出題され、最終的に箱根学園チームが勝利。賞品の焼肉お食事券を獲得した。
ここからは主題歌のライブコーナー。Rhythmic Toy Worldが第1クールオープニングテーマ「僕の声」、佐伯ユウスケさんが第2クールオープニングテーマ「ダンシング」をそれぞれ熱唱した。そして最後に出演者よりファンに向けて感謝のメッセージが送られ、山下さんによる「弱虫ペダルはひとつです!!!」の掛け声に、会場全員で「おおおー!!!」と応え、大盛況のうちにイベントは幕を閉じた。
代永 本日はありがとうございました。TVアニメの収録が終わってだいぶ経つのですが、こうやってキャスト同士が揃うととても楽しくて、あっという間に時間が過ぎてしまいます。僕も皆さんと一緒に楽しませて頂きました。原作もまだ続いていますので、今後、またお会いできればと思っています。
山下 僕らキャストはもちろん、アーティストや制作スタッフの皆さんも、大好きな気持ちを持って『弱虫ペダル』を作っています。原作では、壮絶な3日目が描かれていて、ぜひ、皆さんにアニメーションとしてお届けできたらと思っています。これからもどうが『弱虫ペダル』を大好きでいてください!
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©渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダル04製作委員会