2023年10月より放送開始となるTVアニメ『暴食のベルセルク』。本作のPREMIUM FAN MEETINGが2023年9月10日(日)に室町三井ホールで開催された。登壇者の逢坂良太さん(フェイト役)・東城日沙子さん(ロキシー役)・松岡美里さん(マイン役)・関根瞳さん(エリス役)。
逢坂さんは自身が演じるフェイトを「キャラクター紹介で物騒な言葉しか出てこないのですが」と自虐で会場の笑いを誘いながらも、「フェイト自身は真っ直ぐな少年です」と魅力をアピール。東城さんから「初めてメインヒロインを演じるので緊張していたのですが、逢坂さんが積極的に話しかけてくれるんです」といい座長っぷりを披露されると、照れながらも「僕は関さんと特撮ものの話しかしていないですけどね」と謙遜した。
続いての話題は、王国五大名家のひとつであるハート家の令嬢にして聖騎士のロキシーについて。ロキシーは亡くなった父に代わって当主を務め、民に慕われる人格者。フェイトのことを気にかけハート家に雇い入れる。オーディションで射止めたロキシーについて東城さんは、「出身やトップクラスのスキルに甘んじることなく、民を想っている聖人っぷりが羨ましくなります」と紹介し、アフレコの時には「ロキシーのように姿勢よくいなきゃと思って挑んでいます」という心構えを語った
もう一人のヒロインであるマインは《憤怒》の大罪スキルを持つ褐色の少女。黒剣グリードと同じ
“大罪武器
”である黒斧スロースを持っており、お金にがめつくて大食い。見た目にそぐわぬ怪力と戦闘能力を持っている点が特徴。松岡さんはマインのことを「無口なのにただならぬ強者感が漂っている」と紹介し、「お金にがめついところは一見マイナスに思えますが、大食いで食べた後にすぐ寝てしまったり、実は怪力というギャップがかわいいんです」と続けた。
3人目のヒロインであるエリスは、人を魅了して虜にする《色欲》の大罪スキルを持ち、自らを王国の守護者と名乗る謎多き美女。王国を守るため策謀をめぐらしているらしい、ミステリアスなキャラクター。エリスをを演じる関根さんは「エリスはとにかく不思議」。ミステリアスな役どころは関根としても挑戦だったそうで、アフレコ中には「エリスに飲み込まれないようにするのが大変でしたが、役づくりを悩むのが楽しかった」とアプローチ方法についても明かした。逢坂さんもその苦労を現場で感じていたようで、「監督とずっと話し合って役作りをされている姿が印象的だった」と関根さん演じるエリスに太鼓判を押した。
最後に関智一さんが演じるフェイトの相棒・黒剣グリードについて。逢坂さんは頼れる相棒・グリードに対して「前半は特にうるさいやつですね」。まだ1話のみの上映ということもあり、関さんとのアフレコ時の印象深いエピソードを振り返った。関さんとは別室での収録になっており、逢坂さんだけにヘッドフォンを通して声が聞こえるようになっていたそうで、「関さんは台本にないことばっかり喋るから大変なんですよ!」と会場の笑いを誘った。「でも僕も求められるから答えたいと思って台本にないセリフを喋りますが、アフレコ中の東城さんや他のみんなには僕らの会話は聞こえないので変な奴だと思われてるかもしれません」とちょっとした悩みも吐露。「フェイトとグリードのように役とシンクロして、勝手に一人で話していることになっているんです」と役柄との共通点も語った。
また、スキル史上主義の本作の世界観に掛けて今欲しいスキルを問われると、「男はやっぱり小声で話かけられるとドキドキするから」という理由で、「ウィスパーボイス」と答えるが、東城さんからは「なんでですか!?」と大ブーイング。すると、松岡さんは「私は普段声が大きいのでそのスキル欲しいかもしれないです!」と意外なところから擁護が飛び出した。
今度はW主題歌を務めるEverdreaMについて。逢坂からユニット名の「EとMが大文字なのはなんで?」と問われると、「EnterのEから入って、紆余曲折あってMのMemoryの思い出として終わる」という想いが込められていると解説。
そして第1話の上映が行われ、その後にマスクを身に着け黒剣・グリードを携えて逢坂さんが登場。客席に逢坂と同じようにマスクをつけている原作ファンがいたようで、お手製のグッズに興奮を抑えられない様子。東城さんも羨ましがりつつ、これから始まるEverdreaMに向けて声援を送った。
ここからはEverdreaMのスペシャルライブ。オープニングテーマ「Jekyll&Hyde」では二人が向き合う印象的な振り付けからスタートし、松岡さんがジキル、関根さんがハイドとなって二面性がテーマのロックナンバーである本楽曲をパワフルに歌い上げた。
エンディングテーマ「青の原石」は「作品の内容に寄り添った楽曲で、本編が進むにつれて歌詞の意味がわかってくる」と関根さん。バラード調ながらも力強い二人の歌声が響き渡った。
ライブパートを終えると逢坂さん・東城さんも再登壇。二人のパフォーマンスを生で見て東城さんは、「歌唱力おばけですね」と興奮冷めやらぬ様子。「私の今日の衣装が青色なので、Jekyll&Hydeの&くらいになれないですかね」と自身の仲間入りもアピール。
最後の告知コーナーでは本作がTOKYO MX・サンテレビ・BS11で2023年10月4日(水)より放送開始となること、U-NEXTで2023年10月1日(日)より地上波先行配信されることを発表。さらにメインビジュアルも解禁された。公式Xではサイン入りポスターが抽選で3名にプレゼントされるフォロー&RPキャンペーンが実施されている。
イベントは早くもエンディングに。関根さんは「EverdreaMとしてもエリスとしても世界観を楽しんでいただけるように頑張っていきますので、楽しんでもらえると嬉しいです」と深々とお辞儀。松岡さんは「今日のイベントとライブはどうでしたでしょうか!?」と問うと、会場からは大きな拍手が送られ、「収録もEverdreaMとしても楽しく歌っているので、部分も伝わっていればいいなと思います」。東城さんは「収録も毎週今回の和気藹々といいチームワークできました。10月からの放送も楽しみにしていてください」。逢坂さんは「シンプルに楽しかったで
すね!」とマスクをつけたり大剣グリードを手に持ち、自由に楽しんだ様子。「後はみなさんに楽しんでいただくだけです」と自信を覗かせつつ、「みなさんにぜひ最後まで楽しんでいただけたらと思います。本日はありがとうございました!」とイベントを締め括った。
📺 作品情報
🔘『暴食のベルセルク』
▶放送情報 NEW🌟
TOKYO MX/サンテレビ/BS11 2023年10月4日(水)より毎週水曜25:30〜
U-NEXT 2023年10月1日(日)より毎週日曜24:00〜先行配信
dアニメ 2023年10月4日(水)より毎週水曜25:30〜地上波同時配信
▶ストーリー
スキルの優劣が絶対の世界で、無能と蔑まれる少年──フェイトは最底辺の生活を強いられていた。フェイトの持つスキル《暴食》が、腹が減るだけで全く役に立たない能力だったからだ。この世界で最上位に位置する聖騎士の一族、ブレリック家に目を付けられ、何かと暴力を受け、雑用を押しつけられる毎日。唯一の救いは、同じ聖騎士にもかかわらずフェイトを見下さずに接してくれる存在、ロキシー・ハートだけであった。しかし彼女と共に、城に進入した賊を偶然にも仕留めたことで世界は一変する。敵の命を奪った瞬間、暴食スキルが発動し、相手の力が自身に流れ込んできたのだ。そう、フェイトの持つスキル《暴食》は、殺した相手から、スキル・能力を奪い取るという、とんでもない代物であった。戦う力を得たフェイトは、同じく大罪の名を冠するスキルを持った意思のある剣、《強欲》のグリードと出会い、さらに闘争の世界に足を踏み入れていく。大切な人を守るため、理不尽な世の中に抗うため、立ちはだかる敵を喰らい尽くすフェイト。こうして地べたを這いつくばるだけだった少年の運命は、急速に動き始めるのだった──。
▶スタッフ
原作:一色一凛(GCノベルズ『暴食のベルセルク〜俺だけレベルという概念を突破する〜』/マイクロマガジン社刊)
監督:柳沢テツヤ
シリーズ構成:國澤真理子
キャラクターデザイン:古澤貴文
スタジオ:ACGT
主題歌:EverdreaM(松岡美里&関根瞳)
▶キャスト
フェイト:逢坂良太
グリード:関智一
ロキシー:東城日沙子
マイン:松岡美里
エリス:関根瞳
©一色一凛/マイクロマガジン社/暴食のベルセルク製作委員会