世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔『ウエスト・サイド・ストーリー』。その日本語版が2019年11月6日(水)よりIHI ステージアラウンド東京で上演されることが決まった。2019年11月〜2020年5月の7ヶ月にわたるロングラン公演を3シーズンに分け、異なるキャストが出演。Season1では主役のトニーを宮野真守さんと蒼井翔太さん、ヒロインのマリアを北乃きいさんと笹本玲奈さん、さらにアニータを樋口麻美さんと三森すずこさんが、それぞれWキャストで演じる。
■ストーリー
舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニーと、プエルトリコ系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品。偏見、暴力の世界で生き抜いていくために恋にもがく作品であると、この作品の脚本家、アーサー・ローレンツは言う。
■Season1キャスト・スタッフコメント
◇宮野真守(トニー役/Wキャスト)
“今回、IHI ステージアラウンド東京で
“世界初演
”として上演する ということで、非常にありがたい機会をいただいたと思っています。僕はミュージカル初主演になりますし、ブロードウェイ・ミュージカルも初なので、いろんな
“初
”が目白押しなんです。プレッシャーも大きいですが、ここに居させていただける喜びを感じつつ、仲間と切磋琢磨していきたいです。僕はあのステージ(*2017〜18年に劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 月《下弦の月》をIHI ステージアラウンド東京で上演)の経験者ですが、初めてあそこに立ったときに「ある意味今までの経験が参考にならないってこういうことなのかな」と感じたんです(笑)それぐらい画期的で、まさにエンターテインメントの最先端を行っているステージです。あの劇場だからこそできることがたくさんあるので、出演者も観客のみなさんも今までに見たことのない経験ができると思います。僕にとっても大きな大きなチャレンジになります。ぜひ応援してください!
”
◇蒼井翔太(トニー役/Wキャスト)
“60年以上変わらず愛されてきて、これまで多くのみなさんが繋がれてきたこの作品に、自分としてもまた新しいエッセンスを加えられたらいいなと思います。僕は結構声が高いですが、その蒼井翔太がやるからには新しいところを少しでも出せていけたらいいですね。ステージアラウンドの舞台に立ったことがないので、どういうふうに動くのか、未知というかまだ想像できないんです。きっとお客様もただ観ているだけじゃなくて、席が動いて、キャストと一緒に作り上げているような感覚になれるんじゃないかなと思います。「ウエスト・サイド・ストーリー」の主役を演じるというのは、プレッシャーです。でも、神様からのお告げじゃないですけど、そのプレッシャーを楽しめよって言われている気がして…。僕が楽しまないと観ている方々にそれが伝わらないと思いますし、まだまだ知らないことがたくさんあるので自分の中にそれを吸収して、120%以上の演技やパフォーマンスをみなさんにお届けできたらと思っています。
”
◇北乃きい(マリア役/Wキャスト)
“初めてのミュージカルのオーディションで、自分なりにいろいろと準備したのですが、正解が見つからなくて。オーディション当日、会場の部屋の扉を開ける直前まで自信がなくて「1%の希望もないんじゃないか…」という感じでした。でも扉を開けた瞬間に「マリアは私しかいない!」って思ったんです。こんなこと初めてでした。部屋に入った時には別人みたいになっていて、もうマリアとしてそこに立っていました。そして、オーディションが終わって部屋を出た時には自分に戻っていました(笑)。そんな今までにない体験をしたので、その時の感覚を大切にして本番に挑みたいと思います。今回は「世界初」ということで演出も変わってきますが、激しいダンスも多いから演じるほうも楽しいでしょうね。今まで以上に
“歴史
”を作りそうな気がします。(演出の)デイヴィッド・セイントさん、共演者のみなさん、そしてオーケストラのみなさんと一緒に、新しい「ウエスト・サイド・ストーリー」を作っていけたらいいなと思っています。大切に時間をかけてお客様に素敵なものを届けられると思うので、ぜひ観に来てください。
”
◇笹本玲奈(マリア役/Wキャスト)
“この作品の出演が決まったと伝えたときに一番喜んでくれたのは、祖父母と両親でした。映画公開時に映画館で観ていたそうで、とても歴史の長い作品なんだなと改めて感じました。時代ごとに演出が変わり、その時代に生きる人たちの心を鷲掴みにする作品に生まれ変わることが多々あります。本作もそんなふうになればいいなと思っています。マリアは若さが溢れ初々しく活発で明るいイメージがあるので、歌って踊るシーンではお客様にニコっと笑っていただけるようなマリアになりたいです。オーディションの時のダンス審査で久しぶりにダンスシューズを履いて踊ったらすごく楽しくて。稽古や本番はもっともっと楽しいんじゃないかな、とワクワクしました。60年以上の歴史あるミュージカルの大作が、全世界で初めて、客席が360°回転する劇場で上演されるということで、私自身もすごく楽しみです。お客様も作品に入っていけるような、一緒に体感できるものになると思いますし、お年寄りの方はもちろん若い方も、ご家族揃って是非お越しください。
”
◇デイヴィッド・セイント(演出)
“過去にも「ウエスト・サイド・ストーリー」を著者のアーサー・ローレンツとともに、ブロードウェイをはじめ世界中で演出させていただいておりますが、このように革新的な方法で演出するのは初めてです。360°回転するステージアラウンドシステムにより、マンハッタンの街並みに完全に没入するような世界感を表現することができたり、様々なアワードを受賞している素晴らしいデザイナー陣のおかげで、この傑作を完全に新しい方法でステージングできます。また、大変才能溢れる日本の俳優さんたちとともに、今まで見たことのない手法で、この名作に新しい息吹を吹き込めることを大変楽しみにしております。
”
📝 公演情報
■タイトル:ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」Season1
■上演期間:2019年11月6日(水)〜2020年1月13日(月・祝)
■場所:IHI ステージアラウンド東京(東京都江東区豊洲6-4-25)
■キャスト
トニー:宮野真守/蒼井翔太(Wキャスト)
マリア:北乃きい/笹本玲奈(Wキャスト)
アニータ:樋口麻美/三森すずこ(Wキャスト)
リフ:小野田龍之介/上山竜治(Wキャスト)
ベルナルド:中河内雅貴/水田航生(Wキャスト)
ドク:小林隆
シュランク:堀部圭亮
クラプキ:吉田ウーロン太
グラッドハンド:レ・ロマネスクTOBI
The Jets&The Sharks:穴沢裕介、大村真佑、工藤広夢、小南竜平、斎藤准一郎、笹岡征矢、高原紳輔、田極翼、東間一貴、橋田康、畠山翔太、樋口祥久、前原雅樹、渡辺謙典、淺越葉菜、伊藤かの子、井上真由子、内田百合香、大泰司桃子、今野晶乃、酒井比那、鈴木さあや、田中里佳、笘篠ひとみ、矢吹世奈、山崎朱菜、脇坂美帆
■スタッフ
原案:ジェローム・ロビンス
脚本:アーサー・ローレンツ
音楽:レナード・バーンスタイン
作詞:スティーブン・ソンドハイム
初演時演出・振付:ジェローム・ロビンス
■ステージアラウンド版オリジナルスタッフ
演出:デイヴィッド・セイント
振付リステージング:フリオ・モンゲ
セットデザイン:アナ・ルイゾス
照明デザイン:ケン・ビリングトン
プロジェクションデザイン:59プロダクションズ
衣裳デザイン:リサ・ジニー
エグゼクティブ・プロデューサー:ケヴィン・マッコロム(Alchemation)、ロビン・デ・レヴィータ(Imagine Nation)、吉井久美子(John Gore Organization)
主催:TBS/ディスクガレージ/ローソンエンタテインメント/電通
後援:TBSラジオ
企画・製作:TBS
制作:ゴーチ・ブラザーズ
■料金:全席指定 15,000円(税込)/アンダー18 シート 8,500円(ステージアラウンドFC会員のみ/当日引換)/SPウィークデーナイト 14,000円
※詳細は
こちらをご確認ください
■チケット販売
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ステージアラウンドFC先行発売(抽選):2019年7月1日(月) 12:00〜2019年7月15日(月・祝) 23:59
※ご利用にはステージアラウンドFCへの会員登録が必要です(登録無料)
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一般販売:2019年8月24日(土) 12:00〜
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