2023年4月よりTOKYO MXほかにて放送開始となるTVアニメ『贄姫と獣の王』。本作の第1話・第2話先行上映会&トークショーが、2023年2月11日(土)に新宿バルト9で開催された。登壇者は花澤香菜さん(サリフィ役)・日野聡さん(レオンハート役)・貫井柚佳さん(キュク役)・藤原夏海さん(ロプス役)。
藤原さんが「威厳ある王様(レオンハート)がさらにすごい迫力でした」と語ると、花澤さんは「レオンハートは、それぞれ声を使い分けているところがあるのですが、その使い分けがすごいです」と日野さんをべた褒め。そんな日野さんは「レオンハートは爪が長いので、サリフィを抱き上げるときにすごい気を遣っているのがわかると思います」と、彼の見た目に関するトークで盛り上げた。
作品の印象について日野さんは、「素敵な言葉にあふれていると感じました」、花澤さんは「原作を読む手が止まらなくなるくらい物語に引き込まれました。サリフィ、レオンハート、アヌビスの三角関係がとてもいいんです(笑)!」と興奮気味に語った。キュクとロプスを意識した髪型で登場した貫井さんは「
“生贄
”というハードな言葉が出てきて、どんな物語なのかドキドキしましたが、サリフィの発する言葉ひとつひとつにとても心を動かされました」、藤原さんは「収録を進めていくうちに、サリフィを取り巻くキャラクターたちに変化が表れるのがわかりました」とそれぞれコメント。
お気に入りシーンやセリフについて日野さんは、「弱い心を見せるレオンハートに『弱くないよ』と言うサリフィ」、貫井さんは「白い衣装を着て『花嫁さんみたい!』とはしゃぐサリフィ」、藤原さんは「作品的に緊迫感がありますが、おちゃめなサリフィと動揺する王様のシーンなど、ギャグテイストになる場面が好きです」とそれぞれ回答。
アフレコで感じたことについては、日野さんが「レオンハートは『国の民を守るため、強くなければならない』、という使命感がすごいと思います」、花澤さんが「王様として毅然とした態度で振舞っているけど、強がっている一面もあって。『やっぱり、1人のひとなんだな』、というのが伝わります」と答えた。
サリフィとレオンハートの関係について日野さんは、「サリフィがレオンハートの心の弱さに気づいてくれたからこそ、彼女を頼ることにしたんです」と話すと、花澤さんは「2人は『心と心のイチャイチャ』をしているんですよね」と、言い得て妙な紹介。花澤さんは「ベンヌちゃんと一緒にアフレコしているときが一番笑いました」と、収録時の思い出も語った。
放送情報やキービジュアル第2弾、追加キャラクター情報も解禁。キービジュアルには登場前のキャラクターたちがたくさん描かれており、「レオンハートとはまた違った、威厳のあるキャラクターが描かれていますね」(日野)と期待感をあおった。追加キャラクターに関してはラントベルト役を畠中祐さんが務めることが発表。フェンリルとグレイプニルのビジュアルも公開された。
さらにPV第2弾も公開され、日野さんは「アフレコをすでに終えているので、改めて映像を観るといろいろと込み上げてくるものがあります」としみじみ話した。
BINによるオープニングテーマ「朔の贄」、GARNiDELiAによるエンディングテーマ「ONLY」も紹介。藤原さんは「イントロから
“胸騒ぎ
”が起こりました。どちらも世界観がぴったりな曲だと思います」と感想を語った。My Charaful Cafeで2023年3月14日(火)まで開催中のコラボカフェについても、「バレンタインをイメージしたメニューがすごくかわいいんです。注文することでもらえる、素敵なイラストのグッズにもご注目ください。また、第1弾、第2弾でメニューが変わりますので、どちらも来てくださいね!」(貫井)とアピールした。そして最後に登壇者からメッセージが送られた。
貫井柚佳(キュク役)
『相手のことを思いやりたい』と思えるような、心の奥底の痛いところ、柔らかいところに触れてくる作品で、『自分の心と向き合いたい』と思いました。いち原作ファンとして、アニメをみなさんにお届けできるのが楽しみです。また、『キュクロプ』(キュクとロプス)の2人が、いろんな場面に登場するので、こちらもご注目ください!
藤原夏海(ロプス役)
登場人物たちの言葉がしみこみ、キャラクターたちに背中を押してもらった作品で、早くみなさんに観ていただきたいです。今後登場するアミトさんやヨルムンガンドさんたちとの関係性にも注目してもらえるとうれしいです。
日野聡(レオンハート役)
キャラクターたちが発するセリフがひとつひとつ響きます。そしてサリフィとレオンハートを取りまく環境がどんどん動いていきます。4月の放送を楽しみにしていてください。
また、公式ツイッターではキュクとロプスが世界観を楽しく紹介してくれているので、そちらもよろしくお願いします。
花澤香菜(サリフィ役)
本作には素敵なセリフがたくさん出てきます。サリフィは生贄として育てられ、一度自分のことを諦めてしまいました。自分と向き合う深い時間があったからこその言動だと思いますので、演じるうえで責任感を感じます。みなさんに彼女の言葉が自然と入っていくように頑張って演じています。
📺 作品情報
🔘『贄姫と獣の王』
▶放送情報
2023年4月よりTOKYO MX、BS11にて放送開始予定
▶イントロダクション
異形の眷属の王の99番目の生贄として捧げられた少女・サリフィ。彼女は自分の運命を受け入れ、生贄の儀式へと向かう。そこで、何者も寄せ付けない、恐れられている王・レオンハートの真実を知り、サリフィは妃として迎えられることになる。
▶スタッフ
原作:「贄姫と獣の王」友藤結(白泉社・花とゆめコミックス)
監督:今千秋
シリーズ構成:水上清資
キャラクターデザイン:長谷川眞也
サブデザイン:都築裕佳子
美術監督:飯田葉月
色彩設計:舩橋美香
撮影監督:八木祐理奈
編集:仙土真希(REAL-T)
音響監督:明田川仁
音楽:KOHTA YAMAMOTO
オープニングテーマ:BIN「朔の贄」
エンディングテーマ:GARNiDELiA「ONLY」
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:J.C.STAFF
プロデュース:WOWMAX
▶キャスト
サリフィ:花澤香菜
レオンハート:日野聡
アヌビス:寺島拓篤
ヨルムンガンド:小林親弘
アミト:潘めぐみ
キュク:貫井柚佳
ロプス:藤原夏海
ベンヌ:吉野裕行
ラントベルト:畠中祐
© 友藤 結・白泉社/「贄姫と獣の王」製作委員会