2018年7月〜9月に放送されたTVアニメ『深夜!天才バカボン』。本作のスペシャルイベントが、2019年3月10日(日)に大宮ソニックシティで開催された。出演は入野自由さん(バカボン役)、日のり子さん(ママ役)、野中藍さん(ハジメ役)、森川智之さん(本官役)、石田彰さん(レレレのおじさん役)、櫻井孝宏さん(ウナギイヌ役)らメインキャストと、監督・脚本を務めた細川徹氏。
イベントは、キャラクターたちが本イベントに集まる様子が描かれたミニドラマからスタート。バカボン(CV.入野自由)は「DVDにならないなら、芸能界のタブーの話がしたい」、レレレのおじさん(CV.石田彰)は「掃除の話がしたいれす」、本官は「ネットで話題のニュースの話が聞きたいやつ手を挙げろ!」と言いたい放題。そして、パパ(CV.古田新太)がイベントに行けないため、パパ役として派遣された外国人パパ(イグナシオ・ガッティ/アルゼンチン出身)が途中で現れ場内騒然となるなど、冒頭から『深夜!天才バカボン』ワールド全開でスタートした。
続いてはTVアニメの各話ダイジェストを観ながらのトークコーナー。TVアニメ放送中にも人気となった「うんこ男子」で大盛り上がり。リーダー的な
“普通のうんこ
”を演じた櫻井さんは、役作りに関して聞かれ「僕が最初に発言するので、嫌だなぁと思ったんですけど(笑)、何も考えずにフィールングでやりました」とコメント。「登場シーンがなかった」という石田さんを、日さんが「どんなうんこがいいの?」と問い詰め、「鹿かうさぎのコロコロとしたやつを」と答える場面に会場は笑いの渦に包まれた。「人気声優になりたいのだ」では、ゲップがなかなか出ない古田さんの代役を入野さんが務めたことを明かし、会場で生披露する場面も。
イベントに備えて本編を見返したという森川さんの「ウナギイヌの法事で登場したウナパカが可笑しすぎて、夜中にずっと笑ってて、眠れなかった」というコメントに対し、「いろんなバリエーションのウナギイヌがやれて楽しかった」と櫻井さん。野中さんは第1話で登場したブラックジャック役・大塚明夫さんの登場に感激し「(TVアニメを)見てたので、思わず台本にサインをもらってしまいました」と告白。全話を通して、本人役や意外な人の登場エピソードにも華が咲いた。
トークコーナーの後は朗読劇。会場である大宮ソニックシティに爆弾を仕掛けたという犯行予告を受け、バカボンファミリーと本官、レレレのおじさん、ウナギイヌらが爆弾を探すというストーリーだが、バカボンは「爆弾探すの面倒くさい」と言い出し、本官も警察官なのに観客に探させようとする始末。パパから電話がかかってきたと思いきや「間違えてスーパーアリーナに来てしまったのだ」とまさかの会場を間違えるというポンコツぷり。あらに「うんこ男子」が登場。ふつうのうんこ(CV.櫻井孝宏)は「3列の13番、こんなところから抜け出してふたりでトイレにこもろうぜ」、かたいうんこ(CV.森川智之)「待てよ、3列の13番は俺とトイレに行く。だろ?」と、いい声で爆弾ではなく、客のトイレ休憩の心配をする寸劇を繰り広げ、会場は大爆笑。最終的に爆弾が見つかったのも、爆発を解除するために「きゃりーぱみゅぱみゅ骨粗鬆症手術中(繰り返し)」という難解な早口言葉を課せられるという新たな展開に。どのキャラクターもなかなかクリアできず、最後の頼みの綱で「お客さん全員で!」という掛け声とともに、会場一体となって早口言葉を言うと、無事に爆発が解除された。
エンディングでは入野さんが「僕がバカボンを演じられるなんて奇跡みたいだと感じていて、本当にたくさんの人に見て欲しいと思っていますし、
“見てね!
”と言っていきたいと思います。古田さんも
“また、やりたい
”とおっしゃってましたし、言い続ければいつか叶うかもしれないので、皆さんも引き続き、応援を宜しくお願いします」と語り、キャスト陣の作品への大きな愛情を感じた。
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©赤塚不二夫/深夜!天才バカボン製作委員会