全七章で制作された『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。本作最終第七章「新星篇」の公開を記念して、2019年3月2日(土)に丸の内ピカデリーにて舞台挨拶が実施された。登壇者は小野大輔さん(古代進役)・桑島法子さん(森雪役)・鈴村健一さん(島大介役)・神谷浩史さん(クラウス・キーマン役)・山寺宏一さん(アベルト・デスラー役)・手塚秀彰さん(ズォーダー役)・羽原信義監督・福井晴敏氏(シリーズ構成)。また、中村繪里子さん(桐生美影役)が司会を担当した。
今回は地球、ガミラス、ガトランティスの3陣営よりキャストが参加するということで、それぞれのテーマ曲が流れる中、キャスト陣が登壇。初の舞台挨拶登壇となる手塚さんには、より多くの拍手が送られた。シリーズの最終章を迎え、感極まった羽原監督の挨拶からトークは始まり、1回目の舞台挨拶直後に楽屋で小野さんも涙をこらえていたことをバラされるという思わぬ展開。関係者試写でも涙を流したという小野さんは、「この作品を観るとなぜか涙が溢れてくる。作中で古代としてはつらいことも多くありましたが、それが全部今日で報われたのかな」と、作品へ没頭した思いを語ってくれた。
続いて「実は私も試写で泣いていました」という桑島さんは、「アフレコがない時期も『ヤマト』と共に生活している感覚がありました。それが最終章を迎えて急に寂しくなって…受け止めきれない、気持ちの整理ができない状態で試写を観ていましたが、今日みなさんの前で挨拶をしたら、これでひと区切りなんだと実感が湧いてきました」と、『ヤマト』がどれだけ大きな作品だったかを振り返った。
鈴村さんは「ずっと白色彗星にいるみたいに、本当に真っ白だったので(笑)」とアフレコ現場の様子を笑い話に変えながらも、「僕は出演していますから、内容を全部知ったうえで改めて本作を観ましたが、想像を上回る仕上がりになっていました。期待していただいて大丈夫です」と、これから観る会場のみなさんを前に太鼓判を押してくれた。
1回目の上映後舞台挨拶では、登壇する前に会場の様子が気になり扉に耳を当てて様子を伺っていたという神谷さんは、自身のキャラクターを「キーマンは当初ひとつの答えしかないキャラクターだったので、演者としては窮屈でした。その後、デスラーが登場してからは、彼の心が揺れる様を表現できるようになり、本当に毎回楽しかったです」と振り返る。
すると、それを受けた山寺さんは「ウチの甥っ子(キーマンはデスラーの甥にあたる)は話が上手だね?」と笑いを取りつつ、「最初はプレッシャーを感じていて、自分がデスラーをちゃんとやれているかということばかり気にしていたんですが、終わってみると自分のことなんかどうでもよく、とにかくこの素晴らしい作品に参加できてよかったってというのが一番です、最初の『ヤマト』から40年。これから先40年、50年、100年経った時にこの作品がみなさんにどう思われるのか、どう語り継がれていくのかも楽しみにしています」と、ヒット作だからこその楽しみを語ってくれた。
最後に手塚さんは「役者として、これだけの大作に出会うことはそうそうないんです。ズォーダーはあのキャラクターデザイン、あの顔ですから(笑)悩みながら演じてなんとか乗り切ってきました」と、演じるにあたっての苦労を語ってくれたが、第1回目の舞台挨拶では「1度といわず2度3度と観ていただいて欲しいと思います。それにはみなさんの愛が必要だ!」とズォーダーのキメ台詞を披露して入れてくれた。
そして舞台挨拶が後半に入ると、羽原監督と福井氏から本作の主人公とヒロインを務め上げた小野さんと桑島さんへ感謝の花束を贈呈。写真撮影では、どのカメラマンに目線を送ればよいか戸惑う4人に、周囲のキャストから「オフィシャルカメラはあそこです」「もうちょっと笑顔をいただいていいですか」とフォローが入り会場の笑いを誘っていた。また、全体の記念写真ではキーマン役の神谷さんがヤマト式だけでなく、ガミラス式の敬礼をするなどファンサービスも。最後はキャストを代表して小野さん、桑島さん、そして羽原監督から挨拶が行われた。
小野 感謝でいっぱいです。偉大な作品の旅路をただなぞるわけではなく、この時代に生きる僕たちの熱量、魂でこの艦(ふね)を進められたことを誇りに思っています。僕らもそうですがみなさんがヤマトクルーです。
桑島 これで終わってしまうんだなという寂しさがどうしてもあるんですが、第一章から毎回劇場に足を運んでくださったり、TV放送を観てオンタイムで感想をつぶやいてくださったりする熱い皆さんの心を受け取りながら、なんとか最後までたどり着けたような気がします。ありがとうという気持ちは伝えきれないのですが、何度も観てほしいです。
羽原 制作発表記者会見で『魂を込めます』とお伝えさせていただきましたが、もう今は何も残ってないです。すっからかんな状態です(笑)。『2199』から始まったこのリメイクシリーズは、多くの愛情がこもったシリーズになりました。それをこういった形で締めくくることができました。劇場でたくさんの人が一緒に観るのってとても大事なことだと思います。今日はライブビューイングの方々もいます。なかなかない機会だと思うので、この空気を共有していただいて、楽しんでくださるとありがたいです。
また最終章上映を記念して、ゴールデンウィーク期間にCS放送ファミリー劇場およびWOWOWにて、『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』の一挙放送が決定した。
【CS放送ファミリー劇場】
・『宇宙戦艦ヤマト2199』(全26話) 2019年4月28日(日) 8:30〜21:00
※第一話〜第四話 先行放送 2019年4月9日(火) 21:00〜22:55
・『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(全26話) 2019年4月29日(月) 8:30〜21:00
※第一話〜第四話 先行放送 2019年4月16日(火) 21:00〜22:55
【WOWOW】
・『宇宙戦艦ヤマト2199』(全七章) 2019年4月30日(火)/2019年5月1日(水) 13:00〜
※2019年4月27日(土)第一章先行無料放送
・『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』 2019年5月1日(水) 14:45
・『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』 2019年5月1日(水) 17:00〜
・『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第一章「嚆矢篇」/第二章「発進篇」 2019年5月1日(水) 19:00〜
・『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第三章「純愛篇」〜第七章「新星篇」 2019年5月2日(木) 13:00〜
🏴 イベント情報
■『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章「新星篇」 愛のヤマトークナイト 第一夜
◇日時:2019年3月14日(木) 20:30の回上映後
◇場所:新宿ピカデリー
◇登壇者:木村太一(CGディレクター)、羽原信義(監督)、福井晴敏(シリーズ構成)、MC:小林治
■『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章「新星篇」 愛のヤマトークナイト 第二夜
◇日時:2019年3月19日(火) 20:30の回上映後
◇場所:新宿ピカデリー
◇登壇者:氷川竜介(アニメ・特撮研究家)、福井晴敏(シリーズ構成)、MC:小林治
◇料金:2,200円均一
※前売券、各種ご招待券、SMT Membersクーポンはご利用いただけません
◇チケット販売:劇場サイトにて2019年3月5日(火) 24:00(2019年3月6日(水) 0:00)よりインターネット先行販売
※残席がある場合のみ、2019年3月6日(水)劇場OPEN時より劇場窓口でも販売
◇注意事項
※特別興行につき、招待券・株主券・SMT Membersクーポン・割引券などはご使用いただけません
※オンライン販売でご購入の場合は、クレジット決済またはキャリア決済のみのお支払いとなります(現金ではご購入いただけません)
※お電話でのご予約は承っておりません
※チケットの購入制限枚数はおひとり様につき5枚までとなります
※先着販売となるため、規定枚数に達し次第販売を終了させていただきます
※転売・転用目的の購入は固くお断りいたします
※ご購入後の払い戻し、座席変更は承っておりません
※全席指定席・定員入替制となります。ご鑑賞いただくには、当該上映回の座席指定券が必要です
※いかなる場合においても、途中入場はお断りさせていただきますので、ご了承ください
※登壇者は予告なく変更する場合がございます。予めご了承ください
※場内での撮影(カメラ付携帯電話を含む)および録音は固くお断りしております
撮影機材の持ち込みはご遠慮いただきますようお願いいたします
※会場内ではマスコミ各社の取材による撮影、記録撮影が行われ、テレビ・雑誌・ホームページ等にて放映・掲載される場合がございます。また、イベントの模様が後日販売されるDVD商品等に収録される場合があります。あらかじめご了承ください。お客様のこの催事における個人情報(肖像権)は、このイベントに入場されたことにより、上記に使用されるということにご同意頂けたものとさせて頂きます
※購入方法詳細につきましては、劇場サイトをご確認ください
🏴 劇場版情報
■タイトル
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章「新星篇」
■劇場上映
2019年3月1日(金)より全国35館にて期間限定劇場上映
※新宿ピカデリー/シネマサンシャイン池袋/TOHOシネマズ上野/MOVIX亀有/MOVIX昭島/横浜ブルク13/川崎チネチッタ/MOVIX橋本/TOHOシネマズ海老名/MOVIX柏の葉/京成ローザI/MOVIXさいたま/MOVIX川口/ユナイテッド・シネマわかば/MOVIXつくば/MOVIX宇都宮/MOVIX伊勢崎/イオンシネマ新潟南/MOVIX清水/MOVIX仙台/札幌シネマフロンティア/なんばパークスシネマ/大阪ステーションシティシネマ/MOVIX八尾/MOVIX京都/神戸国際松竹/イオンシネマ金沢フォーラス/ミッドランドスクエアシネマ/MOVIX三好/MOVIX倉敷/広島バルト11/イオンシネマ綾川/T・ジョイ博多/T・ジョイリバーウォーク北九州/TOHOシネマズ光の森(予定)
■ストーリー
キーマンに突きつけられた悪魔の選択。しかし
“縁
”の連なりが為す奇跡が、事態を思わぬ方向へと導く。千年にも及ぶズォーダーの絶望を断ち切る唯一の機会を前に、人々は……。最後の戦いが始まる。ガトランティスを滅ぼす力《ゴレム》を奪取するべく、都市帝国中枢へと突撃するヤマト。トランジット波動砲の閃光が都市帝国を焼き、無数の砲火がヤマトを串刺しにする。人間が人間であり続けるために──愛の戦士たちの「選択」が、いま宇宙の運命を決する。
※第七章は第二十三話〜第二十六話の計四話で構成されます
■スタッフ
製作総指揮:西ア彰司
原作:西ア義展
監督:羽原信義
シリーズ構成:福井晴敏
副監督:小林誠
キャラクターデザイン:結城信輝
ゲストキャラクター/プロップデザイン:山岡信一
メカニカルデザイン:玉盛順一朗、石津泰志
美術監督:谷岡善王
色彩設計:福谷直樹
撮影監督:堀野大輔
編集:小野寺絵美
音楽:宮川彬良、宮川泰
音響監督:吉田知弘
音響効果:西村睦弘
オリジナルサウンドエフェクト:柏原満
CGディレクター:木村太一
アニメーション制作:XEBEC
製作:宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会
■キャスト
古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
島大介:鈴村健一
真田志郎:大塚芳忠
南部康雄:赤羽根健治
相原義一:國分和人
太田健二郎:千葉優輝
徳川彦左衛門:麦人
佐渡酒造:千葉繁
西条未来:森谷里美
アナライザー:チョー
加藤三郎:細谷佳正
加藤真琴:佐藤利奈
山本玲:田中理恵
桂木透子:甲斐田裕子
斉藤始:東地宏樹
永倉志織:雨谷和砂
土方竜:楠見尚己
藤堂早紀:高垣彩陽
山南修:江原正士
沖田十三:菅生隆之
藤堂平九郎:小島敏彦
芹沢虎鉄:玄田哲章
アベルト・デスラー:山寺宏一
クラウス・キーマン:神谷浩史
ズォーダー:手塚秀彰
ガイレーン:柴田秀勝
サーベラー:甲斐田裕子
ミル:内山昂輝
テレサ:神田沙也加
🏴 Blu-ray&DVD情報
■タイトル:『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』7<最終巻>
■発売日:2019年4月26日(金)
■品番/価格:【初回限定生産Blu-ray】BCXA-1428/9,800円+税 【初回限定生産DVD】BCBA-4941/8,800円+税 【通常版Blu-ray】BCXA-1210/8,800円+税 【通常版DVD】BCBA-4823/7,800円+税
■発売・販売元:バンダイナムコアーツ
■初回限定生産特典:メカコレクション「宇宙戦艦ヤマト2202(クリアカラー)」
■共通特典・仕様
・初回特典:新規描き下ろし特製スリーブ
・特典:特製記録集
・映像特典:第六章 回生篇 ダイジェスト、PV&CM集、他予定
・音声特典:スタッフ&キャストオーディオコメンタリー
・仕様:新規描き下ろしジャケット、新規描き下ろし特製スリーブ
※仕様等は予告なく変更する場合がございます
※Blu-ray通常版の本編DiscはBlu-ray特別限定版と同一のものです
【関連リンク】
公式サイト
公式Twitter
©西ア義展/宇宙戦艦ヤマト2202製作委員会